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Fieldism必聴新曲リスト December 2022 (Part.2)

前回の新曲特集・ライブレポはこちらから↓



 新年あけましておめでとうございます(今更)。皆様は年末年始はいかがお過ごしでしたでしょうか?自分は結局クリスマス以降大掃除や帰省で忙しすぎて総まとめ的な記事を上げることができませんでした。「今年の9枚」をはじめとした昨年の振り返りは気が向いたらやろうと思います(絶対にやるとは言ってない)。 

 Fieldismも2年目&筆者も今年で20代最後ということで、昨年よりもますます気合に満ち溢れています。

ツイッターでは先行で言及していますが、イベント主催のほうは今年は2回開催を計画しています。
・6月:「N.L.N.S」
(ポップパンク・ハードコア・エモetc.のクロスオーバーイベント)

・9月(or 10月):「Buried Alive III」
(クソデカ音圧/ローチューニングメタルコア・デスコアイベント)

noteのほうでは下記内容で週一ペースでできればいいなと思ってます。
・新曲特集(月2回)
・ライブレポ(適時、月2~3回)
・単発記事(案:好きな単音リフ集、影響を受けた音楽、好きなヘホゲ・ギャルゲetc.)
・自主企画関係(バンド紹介・レポ)

こんな感じでやっていこうと思いますので、今年も何卒ご愛顧賜りますようお願い申し上げます。

前置きはこれくらいにして、今回も行きましょう。

リストアップの条件ですが、下記2点です。
1. 12/14~12/31にフィジカル/ストリーミング/DL販売/MVのいずれかが解禁された作品(基本的により多くの人にアクセスできる手段を優先します)。
2. フルアルバム or EPのリリース時期がある程度明確にアナウンスされている作品の先行シングル、および既存楽曲のリマスターやカバー等は選出対象外。ただしアルバムのデラックス盤のみetc.に収録予定の楽曲は選出対象。


①Otus: Morgue

EP(12/14)

 東京を拠点に活動しているハードコアバンドの最新EP。EARTH CRISISをはじめとした、90's年代のハードコアのエッセンスに現代的なヘヴィさやダークさを交えたサウンドで日本のみならず海外でも広く認知されており、海外バンドの来日ツアーも幾度となくサポートしてきました。2020年にリリースされた1stアルバム ''Murk'' はタイトルの意味「暗闇・暗黒」が示す通りすべての人間の内部にある暗く醜い部分を直視し掘り下げる世界観とアグレッシブなサウンドで話題になりました。

 結成10周年を迎えた彼らがリリースした最新EP ''Morgue'' は、「自分の価値観と違う他者を排斥/否定し、共同体の中で自己を滅することで社会に適合することを強いられる」様子を「霊安室・遺体安置所」と描写・表現した作品。“縁の下の力持ち”的なサウンドではなく、ギターと同列にリフを奏でる攻撃的な弦楽器としてバキバキに鳴らされるベースや、デスメタル/スラッシュメタルの要素を取り入れたメタリックかつダークなリフワーク、そして目まぐるしくモッシュパートへと展開していく楽曲は唯一無二。結成から今までの10年間の総括にふさわしい内容になっています。

 個人的には2019年に秋葉原音楽館のオールナイトイベントで一度観た切りで中々タイミングが合わずに観れていないので、2023年は今一度そのダークな世界観を生のライブハウスで体感したいです。

②No Face No Case: Flex Fiesta

アルバム (12/16)

 チェコ・プラハを拠点に活動しているスラム/ビートダウンハードコアバンドの最新EP。世が世なら罪に問われてもおかしくないくらい人道に反したヘヴィすぎるビートダウンサウンドに乗せて、パーティー・酒・目出し棒・エアホーン・銃声etc…といった偏差値が限りなく低そうな(ほめてる)ノリノリのMVをSLAM WORLDWIDEから公開し続けており、スイスのPALEFACEと並んでその売り出し方で人気を博しています。そんな話題沸騰中のNo Face No Caseですが、ついに待望のデビューEPがリリースされました。

