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X-pro2からS5ⅱX

フジのX-pro2を手放す事にした。

数日前まではそのつもりは全く無く、ランニングコストが掛かりすぎて、経済的にきつく、ニコンのフィルム機であるFM3aとレンズ数本を売却を進めていた。
本当はフィルムで丁寧に撮りたいし手元に置いておきたいと思ったけれど、使わなければ・・・使えなければ意味は無いと思うという性分なので売る事にしたのだ。

それにしても最新のデジタルカメラは高い・・・僕にとっては。

10年近く前までの5年間位は買える範囲でマウント乗り換えたり、僕にとっては高いレンズだったり、”しょっちゅう”入れ替えていたが、カメラ熱はとうに冷め、一時はまっていた”沼”からは完全に抜けて出ていたから、この数年のカメラ事情は詳しくない。

フラフラ彷徨っていた頃のカメラはコンデジから一眼まで含めると覚えてる限りこんな感じ・・・今にして思うのはカメラを変えれば気に入った写真が撮れると思っていたんだと思う・・・本当に散財したと思う。
オリンパスEM5、ニコンDf、D750、FM3a、フジXT-1、XT-2、X100T、X-pro2,リコーGRD1,2,4,GR3、パナLX100(1回売ってまた買い直した)、パナGX7MK2、オールドレンズ10数本、ツアイスプラナー数本、ライカX1、typ109、ライカT(このカメラは頂いた)、ニコンW300、他にも忘れた機種、レンズが幾つかetc
*時系列はすっかり忘れてしまったので、正式な機種名やレンズ名はいい加減です。

で、現在、手元にあるのはライカT(これは頂き物なので手放さない)、X-pro2、ニコンFm3a、リコーGR3、ニコンw300とレンズが幾つかだ。

この中で圧倒的に稼働率が高いのはGR3、これは余程の事が無い限りまだまだ使うつもり。
次に必須なのはw300。僕は海水に浸かって釣り(フライフィッシング)をするのでこれじゃ無いとどうにもならないのです。

フィルム機は冒頭に書いた通り、使いたいけれど、使えないから手放す。
でX-pro2はたまに”素敵なカメラでスナップ写真を撮ろう”と思った時に持ち出すカメラ。

しかしです・・・

スナップに関しては圧倒的にGR3なんですね、僕の場合。
X-pro2は外観は素敵だし、富士フィルムの色は好みなので気に入っているのだけど、X-pro2でさえでかくて重くて、持って歩くのは煩わしくなり、気が付くと防湿庫の番人になってました。
Xpro-2に小さいレンズだけの運用でGR3を所有してなかったら、もっと持ちだしてたかもしれないけれど・・・。

それでもまだ使うつもりで、今回はフィルム機だけ売却の予定だったのですが、某カメラ店で何気にX-pro2の下取り価格を調べたら想像を遙かに超えて、値段が付く事にとても驚きました。
合わせてXFシリーズのレンズ3本の下取り価格も調べたら、そこそこまとまった金額になる事が分かり、下取り価格で買えそうなカメラを探している自分が居ました。

何本か有るオールドレンズをアダプターを介してライカTに使ってる事も有り、Lマウントに興味がありました。
そこで気になったのはシグマのfpl・・・しかし、レンズを足すと予算オーバーだし、小さい筐体はGR3だけで良く、そもそもX-pro2を使ってないからこう言う話になったのでシグマfplはとても・・・とても気になるけれどX-pro2の二の舞になりそうなのでリストから早々に外しました。
ライカ・・・こちらは予算で無理!欲しいけど。

で唐突に上がってきたのがパナのS9とS5ⅱだった。
一応、予算的にソニーα7ⅲとニコンZ6ⅱも候補に上がった。
あとは予算は超えてるけどフジのXT-4、XT-5も・・・。

このあたりで再度、今回カメラを売却する理由と新たに導入する理由を思い返した。
スナップはGR3だけ良し。(そもそもスナップ中心のカメラ趣味)
ライカTは大切な頂き物だし・・・使いづらいけど、この塊感はとても素敵。で、”安い(僕にとっては十分高価)”Tとは言え、独特の絵をたたき出してくれるので大切に使う。
釣りには海水に浸けても記録を残せるW300が必須。
FM3aとX-pro2は・・・次のオーナーに使ってもらいたいと思った。
こうしてFM3aとX-pro2は売却することを決めた。

3日ほどネット上を彷徨い、YouTubeを観まくり、作例を観まくり、ブログを見まくり、量販店のカメラコーナーで候補の機種を実際に観て、次のカメラが決まった。

パナのS5ⅱXだ。

自分でもここに行くとは全く想像してなかった。
決めた理由は以下の通り。
パナソニックの出す色(これはLX100を使っていた時にとても気に入っていた)
スナップとかはGR3に任せ、もう少し構えて撮りたい時用のカメラを使いたいと思ったから。
わりと新しい機種である事。
価格(キットレンズ付きのお買い得感)。下取り価格で買えて、お釣りが数万返ってくる。
ボディーの色・・・真っ黒、これにやられた。
正直、動画はほぼ撮った事がないので、スチルだけなら無印が更に安くて十分なのだけど、これを所有したら、動画も撮る新しい自分を見つけられるかもと思うになった次第です。
ま、そうは言っても動画云々は後付けでやっぱり”色”だけど。
それから何気にX付きの方が下取り価格が高いんですね。

で、一応観てきたソニーとニコンはレンズ資産が無いし、やはり上位の機種がとても魅力的でそれが買えるなら、個人的には昔Dfを所有していた時の写真が今観てもやはりとても良い感じで余裕が有ったら、上位機種のニコンが欲しいけれど、今はカメラに割くものは少なくしたいので、その落とし所がパナのS5ⅱXとなったわけです。

結局、どのカメラを買っても”持ち出さなければ意味は無い”と僕は思っていて、且つ気に入った色と光が醸し出される写真を撮れるならスマホでも良いと思っているので今回のもの選びに至りました。
余談だけど、海で腰まで浸かり、フライロッドを振り、魚を釣り、海水まみれのニコンの防水コンデジで撮る写真が僕が他に所有している高価なカメラより凄まじく良い絵をたたき出します。
結局、写真てそう言う事なんだろうなっていうのを思い知らされる瞬間でもあります。

あんまりこう言う買い換えって無いと思うので、個人的記録としても文章にしておきたく書いてみました。
*魚の写真はleicaTにて

#S5IIX #lumix #xpro2 #gr3