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「あの人元気かな」の"あの人"が自分をつくってる

 別に会いたいわけじゃないんだけど、ふと「あの人元気かな。」と思うときがあります。ふと、ぼーっとしているときに、無意識に「あの人元気かな。」って。

 よく、xxxさんにはすごくお世話になった!とか、xxxさんとの出会いが僕の人生の転機になった!という話を聞くけれども、僕は会いたいわけじゃないけれど、ふと「あの人元気かな。」と思う人が、意外にも自分の信念や価値観を形成してるなと思うのです

 あの人、元気かなぁ。

1)営業の先輩
 わたしが退職する日まで残り1ヶ月となったある日、先輩から個室に呼び出され「実は2ヶ月後に退職するんだ。だから俺の案件を全部お前に引き継いでもらいたい。」と言われ、「実は来月で退職します。」と返答するや否や、「お前...少しは周りの迷惑を考えろよな!」と、ブーメランのような苦言を呈された先輩元気かな。

2)好き嫌いが態度にでる先生
 期末試験、カンニング防止のため生徒全員のケータイを集めた箱から誰かのケータイが鳴ってしまい、鬼の形相で鳴っている携帯を手に取り「この携帯は誰のだ!?」と問い詰めるも、お気に入りの生徒と判明した瞬間、鬼の形相が満面の笑みに一変し「気をつけような」と諭した先生、退職したと聞いたけど元気かな。

3)TACの先生
 やたら「使用収益」を連呼し、しかもそのイントネーションが独特だったTACの先生元気かな。熱血指導のおかげで私は宅建士になり、いま、借地権なるものがいかに土地を独占的に「使用収益」できる権利かということを実感し、借地権設定者としてわずかな地代を徴収しています。

 退職は周りに迷惑をかけてしまうのは当然だし、いつ誰が辞めるのかなんて分かんない。なので「お互い様」という精神でしっかりと引き継ぎはしたいものですね。

 人の好き嫌いがあるのは仕方がないけれども、教育に携わるものとして露骨に態度として出してしまうのはどうなのかな。という疑問が大学で働いた3年間で役に立ちました。

 ‥さて、今日も不動産屋としてがんばるぞい。

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