 レオナルド・ダ・ヴィンチの名画「最後の晩餐」を意識した悪ノリ満載のアートワークの時点でその馬鹿さ加減がわかると思いますが、楽曲もそれに劣らぬヘヴィさとサプライズに満ち溢れています。これまでのスラミングビートダウン+ニューメタル/ラップコアという軸は崩さずも、先行でMVが公開されているTr.2 ''Reality Check'' を聴けばわかる通りガバキックやブレイクビーツなどのEDMサウンドを積極的に取り入れています。そして相変わらず節々で鳴らされるエアホーン、作中で何回なったか数えようと思いましたがやめました。

 そのヘヴィすぎる型破りなサウンドとおバカなMVで話題を集めているNo Face No Case、もし日本に来るようなことがあったらVice City SlaveReVERSE BOYZあたりとツアー回ってほしいです。ビザが通るのかわかりませんが。


③The Acacia Strain: UNTENDED GRAVES

シングル (12/14)

 アメリカ・マサチューセッツ州を拠点に活動しているベテランデスコアバンドの最新シングル。現存するバンドの中でも最もヘヴィなサウンドを鳴らすバンドの一つとして知られており、20年以上のキャリアの中で幾度のメンバーチェンジを経ながらも常に獰猛かつ凶悪なサウンドは先鋭化していくばかりです。2020年にアルバム ''Slow Decay'' をリリースした際はそれぞれ ''D'' ''E'' ''C'' ''A'' ''Y''と名のついたシングルを5回に分けて先行で公開、当時パンデミックで世間が混沌に満ちていたこともあって、その独特なアプローチは彼らの暴虐的なサウンドに一種のアート性を感じさせてくれました。

 そんな陰鬱さや混沌をアーティスティックに表現した前作から2年半、最新シングル ''UNTENDED GRAVES'' も前作の世界観を踏襲した一曲。''Slow Decay'' の時もアートワークだけでは直接的な暗さが表現されていない印象で映画 ''ミッドサマー'' を彷彿とさせる潜在的な不穏さを感じさせてくれたんですが、この曲のヴィジュアライザーを見ても同じように感じました。しかしデスメタル・ハードコア・ドゥームなどを消化した、8弦ギターを駆使したヘヴィすぎるサウンドとVo. Vincent Bennettのタフなグロウルは暗黒そのもの。

 「アメリカの音楽誌Revolverの『2022年に最も期待されるアルバム』のリストに入ってたから一曲レコーディングした」と公言しているThe Acacia Strain、2023年こそはアルバムのリリースに期待です。


④Azami: Regain

シングル (12/17)

 埼玉・越谷を拠点に活動するロック/ハードコアバンドの最新シングル。2021年はボーカルがEx. SAINTZの石井純平 a.k.a. JPに交代、昨年は現体制初かつ音源としては約3年ぶりの新曲となる ''Milestone'' をリリース。MVのロケ地かた(越谷EASYGOINGをはじめ)ホームにこだわり、「時間が経過していく中で積み上げていく別れ」を儚く力強いサウンドで表した楽曲はその年のシングルでもトップクラスに気に入っていて、6月のUNMASK aLIVEが主催したONE & ONLY FESTIVALで出演した時の光景は今でも記憶に焼き付いています。

 ライブ活動に重点を置いているのか寡作な印象になっていますが、現体制2作目となる ''Regain'' は、前ボーカル三浦''九芍''詩音(現NINJA PUBLIC)が尖ったリリック・ブラストビートの爆発的なイントロと「てめえがやれよ」のシンガロングパートのくだりを聴けばわかる通り、Azamiのハードコア要素が前面に押し出された攻めの一曲。しかしAzamiの肝となる日本人ならではのキャッチーなメロディはもちろん忘れていません。ボーカルが代わっても「誰がどう聞いてもこれはAzamiだわ」と思わせるのはそれだけVo. 純平の熱源的な存在がバンドにフィットしているんだと思います。

 1/21仙台で行われる提婆達多Optimistの企画に遊びに行くんですが、ホーム&新潟バンドだらけの中で唯一首都圏勢としてAzamiが出演します。久しぶりに観るしこの曲もやってくれると思うので楽しみです。


⑤Mayfield: Cavin Fever

EP (12/16)

