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私の周りの犬たち

本日、うちの小梅(メス)の誕生日です。
7歳になりました!
子はかすがい、とはよく言ったもので、我々夫婦の間を取り持つべく、よく気を遣う小梅さん。いつもありがとうね。

家に来たのは秋で、その時保護されていた病院から6月生まれ、と判断されました。

もともと小梅は野良です。
福島県伊達市のペットクリニックで保護されました。
おそらく東日本大震災で野良になった母犬が生き延び、小梅とその兄弟を産み落としたのだろうと思います。
ちなみに小梅の兄弟も同じ山形県内で引き取られたようで。
まだお会いしたことはありませんが、主人がSNSで繋がっており、時折写真を見る事が出来るのは嬉しい事です。

私は、お金を出して犬を購入した事はありません。
はじめて犬を飼ったのは、小5〜6の時でした。父が赴任していた男鹿にある高校の校庭に逃げ込んできた野良です。そもそも飼い犬だったのでしょう、後ほどわかったのは、車で観光に来た車から逃げたのだろうという事。縁あってうちに来たのだから、運が良かったですね。そうでなければ用務員さんが『食うぞ』って言うもんだから、焦ったのも事実です。

次は、結婚した際家にいたチビちゃん。駒込家の犬としては三代目だそうです。
二代目ジョンは主人が大好きで、相当懐いていた様子。ペットショップでもバイトした事があったので、手慣れても居るのですよね。
ジョンは、命がけの出産を愛する主人のベッドでおこないまして、無事にチビが産まれたのです(笑)
「酔っ払って家に帰ったら、布団が血みどろでさーーー!!!」
そりゃたいへん(笑)
私が来て1年とちょっとで、天寿を全うしました。

そして、ひめ(ビーグル)&まめ(ひめの子供/ミックス)の登場です。チビが亡くなって半年後のことでした。
動物好きの友人がおりまして、彼女の隣家では多頭飼いをしておりました。お腹を空かせた鳴き声を聴くと、友人はジャーキーを投げ与えていたりしていたのだそうです。ふと気づくと、その声がしない。そのお宅に訪ねてみると、飼い主が病気になってしまって飼うのを断念、保健所に連れて行ったとのこと。慌てて引き取りに行ってきたそうです。
他の子たちは、殺処分済みでした。たまたまその日は数が多く、ひめまめは次の日に回されていたのだそう。幸運は重なるものです。友人と飼い主の住所が同じだったから(大谷さんが一緒で、昔の長屋っぽい感覚)即日引き取れたのでした。もし飼うとしても娘の方だけだな、と思っていましたが、二匹と会った瞬間に『引き離しちゃいかん』と、飼うことに。7歳と4歳だった彼らはその後10年、楽しく我が家で暮らしました。

いま、着々と、
保護犬、保護猫の数は減っています。

ふと気づくと、野良犬は見なくなっていました。野良犬に追いかけられた、とか、噛まれたら狂犬病になる、とか、昭和な時代は色々ありましたよね(笑)。
平成の世ではペットブーム。うるさいから、大きくなりすぎた、しつけできない、と捨てられて。社会現象として、しっかりと問題提起されていました。
猫の事はよくわからんけれど、また違った理由もあってか、保護猫は犬よりも格段に多い。

環境省統計資料『犬・猫の引取り及び処分の状況』

殺処分ゼロを目指したい。
これは、常々考えていますし、その動きはいつも世の中にあります。
資料にある通り、年々その数は減ってきていますが、ゼロにはならない。
そこに理由はあるのだろうけれど、命、なんだよねぇ。

うちのコたちみたいに、少しでも保護犬や保護猫がたくさんの方々に救われますように。
そして、みんな幸せになりますように!

Vn_Ryo

秋田出身、山形在住のヴァイオリン弾きです。なにか楽しい事をシェア出来たら嬉しいです😊