#101 MUCUのキャンバス地のノート
MUCUの革表紙のリングノートを愛用しているが、この度、キャンバス地のノートを3冊手に入れた。表紙の色がそれぞれ、カーキ、白、オレンジの3色。MUCUのノートの特徴と言ってもいい、更紙のような紙を使っている。MDノートのコットン紙よりも少し薄い。
私は柔らかい紙のノートが好きだ。プラスチックを薄くしたようなパリッとした紙は苦手。世間では裏写りや裏抜けする紙は嫌がられているが、私はそれほど気にならない。勿論、書くことができない程に裏抜けしては困るが、MUCUの紙はギリギリのところで持ち堪えてくれている。
今回の購入でワクワクしたのがキャンバス地の表紙だった。何も手を加えずに切り落としただけ。だから使っていくと縁が綻びてきそう。その飾り気のなさが心地よい。そして、白色のキャンバス地は汚れが目立つことだろう。以前だったら当然のようにスルーしていたのだが、今回は心にとまった。私のなかに、何か変化が生じている。
ノートの表紙の縁が綻び、変色するほどに付き合ってみたいと思わせられるノート。
革とは違った、あたたかさを感じられるキャンバス地のノート。
このノートとともに過ごす時間は、ほっとするような、あたたかさをもったものとなりそうな予感がしている。