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モーリシャスに想いを馳せる絵本

 いつもはお金を学べる絵本を紹介しているフィナンシェの会ですが、今日はモーリシャスでの座礁事故について子どもと考える絵本を紹介します。

 様々な生物が暮らす豊かな海を突然襲ったのが、船の燃料。まるで同じようなことを描いたのがこちらの絵本です。

 人間たちが動物を苦しめている様子、そして地球から逃げ出そう、というお話。実はこれ、私が幼いころに読んだものですが、今でも変わっていないな…と感じさせる描写が多いです。川や海の生き物が困っている姿は、今回のモーリシャスの生き物を連想させます。年小くらいの小さなお子さんから読むことができるので、今起きていることの説明を加えながら読み聞かせてみてはいかがでしょうか。

 次は、年長から小学校低学年向けの絵本。

 食物連鎖のお話と言うと難しそうなイメージがありますよね。こちらは、様々な例が書かれているので、そのうちのどれかに関心を持たれるお子さんが多いのではないかと思います。例えば、牛乳は牛からできていて、牛は草からできている…。こんなふうに様々な生き物がつながることを想像したくなる描写です。そして、ある生き物がいなくなると、つながっていた他の生き物はどうなるか? 現状のモーリシャスの生態系に及ぼす影響が、私たちにどうつながるのかを想像するきっかけになるのではないでしょうか。


最後は、海に関心を持った子どもに…。

 海洋学者のシルビアアールのお話。どのように海洋学者になったのか、地球の大半を占める海を研究することが、地球環境を守ることにつながる…という内容が詰め込まれています。海と共に生きる、彼女の姿勢に共感するところが多いかもしれません。

 週末、近くの図書館でご紹介した絵本をお子さんと読みながら、モーリシャスに想いを馳せていただけると嬉しいです。そして、生態系が守られることを願わずにはいられません。


 フィナンシェの会でご紹介しているお金の絵本は下記のリンクから一覧をご覧いただけます♪





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