レシラム&ゼクロムGX 〜Nの覚悟〜

お世話になっております。ふみです。
12/29(日)にバトロコ本厚木で開催されました、シティリーグS2に参加したレポートになります。
使用したデッキは、タイトルにある通り「レシラム&ゼクロムGX(以下、レシゼク)」をメインに添え、「Nの覚悟」を採用したデッキが以下になります。

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戦績としては、5戦3勝2敗(18/64位)でした。本戦出場と京都の優先権を目標にしていたため、4-1ラインが最低ラインと考えていたため、1.5歩くらい届かなかったです。

デッキ選択の経緯

CL愛知から1週間後の日程ということで、環境の大枠は変わらないと予想しました。そこでCL愛知の生放送を見ながらどのデッキを使用するかを考えていました。生放送を見ていて強そうに感じたデッキは以下の通りです。

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CL愛知から1週間で大きく環境が変わることはないと思い、これらのデッキのメインポケモンの多くやその他のポケモンを一撃で倒せるポケモンを探していました。理由としては、上記に挙げた「ルカメタザシアン」以外のデッキは、4~5ターンで対戦を終わらせる力があり、2撃で倒していては遅いと感じたためです。また、2撃で倒そうとするとマオ&スイレンでの打点調整や、入れ替えによるベンチからの呼び出しを強要されることから現実的ではないと思いました。

そこで、これらのデッキのメインポケモンの多くを一撃で倒せるポケモンを軸にしようと思いました。そこで思いついたのが「レシゼク」でした。

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レシゼクが強いと感じた部分を技ごとにまとめると以下の通りです。

上技:らいえんむそう 炎雷 

ベンチについている炎雷を3枚までトラッシュすることで「90~270」を使い分けて戦うことができる。「アルセウス&ディアルガ&パルキアGX(以下、3神」を除いて環境にいる多くのポケモンをワンパンすることができるダメージを有しています。

GX技:クロスブレイクGX 炎炎雷雷+ 

基本的には、「Nの覚悟」を使った上で使用します。環境にいるデッキの多くが「デデンネGX」を使用していることから、「デデンネGX」+1枚でサイドを3~4枚取ることができるカードです。ベンチ呼び出しが難しいため、高打点のベンチ狙撃は強いと感じました。

各カードの採用理由

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冒頭でも載せましたが、再掲しておきます。

●ポケモン:14枚

・レシラム&ゼクロムGX:

強いと思った点は上で振れたので割愛。デッキのメインアタッカーであるため、サイド落ちケアで3枚。

・デデンネGX:

このデッキのサポートは、エネルギーを付けることをメインとしているため、ドローが補足なりやすいです。そのためデデンネGXの特性で手札補充をしていきます。2枚使うことが多いためサイド落ちやデデンネGXスタートを考慮して3枚。

・暁ネクロズマGX:

風船と組み合わせることで逃げ0となり、入れ替えを能動的に行えるようにできる、このデッキの潤滑油的なカード。駆け抜けていくようなデッキは、アブソルを置く余裕がないと思ったので迷わず採用しました。

・コータスV:

3神の「アルティメットレイ+30(180)」を耐えれるサブアタッカーとして採用。状況に応じて上下の技を打ち分けることができ、鋼に弱点を突くことができるのが非常に強いです。また、対策が難しかった「タチフサグマ」を1枚で見れることから採用。

・ヤレーユタン

Nの覚悟でエネルギーを確定で1枚ヒットさせたり、デデンネGXで巻き込みたくないカード戻したり、役割が多すぎて過労死してるカード。その時々で選択肢が変わるので難しいカードでした。1枚はベンチに置きたいので、2枚の採用。

・カプ・コケコ♢

雷エネを2枚加速できるカード。こいつがどこにいるかで選択肢が変わってくるので、できるだけ初手の2枚目のポケモンとして来てほしいカード。

・ミュウ

このデッキのキーカード。相手の狙撃からデデンネGXを守る仕事や相手のHP280以上のポケモンに3点載せる仕事、呪いのお札絡めて相手のポケモンを倒す仕事などなくてはならないカードです。初手でこいつスタートできるとすごく楽です。お相手のミュウを「サイコパワー」+「呪いのお札」で倒せると勝てるデッキが増えます。

・ミミッキュ

「ミュウツー&ミュウGX(以下、MM)」が流行りすぎていたためやむなく採用。隠密フードの採用が増えるのであれば抜く。何かでダメカンをばらまいてる時は、テンポ的に遅れてる気もするので相性がいいとは言えませんでした。

・フィオネ

「タチフサグマ」や「モルペコV」などのデッキを相手にするときに内と勝てないと感じたので採用。コータスVなどで削ったポケモンとデデンネGXを「クロスブレイクGX+」で落とすときにも使います。

●グッズ:16枚

ボール(クイック4枚、プレシャス3枚、フレンド1枚、ミストレ1枚)

