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ギョーザ リニューアル品開発の裏側

先日ギョーザのリニューアル品を発表させて頂きましたが、開発の裏話を少しご紹介させてください。

フライパンが集まり始めた7月、この頃からギョーザ改訂品への検証はスタートしていました。

初期は、とにかくギョーザを焼いてみることに専念。noteに記した通り、焼いては洗ってを繰り返し、一日中コンロとシンクを行ったり来たり。。。

その過程で、フライパンには表面のキズや剥がれ、焦げの付着などが見受けられました。しかし、中には洗うことで焼き状態が改善するものもあり、焦げを取り除くことで一部改善が見込めることがわかりました。

また、届いたフライパンを見て、こんなに使い込んで調理をしている人がいるんだと感じることも。

届いたフライパンは3000枚を超え、検証を重ねる中で当社に対する期待の大きさを感じ、社内の熱も上がってきました。
 

私たちが「ギョーザフライパンチーム」の活動で目指すところは、生活者の声に応え、フライパンによってはギョーザがどうしてこんなにも張りつくのかを解明し、誰でも楽しい焼き体験を多くの人に届けることでした。

研究所ではチームを分けて作業を進め、一方で焼成洗浄検証、もう一方でギョーザ改良を行っていましたが。予定外の作業でありながら、他チームからの応援もあり、研究所全体で対応、また解析にあたっては他部署も巻き込み、チャレンジの仲間も増えてきました。

ただ全てが順調であったわけではなく、検証の中ではフライパンの見た目とギョーザの焼き上がりの相関がなかなかつかめず、フライパンメーカーからのアドバイスをいただくこともありました。

表面の付着物の解析やその原因の分析、そして張りつきのメカニズムの解明から仮説立て、製品での検証と繋げることで、新しい羽根の素の開発に繋がりました。

まだまだ完全解決には至らないものの、26%の改善効果が見込めることがわかり、急遽春に発売と社内が一気に活気づいております!

次回は、羽根の素の改良の苦労話をお伝えできればと考えております。お楽しみに!

R&D I

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