情けは人のためならずinスリランカ
スリランカ最後の話で、この話の続きです
一人旅で色々緊張&疲労してたんですね。実は毎日、3〜4時間寝てたらいい方だった。スリランカで購入したアダプタとケーブルが粗悪品で、一応、機能はしているものの、充電が全然進まない
女一人旅ができているのも、スマホがあってこそ
電子機器の充電がなくなったら、それは死を意味する
Google Mapsだけではなく、唯一機能していたwiseカードに入金や両替するのもアプリなんで、お金回りも困るんです。現金なかったらスリランカは何もできない
なので、毎晩、1〜2時間おきに目が覚めては充電をチェックし、25%から25%みたいな表示を見て焦り…
でも、興奮してアドレナリンが出まくっているため、睡眠不足にもかかわらず、頭痛などもなく絶好調のつもりだったんです。全然だった。曜日すらわかってない。初めてノーショーしてしまった…
あわててBooking.comで空港近くの宿を探して、評価が9.1だったので、そこに予約しました
したんですが!!
そこは民宿みたいなところで、一軒家の2階を少しリノベして貸してますよ、程度のところ
最初、場所はわからないし、サンダルウッドがいろんな人に聞いてくれてやっと辿り着いたものの、ただの一軒家な上に門が閉まっている
やっと出てきたお母さんが「え?予約?入ってないけど??」と言い出す
あー、ついさっき予約入れたのね!Booking.comにまだ反映されてないし、今日は予約ないと思ってみてなかった、と
とりあえず泊まれることになったので、お部屋に入って一息ついて、隣のレストランでそうおいしくもない焼き飯を食べて一息ついた
そこで、新たな問題が頭に浮かびました
さっき、サンダルウッドに現金で支払ったから現金がない…
ここ絶対、現金払いでしょ…
「クレカ払いできないよね??」「Yeeeees, cash ONLY!!」
「近所にATMあったらすぐおろします」「空港にしかないよ」
でもうちの夫が空港職員なの!
「じゃあ明日、空港で旦那さんに渡し…」「でも明日は休みなの!」
ええええ、詰んだ…
「同じドライバーが明日、迎えにくるからその人に渡すから届けてもらってもいい?」「今日会ったばっかりの人信頼できないでしょ??」
そうですよね、ごもっとも…
部屋に戻って、とりあえずシャワー浴びてから考え直そうとしたら、シャワーにカエルがいました。一人でひと騒ぎしてから、どうしようかと再度相談しにいったら…
「もう遅いし、明日の朝、考えよう」
明日の朝、考えよう!!!!!!
わたしはいいけど、そちらはお金をもらう立場。そんなことでいいんですか???
まあいいんだろう、行きのUberも高速代払ってくれたし、最悪、ただで泊まれるかもしれん…
さて、翌朝
wiseカードから送金できるかもと思って試したけど、そう単純ではありませんでした。ドルで送金できたら、ありがたがられて結果、良客になると思ったけど、無理だった…
結局、お母さんが「ドライバーに渡してくれたらいいわ」と言い出して、え?となったのだけど、サンダルウッドが迎えにきて、「僕が立て替えるから、空港のATMでお金おろして僕にちょうだい」という素晴らしい解決策を提示してくれて、私は無事に宿代を払えました
明日の朝考えるって素敵
これまで色々気に病んで夜も眠れないタイプだったのだけど、この日からわたしはマインドセットが変わって、全ての問題は明日の朝考えることにしました
旅の後からよく眠れています笑
さて、サンダルウッドは「空港まで近いから、これはただで良い」と言い出した
それはダメでしょう!
めちゃくちゃよくしてくれたので、値切って見つけたドライバーだったけどわたしはチップを弾んで(というか残りのお札を全部あげただけだが)、バイバイした
あれ?結局、値切ったことになってないし、それ以上払ってる笑
でも、チップとはこうであるべし
わたしは輪廻転生を信じてませんが、敬虔なヒンズー教徒のサンダルウッドは「life by life。いいことしてたら次の人生が良くなる」と言ってました
人に優しくするのはいいこと。情けは人のためならず
英語や教育、それから旅に関するあれこれを書いてます。皆さんの価値が英語を通して世界に広まるお手伝いをしています。