フレンドボールについては、5枚目のクイックボール。相手に依存するカードではあるが、4枚目のプレシャスボールよりも触れる範囲が広いので「炎雷水竜超無」の6タイプのポケモンを採用していることから採用しました。鋼タイプも採用できると環境的には使いやすくなると思います。

ミストレについては、クイックボールで優先的に触れたいカードではないが、なるべく早くベンチに置きたいカードに触るために採用しました(5.5枚目のクイックボール的な立ち位置)。触れる範囲が他のカードに比べると狭いためなくてもよかったかもしれません。

道具(風船2枚、お守り1枚、ハチマキ1枚、お札1枚、カバン2枚)

冒険のカバンから5枚の道具を状況ごとに使い分けます。1枚目のレシゼク(らいえんむそう)はハチマキ、2枚目のレシゼク(クロスブレイクGX+)にはお守りを付けるのが理想です。ミュウでの調整が難しいと感じたため、前日にハチマキを1枚採用しました。

●サポート:8枚

溶接工4枚とNの覚悟4枚

序盤は溶接工でエネルギーを付けるのが理想ですが、場合によってNの覚悟を使います。どちらもエネルギーを付けるためのカードとして採用しました。

●スタジアム:3枚

巨大なカマド2枚とトキワの森1枚

溶接工を強く使うために巨大なカマド2枚採用しました。無人発電所で完全に止まるデッキだったため、3枚目のスタジアムが欲しくなりトキワの森を1枚採用しました。エネルギーの枚数が偏っているため結果的に入れてよかったです。

●エネルギー:19枚

基本炎エネルギー12枚、基本雷エネルギー7枚

コータスVを採用していることから炎の枚数を多くしました。雷については、カプ・コケコ♢から再利用が可能なことから気持ち少な目です。 Nの覚悟を使うなら18~20枚くらいのエネルギーが必要だと思いました。

不採用となったカード

①サブアタッカー:バクガメス、カプ・コケコV、ヒードランGX

Nの覚悟から青天井に繋がるためバクガメスが第一候補でした。しかし、バクガメスのエネ要求値が高いことと、使いどころが難しいことから見送りました。

カプ・コケコVに関しても「アルティメットレイ+30(180)」を耐えることから一定の条件を満たしていましたが、エネルギーの供給が難しいことや「エレキパワー」不採用による打点不足を考え見送りました。

ヒードランGXもギリギリ「アルティメットレイ+30(180)」耐えることができるため、初期に採用していました。しかし、「げんきのハチマキ」を採用されると落とされてしまうため不採用としました。「暁ネクロズマ+風船」とも相性がいいので最後まで悩みました。

②道具:ビーストリング、タッグスイッチ

・ビーストリング

暁ネクロズマGXを入れ替え手段のために採用するのは勿体無いと感じたため、ビーストリングで奇襲をするのが強いと思いました。実際に入れて運用していた時期もありますが、Nの覚悟やデデンネGXでトラッシュするケースが目立ったので不採用としました。

・タッグスイッチ

Nの覚悟が上振れるとレシゼクにエネが付き過ぎます。付き過ぎたエネを別のポケモンに付け替えるために採用を考えました。不採用の理由は、ビーストリングと同様です。

③スタジアム:フラダリラボ

大きなお守りや鋼鉄のフライパンが厄介だと感じたため欲しい場面が多かったですが、こちらも道具に依存している部分が強かったので断念しました。

当日のマッチアップ

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当日のマッチアップの簡易メモは画像の通りです。

1戦目:炎MM 勝ち(6-3) 先行

レシラム&リザードンGX(以下、レシリザ)スタートだったため、炎MMorレシリザだと考えました。お守りがなければレシゼクでワンパンできるので有利対面。お守りが入っている可能性を加味して、エネトラッシュでテンポロスを狙えるコータスVの準備も行いました。

お相手がデデンネGXからサポートを使わずに番が戻ってきたので、ドロサポが薄いと想定しました。しかし、こちらもNの覚悟が当たらず殴りだしが3ターン目からに。(相手が2ターン止まっていなかったら怪しかった。)

3ターン目でレシリザを倒せましたが、MMで「メガミミロップ&プリン(以下、ロプリン)」のGX技で眠らされ、テンポロスされ、前のレシゼクが落とされました(ついでに大きなお守り付けられてレシゼクで倒せなく位状況に)。その後、ミュウをバトル場に出しましたがエネを引けず、ミュウを逃がせず危うく負けかけました。なんとか猿知恵でエネ引いてNの覚悟でデデンネGX2枚倒して勝ちました。エネをどこにつけるかなどプレイングに難がありました。


2戦目:ルカメタザシアン 負け(3-6) 先行

ザシアンスタート(だったはず)だったため、コータスVを絡めようと思いましたが、サイド落ち。ルカメタor3神はいるだろうと考えたので難しい対戦になると思いました。ただでさえ難しい対戦になる中でデデンネから次に繋がらずより難しい展開に。お相手も2ターン不撓の剣を宣言するなど遅そうなイメージでした。その間にジラーチやガラルニャースなどの小さいやつを倒しましたが、コータスVの回収ができず。

