スラムのお母さんたちともっと仲良くなりたければ、自分の誕生日にミシュティを買ってスラムを徘徊せよ!!

こんばんは!久しぶりに自分のパスポート写真見て、自分の顔が気持ち悪すぎて驚愕してる綿貫です!

前回は、私がスラムのお母さんたちと仲良くなるために、道端で歌を歌ってたというナルシスト感満載のお話をしました。今回の話はたぶんもっとナルシスト感が増してます。。。でも、よく考えるとあれだけ人好きなバングラデシュ人とラポール(信頼関係)を形成するには、実は「ナルシスト」というのはキーワードなのかなと密かに思っています。なので、備忘録として少し体験談をお話しさせてください。

バングラデシュには、自分のお祝い事(結婚や誕生日)に幸せをおすそ分けするという意味で「ミスティ」と呼ばれる甘いお菓子を配る習慣があります。バングラ人に言わせれば「幸せな人が周りからさらにモノやお金をもらってもっと幸せになってどうするんだ」「幸せな人が周りの人に幸せを分けたらいいじゃないか!」という理屈だそうです。

さて、ミスティに関するこんな話を聞いた綿貫はこう思うのです。。

自分の誕生日にスラム中にミスティ配ればめっちゃ仲良くなれるんじゃね?

めっちゃキモいですね。。。。自分でもそう思います。

でも、調査に訪れてた時期がちょうど誕生日だったんです。。。
これ、、、、やるしかないですよね。

そこで、僕はお菓子屋さんに行ってミスティを10キロ購入しました(今思うと10キロ買ったのは失敗でした。。理由は後で。。)。

ミスティ10kgを両手にスラムを徘徊します。家を訪ねては、、

今日僕の誕生日なんです。僕の幸せ食べてください!!!!!

はいキモい。。自分キモすぎて吐きそう。。。

でも、意外だったのは、めっちゃみんな受け入れてくれたのです。男性も女性も子どもみんな。。。一瞬にして現地の人たちと打ち解けるという感覚を人生で初めて体感した日でした。

この時、綿貫は地獄を見ることを知らなかった。。。。

そう、、、ミスティで幸せをおすそ分けするというバングラデシュの習慣。
実は、このミスティ、相手に食べさせた後に自分もその人から食べさせてもらわなければならなかったのです。。。

終わった。。。俺ミスティ10キロ買ってきちゃった。。。


綿貫は腹痛と引き換えに信頼関係を手に入れた。


さて、今回はスラムのお母さんたちと仲良くなるために、ミスティを10キロ買って徘徊した話をしました。今回のキーワードは「ナルシスト」です。
日本じゃほとんど受け入れてもらえない「ナルシスト」は、バングラデシュで人間関係を築く際にはとてつもない効果を発揮します。ぜひ試してみてください。

次回、さすがにこんなふざけた話ばかりだとマズいので、まじめなお話もしていきたいと思います。

またお会いしましょう。

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