 カナダ・オタワを拠点に活動しているメロディックハードコアバンドの最新EP。2019年にリリースされたフルアルバム ''Careless Love'' までは、同じカナダのCounterpartsにも当てはまる思わず胸が熱くなる疾走と浮遊パートの対比や、突き抜けるように美しいクリーンボーカルメロディが泳ぎ回るドラマティックな抒情ハードコアサウンドを奏でていました。アルバムリリース後はバンドの活動を休止していたのですが、昨年からシングルをDreamboundから段階的に楽曲をリリース、そしてEPとして ''Cavin Fever''がリリースされました。

 バンドのSNSでも 「誰の期待に依存せずに自分たちのやりたいことをやった'' と意思表明した通り、最新EP ''Cavin Feber'' はよりスクリーモやポップパンクやエモなどへの傾倒が見られる意欲作。最初に公開されたTr.1 ''Right Where You Want Me'' を聴けばわかる通り、ツービートやモッシュパートや激しいシャウトなどの激情/抒情ハードコア要素は減退したものの、持ち前のメロディセンスは相変わらず。むしろ激しさだけで誤魔化しが効かない分ブラッシュアップされたんじゃないかと感じます。あとはエモトラップ要素を取り入れた最後の''Nail In The Coffin''もポイント。

 抒情ハードコアのカテゴリーから脱却して自分たちの可能性を提示したMayfield、割と国内リスナーの間では賛否両論っぽいですが筆者はアリだと思っています。


⑥Recollect The Nostalgia: Reprise

EP (12/15)

 神奈川を拠点に活動する新鋭ニュースクールハードコアバンドのデビューEP。近年若手ハードコアシーンではView From The SoyuzALSEIDなどニュースクールから影響を受けたバンドが続々と出てきておりますが、過去のキャリアがあるメンバーが多い2バンドとは違い、(メンバーのツイートから推察するに)大学のコピバンから生まれたバンドで、彗星のように突如現れてはそのハイクオリティなデビュー作で一気に話題になりました。前述の2バンドや岡山のStained、大阪のFallen Graceと並んで今後のニュースクールの期待の星。

 アートワークにEx. AFTERGLOWのKeito & ミックス/マスタリングにEmbody The Chaos/The World is CruelのTAKUMAが運営するSELF CONVICTION STUDIOと万全の体制でリリースされたデビューEP ''Reprise'' はニュースクールハードコア x 00's メタルコアを基軸に、時折激情要素や京都抒情ハードコア要素(通称''ジブリ'')を織り交ぜたハイブリッドなスタイル。キレキレの単音リフワーク・高摩擦トレモロ・モッシュグルーヴもかっこいいのはもちろんですが、Tr.3 ''Journey's End'' 中盤のビートアップ+メロディックハードコア張りの疾走パートやTr.5の表題曲の3拍子激情パートからの畳みかけはめちゃ気に入っています。

 直近のライブレポでも触れたとおりですが、先述の2/4のFallen Grace企画で初ライブを行います。筆者もこの日はBLARE FESTそっちのけで遊びに行こうと思っているので興味ある方は是非チェックしておきましょう(この日もレポ上がると思います)。


⑦WORLD END MAN: SUFFER LEADER

アルバム (12/21)

 日本を代表し、世界を驚愕させるデスメタルバンドの最新アルバム。2018年にリリースされたデビューアルバム ''USE MY KNIFE'' は残虐かつ無慈悲でブルータルなエクストリームサウンドながらも、生粋のデスメタルファン以外のリスナーにも好意的に受け取られたことで世界でも戦う彼らの実力を証明しました。昨年沖縄のメタルコア/デスコアバンドIlluminatiを大阪と東京に連れてきた際に新曲を披露したとともに2ndフルアルバムのリリースがアナウンスされていましたが、ついのそのベールが明らかになりました。

 新メンバーにBa. Hiroshi (Ex. Cyclamen / Arise in Stability) & Dr. Hitoshi (Cyclamen) を迎えた ''USE MY KNIFE'' 以来4年ぶりのリリースになる2ndアルバム ''SUFFER LEADER'' は、「ブルータルとキャッチーは両立できる」ことを証明した1枚。デスメタルらしい残虐性を残しながらも、よりフィジカルに訴えかけるような大振りなリズムワークやキャッチーさ溢れるハードコアテイストを織り交ぜたスタイルに深化。また、Vo. Kiyoのニューメタル/ヒップホップなどのバックグラウンドが伺える一面も。特に先行でMVが公開されたTr.10 ''Bone Cutter''はスラムパートを廃し日本語詞を取り入れていて驚きます。