こちらがもたついているうちにルカメタにフルメタルフォールGXを打たれメインである、ルカメタやザシアンを倒すのに320や280を強要される形に。

こちらのドローが細いことも重なりレシゼクを2枚倒され負けました。黄昏ネクロズマを失念しており、ミュウをベンチに置かなかったのも1つ敗因だったと思います。

3戦目:エンブオー+炎GX 勝ち(6-0) 先行

マリガンで「炎エネ、不思議な飴、マオ&スイレン、すごいきずぐすり」が見えましたが、2進化の炎ということ以外わからず。想定したのは、リザードン、エースバーンなどでした。対非GXはワンテンポ遅れると危険だとわかっていたので、難しい試合になると想定しました。

蓋を開けみるとズガドーンGXスタート。こちらは風船暁ネクロズマGXの用意やカプ・コケコ♢の用意、エネ付きレシゼクの用意など盤石な形。

ブルー型でエンブオーの特性を使用してエネルギーを付けるデッキだったようです。こちらの準備が万全であったこともあり、ズガドーンGX、レシリザ、エンブオーと倒して勝ち。レシリザ倒す際に猿知恵で溶接工引いたのが強すぎました。

4戦目:超MM 負け(3-6) 確か後攻

お相手、オロヨノスタートだったため超MMだろうと想定しました。イカを出して前にエネを貼って番が回ってきました。

超MMの場合は、ラティオスのタッグパージなどがめんどうであるためコータスVが必要だと思いました。手札にレシゼク、プレシャスとクイック、Nの覚悟とかがあったと思います。プレシャスでデデンネ、クイックでコータスを回収しました。この時にデッキの中には「カプ・コケコ♢」があることを確認しました。ここで、「デデンネを使ってから何かに繋がる」か「Nの覚悟を使い、デデンネを使う」のどちらかが選択肢で前者を選びました。しかし、引いてきたのは「Nの覚悟とエネルギー5枚」でした。結果論プレイミスです。前者を選択した理由としては、「カプ・コケコ♢」が未回収であったため、序盤でロストすると後半で苦しくなり、積極的にNの覚悟を使用するプレイができませんでした。

結果的にデデンネから手札がエネばかりになり、殴りだしが遅れたこと、オロヨノのナイトウォッチャーで手札をさらに細くされてしまい、そのまま殴り負けてしました。「Nの覚悟」を使用するデッキで序盤に「Nの覚悟」を使用する覚悟がまだまだ足りなかったと反省する試合でした。(既に1敗してる時点で上振れ狙いで積極的に使うべきでした。)

5戦目:たけるとうきリザードン 勝ち(6-5)先行

マリガンでリザードンが見えたことと4戦目で隣の卓にいた方だったため、難しい対戦になると思いました。(理由は3戦目と同様)

いざ、対戦が始まるとミュウでばらまく苦しい対戦でした。主にばらまいた先がお相手の「ミュウ」と「オドリドリGX」です。ミュウに3点と「島巡りの証」が付くと厄介なオドリドリGXに7点置きました。(3ターンかけてる時点でだいぶ苦しいです。)計7点置く間にお相手にお守り付きレシゼクにミュウで3点置かれ、リザードンに1枚目を落とされサイド3枚先行されてしまいました。どうにか相手に「3-1-1-1」か「3-1-2」のような取らせ方を強要しないといけなかったため、「ミュウ+お札」や「コータスV」、「ミミッキュ」などでダメージを調整しながらサイドを4枚取ることができました。しかし、ミミッキュの特性ロックが解除されオドリドリやメイなどで4エネ付いたヒトカゲが完成してしまい、負けを覚悟しました。しかし、飴が引けずに番が戻ってきたのエネが付いたヒトカゲを「クロスブレイクGX」で倒してアタッカーを枯らしてなんとか勝ちました。運にも左右されたのでもう1度やったら勝てるか怪しいです。

以上が当日の対戦についての概要になります。

上位卓には、ルカメタザシアンや超MMといったデッキが多かった印象です。レシゼクでは、「ルカメタザシアン」への勝ち過ぎが薄いと思ってはいましたが、掲げた目標を達成するのであれば何かしら対策が必要だったと反省しています。

まとめ

今回使ったレシゼクについては、シティ当日の1週間前から準備を進めましたが、よく手に馴染むデッキでした。やや上振れ狙いに見えるデッキでしたが、最低1敗は許されるシティリーグで使う分にはこれくらいのデッキで問題なかったと思っています。

また、環境的に強いと思っていたデッキの大雑把な予想が当たっていたと思います。27日に新規の「ガラルニャース」が登場しなければ、もう少しルカメタザシアンが減ったと思っています。

CL愛知から1週間で環境に大きく影響するカードが収録されるのは、流石に読めないです...

ここまで、読んで頂きありがとうございました。

レシゼクが好きな方、高火力のデッキが好きな方は一度試して頂ければと思います。

以上、今後ともよろしくお願いいたします。

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