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「僕の姉ちゃん」が絶妙なのだ

私が今、毎週観ている数少ないドラマの一つが
益田ミリさん原作の
「僕の姉ちゃん」である。

“姉ちゃん” 役は、黒木華さん
“僕” 役は、杉野遥亮さん

実家での姉弟の二人暮らしと、その日常を描いている。

とにかく素朴で、淡々とした印象。
なのだけれど、本でいうところの“行間”が絶妙で、毎回目が離せないのだ。

なにより主役2人の演技が、超絶に絶妙なのである。微妙なニュアンスがたまらない。
その絶妙なやり取りに、

「ほほぅ〜」と感心したり
 一人でニンマリしたり

他にも注目していただきたいのは、姉ちゃんのファッションだ。個性的で、時に奇抜で、時に可愛く♡ 家でくつろいでいる時とのギャップも、また面白い。


そしてこのドラマ、何気に恋愛の極意について語っている気がするのだ。

私はどちらかと言うと、恋愛に翻弄されるタイプ。単純な人間なので、「好き」と思ったら「ただ好き」。
駆け引きも何もあったもんじゃない。

そんな単純バカな私が、“姉ちゃん”を見ていて思った。

こんなに冷静に、サバサバと恋愛に対処できる 女って、いるんだろうか...
...いるんだろうな
...いるのか???


そしてオススメポイント、最後は...
ドラマの終わり際(エンディング曲が終わった後)の、姉弟の何気ない問答だ。
(最初のうち、知らずに見逃していた)

その一つ、
「運命」の反対語って何だと思う?
と弟に問われた、姉ちゃんの答えが

「自由」

お〜っ!スゲ〜ッ!と
いたく感心してしまった。

深い、なんだか深いゾ...


...究極、“運命” なんて、人が勝手に創造した概念であって、本当はそんなもの無いのかもしれないなぁ...

なんて、
ふと気づくと、そんな事を考えていたのでした。物思いに耽る、秋ですねぇ


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