 先日レコ発東京編を終えたばかりですが、2月には大阪編 (2/18, ReVERSE BOYZ Dr. Ajiの個人企画)と名古屋編 (2/19, HOUND企画)が、3月にはアジア最大のメタルフェスHAMMERSONICへの出演も決定しているWEM、''Nu-Deathmetal''の名は伊達ではないです。


⑧Darko US: Dethmask Pt.2

EP (12/30)

 それぞれアメリカのデスコアシーンで活躍しているSPITEのDr. Josh ''Baby J'' MillerとChelsea GrinのVo. Tom Berberの二人によるエクスペリメンタルデスコアプロジェクトの最新EP。2022年はSPITEもCGもフルアルバムをリリース(CGは二部作アルバムのため、後編が3月リリース予定)+ツアーもこなしている多忙な状況で2ndフルアルバム ''Oni'' をリリースしたばかりなんですが、わずか3カ月しかたっていない中で2nd EPのリリースがアナウンス。その活動のハイペースぶりには相変わらず目を離さずにはいられません。

 2020年にデビューした際あいさつ代わりにリリースされた ''Dethmask Pt.1''の続きとなる最新作 ''Dethmask Pt.2'' は、''Oni'' とは別ベクトルでの作風でありEDMを積極的に取り入れたことで彼らの考える「エクスペリメンタル」の基準を一気に引き上げた一作。Tr.1 ''UNMASKED'' やTr.2 ''HYBRID PROCESS'' のようなストップ&ゴーが目まぐるしく起こるDarko USお得意のデスコアスタイル、Tr.4 ''FUTURE DOOM'' のようにThe Prodigy x KoRnの織り交ぜたようなニューメタル要素を織り交ぜた楽曲は、あまりの容赦なさと情報量とサイバーパンクな雰囲気にグロテスクなSF映画を見せられてるかのようです。

 激しさ一辺倒だけではなくTr.3 ''NUMB LOCK'' やTr.5 ''BUTCHERS BLOCK'' で顔を出すドゥーミーでドラマチックなインストもポイント。最後はTr.7 ''LONE EXO'' の完全なEDM調のアウトロで締めていくところまで世界観が完成されています。


⑨HIKAGE: Before Sunrise

シングル (12/24)

 北海道・札幌を拠点に精力的に活動しているポストハードコア・オルタナティブロックバンドの4thシングル。Beartooth, While She Sleepsあたりのポストハードコア+Pay Money To My Painをはじめとする国内ラウドロックをブレンドしたサウンドは、激しくもキャッチーなボーカルメロディと哀愁を感じさせます。昨年にDr. KokiとGt. Hiroyaが脱退しましたが、Dr.はEx. sunsetinfallのIsseiが正規加入 & Gt.はEx. Winter WakesのShuyaやFrom The AbyssのYasuiなどのサポートにより、NOISEMAKERのツアーやキャリア初のワンマンをはじめ精力的にライブ活動を続けてきました。

 前作から約7~8か月のスパンを空けてリリースされた ''Before Sunrise'' は、2023年の躍進に弾みをつける一曲。HIKAGEの楽曲のベースはThe Webs We Weave時代からのバンドメイトであるVo. GENとBa. Wataruの二人が作り上げているのですが、上記の爆発的なハードコア要素と国内ラウドロック・ミクスチャーの空気を感じさせるGENの喉がちぎれんばかりのシャウトで攻めていくかと思えば、サビの美しいコーラスやテンピチェンジで緩急をつけていく展開を見せていくのは、良い意味で日本人らしいハイブリッドな音楽だと思っています。

 今年はVictim of Deception主催のフェス ''1874 FEST'' (1/29)やcoldrain主催の''BLARE FEST'' (Day2, 2/5)に出演が決定しているHIKAGE、実は未だにライブを観たことがないので今年機会があれば…と思っています。


⑩Tive: Downward Flower(三部作)

シングル (12/31)

