9/6 7MEN侍 MASSARA 夜公演

心優しき相互さんのおかげで行けることになったMASSARA…!
現代劇はあまりにも久しぶりだったのでドキドキわくわくでした☺️

今回は事前情報はほぼ入れず行ったので登場人物はもとより、あらすじも分からないまま行きました。

なるべく時系列に沿って気になったところ書き留めておきます。

話のキーポイントは「色」と「カメラ」のよう。

まず最初幕が開いてバーンと登場した時のさむらいたちはあまりにも大きくて感動した…

歌って踊っておおよそどんな流れで話が進んでいくのかセリフを交えながらナレーションのように入っていってる感じ。
Xにも書いたけど、段から降りて平で踊ってる時の大光の真後ろからセンターで踊ってる子は気になりすぎた…
他のジュニアよりも小柄なのにさむらいたちに引けを取らない存在感…!
彼は大物になりそう…😎✨

話を戻して、ばなさん演じるケイが「僕の世界には色がない」と言うセリフで彼が色盲なんだというのを知った。だから、モノクロカメラに映る世界はみんなと同じように見えてる世界で嬉しいんだと。彼は、人と同じでないことにすごく劣等感を抱いているんだなと私は感じた。

主にケイが入院している病室でカメラに撮った写真を元に話が進んでいく感じだったんだけど、それぞれが演じる人物にそれぞれ事情があって。それを1人ずつ追っていく感じ。

この時病室に飾ってあるお花は真っ白なお花。

琳寧のシーン、パルクールみたいなの本当にすごかった😳
琳寧に渡したお花は黄色のお花。

嶺亜くん&こんぴのシーン、鏡がすごく綺麗だったのとデスクと椅子でちょこまか動くみんなが可愛かった。

大光のシーン、影絵なのか映像なのかは分からなかったけど面白かったなぁ
コーヒー持ってるんだけど、結構な頻度で真っ逆さまになってたのは地味に気になった😂
公園、コーヒーまみれやないかい笑
結構匂うで?!笑笑

この時、嶺亜くんは赤いブランコ。
大光は緑の缶、ビン、紙パックの飲み物。

克樹のシーン、親の言いなりになってがんじがらめになっているカズト。自分のこと見てるみたいでちょい苦しかった。
克樹のピアノソロからコンテンポラリーからのバンドに移行。
克樹だけ、完全に見入っちゃってキーとなる色が何色だったのか覚えてない…
もしかしたらなかったのかもしれない…

この克樹のシーンの前に、こんぴがバンドやろうぜって言ってみんなで放課後練習するっていうシーンがあったんだけど、その時のギターは白かった。

こんぴ、ボーカルの文化祭バンド。
嶺亜くんギター。
ちなみにこの時の楽器は皆色が入ってた。
私これ音響の影響なのか分からなかったんだけど、いつもより大光がシンバルをうるさく鳴らしてる気がして高校生感満載だった。(学生バンドは基本ドラムうるさい…笑)
こんぴは青いチラシ。

病室のシーンと回想シーンを行ったり来たりする感じで話が進んでいくんだけど、回想シーンから病室へ戻ると色のあるものが病室に増えていくの。

で、最後がばなさんのシーン。
ばなさんは白。
矢花黎は完全に役者だった。
大光とか嶺亜くんとかはちょっと言葉尻に大光っぽさとか嶺亜くんっぽさを感じるんだけど、目線の配り方、声のトーン、立ち姿、言葉尻全てがケイだった。
凄すぎて、純粋にもっとお芝居してるところを観たくなった。

ここから最後まで一気にぶわーっと駆け抜けたんだけど、最後、何もない真っ白なステージで踊って歌ってるのあまりにも信頼されてるなぁって。
あれで画が持つってすごいよね。

終わり方がすごく綺麗で。
色んな色のインクを握って真っ白な衣装に塗ったり、真っ白なセットを塗ったりしていくんだけど、その日見たその公演でしか見られない終わり方だから儚いんだけど、それがまた美しかった。
紙吹雪が最後だけカラフルになるのも粋だったな。

ここから先は完全に私の解釈だけど、ケイはたぶん色盲だけじゃなくて心の色もなかったんだと思う。
お見舞いにカズトは梨を持ってきてた。
梨は愛情や友情を意味する。
私の記憶する限りカズトは色のあるものを持ってなかった(あったらごめん)のでそれを前提に話を進めると、カズトは色は見えるけど誰にも理解されない苦しみを抱えているという点で、心に色がなかったんだと思うし、ケイよりだったのかなと思う。だからこそ、まっさらだから何色にもなれる。何者でもないんじゃなくて何者にでもなれるという思考に至ったんじゃないかな。

きっとケイは、まっさらになってしまった自分が怖くて色が見たくて、みんなと同じになりたくて飛び降りたんだよね。
「俺ってかまってちゃんだよね」って何度も言っていたあたり、甘え方が分からないような印象も受けた。

登場人物6人が、それぞれに他人に見えない部分で苦しい思いをしたり悲しい思いをしたりしてる。それでも、自分らしく生きるとは何なのかを問われているような気がした。



全体を通して、たぶん痺愛と痺愛じゃない人とで感想がまた変わりそうだなぁと思いました。
今回当て書きということで痺愛的には、脚本家さん演出家さんは本当によく7MEN侍をリサーチしてくださって感動しました。
話の中心にばなさんを持ってきたあたりが、まさに7MEN侍とリンクしているなぁと。
非常に愛のある、そして愛を感じた作品でした。

忙しかったり大変だったりすることも多いと思うし、私たちにはそれを見せられないだろうから、「大丈夫じゃないのに大丈夫なフリするな」とタカが言っていたように、メンバー同士支え合って欲しいなと思いました。

ということで、私とさむらいの夏は無事完走!
オーラス&大千穐楽まで怪我なく無事に終わりますように…✨✨

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