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「エコってなんだろう」2022年の売上げの一部をスウェーデンのNPO自然保護団体に寄付しました

いつも Fikahuset(フィーカフセット)をご愛顧いただき、まことにありがとうございます。

おかげさまで、スウェーデンの紅茶とコーヒーで Fika(フィーカ)を楽しむ方がどんどん増えて嬉しい限りです。

自分の家で、おいしい紅茶やコーヒーをいただくことは、単なる日常の一コマだとしても、実はかけがえのない時間なんだなと、しみじみと感じています。

想像を絶することが世界で起きていて、何もできないもどかしさを感じながらも、本当に大切なことは何か、を痛感した一年だったように思います。

これからもたくさんの人がフィーカを通じて、大切なものが何かを考えたり、ちいさな幸せを感じられますように。


エコってなんだろう

Stranden i Nordkroken, Sweden

最近「エコってなんだろう」とふと立ち止まって考える機会が増えてきました。

リサイクルカップのこと

先日何かのドキュメンタリー番組で知った、リサイクルカップの会社の話もそのひとつ。

カフェやコンビニエンスストアなどで使用されているコーヒーの紙カップとプラスチックの蓋の廃棄量を減らすために、何度も使用してリサイクルできるカップを運用するシステムをつくりました。紙カップの代わりに、ロゴ入りでスマートなデザインのステンレス製のカップを使用できます。

「何度も使える」と聞くと、とてもエコな印象です。しかし、細かく数字をトラッキングしていくと、意外な事実が判明しました。

なんと紙カップの方がエコであることがわかったのです。

週に3回リサイクルカップを回収してトラックで輸送、洗浄・乾燥して、また輸送して補充するという一連のプロセスに、非常に多くのエネルギーが費やされていたからです。もちろん輸送の際はCO2が排出されています。

ソーラーパネルのこと

先日のニュースでは、太陽光発電のソーラーパネルの寿命と廃棄の問題について報じられていました。

寿命は約25〜30年で、廃棄するには莫大な費用と多量のエネルギーが消費されるとのこと。

さらになかなか簡単に分解処理できないので、廃棄する方法についてもいろいろチャレンジングなことが多いのです。

もちろん数字がすべてではないけれども「これって本当にエコなのかな」と疑問をもつようになる、いろいろなアスペクトから考えるのも、環境問題を考える上で、ひとつの通過地点である気がします。

小さなサポートをはじめています

私たちは「何かできること」を考えて、毎年売り上げの一部をスウェーデンの自然保護団体である、Naturskyddsförenningen(ナトゥール・フイッドゥス・フェーレニンゲン)に寄付しています。

本当に小さな小さなサポートとなりますが、できるところから少しずつやっていきたいと思っています。

The Swedish Society for Nature Conservation
Naturskyddsföreningen

小さな小さなサポートですが、毎年売り上げの一部を寄付しています

リサイクルの箱を使用しています

まことに勝手ながら、Fikahuset(フィーカフセット)は、引き続き、お届けの外箱(段ボール箱)や緩衝材について、リサイクル品を使用させていただく場合があります。

もちろん、ご注文者さまとお届け先が異なるギフト仕様の場合などは、これまでと同様に新品の段ボール箱に梱包してお届けいたします。

また、納品書の同封につきましても、2022年より行なっていません。限られた資源を大切にする観点からまず始めたいと思った次第です。ご理解のほどよろしくお願いいたします。

「まずは自分をサステナブルに」2023年のドネーション
「エコってなんだろう」2022年のドネーション
「限られた自然を大切に」2021年のドネーション
「フィーカも地球にやさしく」2020年のドネーション
「フィーカと自然」環境活動家グレタの言葉

* こちらのお話は、2022年2月22日に、スウェーデンの紅茶とコーヒーの販売 オンラインストア Fikahuset(フィーカフセット)のブログに掲載したものです。

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