 大阪を拠点に活動しているハードコアバンドの最新シングル。1年目にSLANTMODERN COLORAbsence of Mineなどの海外バンドとの共演を果たし、昨年は実質的なセルフタイトルEP ''恥部'' をリリース。TURNSTILECODE ORANGECANDYなどに共通する現行のハードコアバンドから影響を受けたサウンドや、独特の甲高い声質のシャウトのボーカルスタイルは一種の中毒性を感じさせます。実際のライブ(動画でしか見ておりませんが)では、花束を模したマイクを手に叫び散らかすボーカリストをはじめエネルギッシュなライブパフォーマンスも注目。

 大みそかに滑り込みでリリースされた最新シングル ''Downward Flower(三部作)'' は、日本では彼らしかやっていないんじゃないかと疑うほど独特のスタイルをこれでもかと体現した作品。長くても2分以内のショートトラックの中にハードコアのダンサブルなグルーヴ・感情をストレートに放ったようなパンキッシュでファストなスピード感、そしてオルタナティブな空気を漂わせる柔軟な表現力と緩急は唯一無二。今作でも四つ打ちパートから躁鬱的なファストなドラムまで何が飛び出してくるかわからないワクワク感を感じます。

 今月末はNo Pressure & Regulateの来日ツアー大阪編のサポートアクトを務めるTive、行けるか微妙ですが今年は一度生で観れればと思っています。

HONORABLE MENSIONS


Vamachara: From Miles Away
シングル (12/15)

 アメリカ・南カリフォルニアを拠点に活動しているメタリックハードコアバンドの最新シングル。2019年にはBLOODAXE TOURとして前述のThe Acacia Strainと一緒に日本に来た実績もあります。90'sハードコアからの影響を感じるザクザクと刻まれるメタリックなリフワークとジリジリ迫りくるモッシュパート、何よりそのダークな世界観は前述のOtusにも似通った部分があります。Otusの最新作と同じくAudiosiegeのBrad Boatrightがマスタリングを担当しているからかもしれませんが…

ナキシラベ: Life is Amazing
シングル (12/25)

 神奈川県を拠点に活動しているエモーショナルロックバンドの最新シングル。ギターロックサウンドを主軸にハードコア/メタルの影響を感じる激しいリフ/ドラムワークとVo/Gt. さすうきょう & ゆりえのツインボーカルを活かした作風が特徴です。Ba/Choたけしの脱退とともに公開された楽曲で、ヒップホップ・R&Bのフロウを取り入れた曲調と人間賛歌的なリリックはそっとリスナーの背中を押してくれます。個人的にはeteMade in Me.好きな人はこのバンドもハマると思います。



A Good Night's Sleep: Shoot Your Shot
シングル (12/29)

 東京を拠点に活動しているポップパンク/イージーコアバンドの最新シングル。デビュー作 ''Ghost'' からボーカルがTakaに代わっていますが、新体制初の作品でもあります。All Found Bright LightsWE ARE THE CHAMPION$あたりの2010年代前半の国内イージーコア全盛期を思い出させる明るくヘヴィなサウンドは聴いていて心躍ります。レコーディングにはGood GriefのVo. Yasu/hyperboi & ミックスマスタリングはSee You SmileのBa. Enomotoが手掛けていることからも期待の星として認知されつつあります。


Mors mos: HWYBYH / The Devil's Whisper
シングル (12/28)

 日本のメタルコンポーザーの最新シングル。過去には東方アレンジにも手掛けており、筆者が敬愛するSquall of Screamのコンピ ''Let's Change The World's End'' にも某「感覚を研ぎ澄ます」バンドを意識したアレンジで参加しています。同人メタルコア界ではCLOCKWORKS TRACERにも匹敵するレベルの単音リフワークやVo. yu-to (BURN WOUND) & ノスリのゲストヴォーカルには注目してもらいたいポイント。



bluestspring: To Embrace…/Resist the Fate
シングル (12/29)

 ALSEIDや前身のIRISとも親交の深いHoukago Warfareのhisaが新しく立ち上げた、韓国・ソウルのメロディックハードコアバンド。韓国の叙情ハードコアといえばPayday(現PROMPTSのVo. PKが以前いたバンドです)やEnd These Daysが思い浮かびますが、また系統が違う印象です。京都を感じる空間系アルペジオや、(前述のSELF CONVICTION STUDIOが手掛けたからか)ニュースクール感あふれるメタリックなサウンドがイケ散らかしてます。個人的にはALSEIDだけでなくCertainEmbrace The Wingsあたりとも共演してほしい。



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