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「Stay Nerd, Stay Emotional」って何だよ(哲学)

いつもお世話になっております。Ryotaです。

記念すべき一発目の記事ですが、兼ねてから自分がモットーとして掲げている「Stay Nerd, Stay Emotional」について話していきたいと思います。

語源ですが、かのAppleの前CEOであるスティーブ・ジョブズが生前スタンフォード大学の卒業式で、スピーチの締めのことばとして使われたことで話題にですがそれのもじりです。

じゃあなんで自分のモットーに掲げて、自分でどのように解釈しているのか、下記に書いていきたいと思います。

「Nerd」

 Nerdという言葉、あんまり肯定的ではないとらえ方をされてると思います。典型的な「Nerd」の例自体、「スポーツが苦手でファッションセンスがないけど、自分の好きなものに対する知識だけは人一倍、でも対人コミュニケーションは苦手で恋愛も奥手」っていう世間一般の日本人が想像する典型的な文化消費型のオタクと定義されています。(僕もそう)

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でも「自分の好きなものに対する知識だけは人一倍」の部分に着目してもらいたい。そこは肯定的にとらえる要素では?むしろ個性では?と認識してます。

「Emotional」

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言わずもがな「感情的な」「感情の」と定義されておりますが、多分それ以上その「Emotional」という言葉を掘り下げる事ってあんまりないと思います。しかし、英英辞典で調べてみるとこのように定義されています。

1. relating to your feelings or how you control them  2. making people have strong feelings  3. having strong feelings and showing them to other people, especially by crying  4. influenced by what you feel, rather than what you know 

このブログをご覧になる皆様は2.の「他者に何らかの強い感情を抱かせる」音楽を聴いている方も多いかと思います。そして3.「何らかの強い感情を抱いて他者に示すこと」に行きつくかと。自分の好きな音楽や物事って他人に薦めたくなりますよね。そういうことです。それを他者に直接見せなくとも、ツイートやブログに書き連ねていく方も多いかと。

どのようにそのモットーを行動に移しているのか

例えばSpotify, あれ便利ですよね。僕は「Discovery Weekly」(今までの再生記録をもとに、自分の嗜好に近いアーティストの楽曲をサジェストしてくれる。毎週月曜日更新)と「Release Rader」(再生記録をもとに、自分の嗜好に近いアーティストの新曲をサジェストしてくれる。毎週金曜日更新)を毎日チェックしているんですが、マイナーなバンドを知る機会がかなり増えて助かってます。

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毎週2回新たな発見、知らないバンドを知ることが出来る好奇心を満たせることが出来る。まさに「Nerd」のための機能じゃないですか。けっして有名なアーティストを知っただけで終わることがない。

あと、感想を述べるときに「このバンドの何が好きか」っていうのをしっかり理解していることを念頭に置いてます。例えばツイッター上でもよく言ってるんですが「このバンドは歌詞が葛藤しながらも前に進んでいく内容で共感が持てた」「このバンドは単音リフが精巧でかっこよくて拳やメロイックサインを掲げたくなった」etc... そうなるためには自分の知的好奇心を発揮させて、歌詞カードを読みながら曲を聞き詰めたりPVを観ることで、彼らの楽曲の意図や内容を理解しようとすることが必要だと思います。そこが足りないと「神」「エモい」「推し」「つよい」のような良く言えば便利な、悪く言えば幼稚な一言でかたずけてしまいます。人に薦めるときも「〇〇は神」っていう薦め方はしないだろうし、多分僕は勧められても「じゃあどのあたりが神なの?」って問いただしてでも教えてくれないと聞く気になりません。(僕だけかもしれませんが)

結局のところ、「Stay Nerd, Stay Emotional」とは

簡潔にいうと、「自分がバンドやその楽曲etcに関して、どう「好き」なのかじゃんじゃん共有しよう、好きなことに対して深く語れる感性豊かなオタクになろう」ってことです。曲の内容や解釈とかは考える過程が重要で行きつく結論は別に人と違っていいと思うんです。ただ、自分の「好き」をもっと深めるために、一歩踏み込んでみることが重要だと考えてます。僕の親しい友人やサークルの方々と食事に行くと音楽の話やアニメの話などいろいろ、やろうと思えば一晩中熱く語れます。それだけ自分の好きなものに対して知的好奇心をフルに発揮してるということです。

例えば僕の友人のセイガ君、彼は自分のブログで楽曲の英訳や和訳、考察などの記事を上げており、反響も増えてきてますが、ここまで彼が支持を受けているのは、「楽曲の内容に対する知的探求心が旺盛であること」に他ならないと思います。寡黙で思慮深いイメージですが、実際に会うとすごい饒舌で熱いハートの持ち主です。それでいて謙虚で紳士、年下ながらもリスペクトしております。ぜひ彼のブログもチェックしてみてください。現場主義の僕は彼みたいな記事とてもじゃないけど書けません。

長くなりましたが、今日はここまで。お読みいただきありがとうございました。




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