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就活前後のEQの変化(前編)

こんにちわ。理系修士課程2年次のLAWです。今回は、私が就活直前から興味を持ち始めたEQについて、就活前後で取り組んだEQテストのスコアと就活期間を通して経験したことを織り交ぜてご紹介したいと思います。前編では、EQについての基本的な知識と就活前のテストスコアについて書いていこうと思います。

EQ(Emotional Intelligence Quotient)とは

はじめに、EQについて軽く触れておきたいと思います。EQ(Emotional Intelligence Quotient)とは、日本では心の知能指数と表現されることが多い数値のことです。皆さんが聞き馴染みのある似たものとしては、IQ(Intelligence Quotient)があると思います。IQは純粋な頭の力を数値で表したものであるのに対して、EQは心の知能指数と呼ばれているように、自分と他者に対する感情(Emotion)についてを理解する力を数値的に評価したものです。

EQを構成する4つのスキル

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EQは、上の図に示したような個人の感情の把握とコントロールを行う自己認識スキル自己管理スキルの2つの個人的なスキルと他者の感情の把握と他者と良好な関係をコントロールする社会的認識スキル人間関係管理スキルの2つの社会的なスキルの計4つのスキルで構成されています。これら4つがどのようなスキルかを少し掘り下げてみましょう。

自己認識スキル

自己認識スキルとは、その瞬間の自分の心の動きを正しく把握し、自分がどのような行動をとる傾向にあるかを理解する力です。ある特定の出来事が起きた時に自分がどのような行動をよく取ってしまうかを知る力も含まれています。ここでは、自分の行動の傾向を正確に知ることが重要であるそうです。

自己管理スキル

人が行動する時に行動するか、あえて行動しないかなどを判断してどうするかを決める力が自己管理スキルです。これは心の動きを理解することによって柔軟性を保って行動をポジティブな方向に変えることができるスキルであるため、もう一方の個人的なスキルである自己認識スキルに関係するスキルです。自分の行動の傾向を正確に知りつつコントロールすることが大切である言えます。

社会的認識スキル

社会的認識スキルは、他者の感情を正確に読み取り、相手の心の中で何が起きているかを理解するスキルです。言い換えるとこの力は相手の立場になって考えることができるスキルです。自己の感情にとらわれることなく他者の視点に立つことできる人はこのスキルが高いと言えます。

人間関係管理スキル

このスキルには、これまでの自己認識、自己管理、社会的認識の3つのスキルが必要なスキルで、自分と他人の感情を理解し、それらを生かして人との関わり合いをマネジメントする力です。人間関係の管理とは、他者との絆を育むことであり、このスキルが高い人は自分が気に入らない人とでも良好な関係を育むことができます。

以上の4つのスキルがEQを構成しています。IQは先天的なものが強く向上させるのが難しいと聞きますが、IQと異なりEQは後天的に向上させることが可能です。また、IQが高い=仕事ができるという相関性はあまりなく、仕事をする上で重要なのはEQであるようです。この考え方に共感できる点として、どんな職種であれ基本的には他者とのコミュニケーションを必要とするため、自分と他者の感情を理解することで仕事を円滑に進め易くなるということがあります。つまり、EQスキルをトレーニングすることで自己管理と他者との円滑コミュニケーションにより就職、転職、昇進など様々なことにメリットを施してくれる可能性があるということです。

EQを向上させるのに参考にした本

私がEQについて理解を深めるのに使用した本としては、EQ2.0(「心の知能指数」を高める66のテクニック)です。この本で私が良いなと感じた点が2つあります。1つ目は、この本に付属しているコードを利用するとEQテスト2度Webで受けることができます。2つ目は、EQの行動に関して具体的な例と体験を記載してあることです。これにより、反面教師としてどのような行動をとった方が自分に正直であるかや他者との関係を良好に気づくことができるかを学ぶことができます。

この本に付属しているテストコードを使用して、就活前の2019年9月30日に1度目のEQテストを受験しました。

就活前のEQ

スコア評価表

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私のEQスコア

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就活前の総合EQスコアは77でした、平均より少し高い点数を取ることできましたが、詳細に注目していくと自己認識力の低さが見受けられました。

自己分析をすると物事を自分のしたいことより、こうした方が良いと思った方向に自分の気持ちに蓋をして進めることが多い性格であると思うので、自分の嫌だという負の気持ちに向き合っていなかったため自己認識のスコアが低かったと考えられます。

自己管理力においては、先を見据えて自己を律することは人並みにはでき、苦手でないためある程度のスコアを取ることができたと考えます。

社会的認識スキルと人間関係管理スキルに関しては、アルバイトの飲食店をしていたことが良いスコアに繋がったのではないかと考えました。飲食店でアルバイトをしているときにお客さんがどういった状況にあるかを常に把握すると同時に、キッチンの方の状態と社員さんの考え方も考慮してオーダを取るというような日々を過ごし、社員さんの忠告やお客さんからのクレームという形でフィードバックを受けていたので認識力の向上に繋がったのだと考えます。

終わりに

就活後に行った総合EQスコアは84でした。この期間の間で総合スコアが7も伸びていました。EQは意識するだけで本当に伸びることが経験できました。後編では、就活後のEQの詳細と総合EQスコアが7上がるまでに意識していたことや経験した出来事、SPIとの関連性について書こうと思います。ここまで読んでみて「面白かった」「関心を持てる話題だった」という方がいらっしゃれば引き続き読んでいただけると幸いです。最後まで読んで頂きありがとうございます!



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