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狩猟日記 2019.12.24 カラス

14時からの出猟。

風が吹いている。といっても強風と言うまではなく、しかし空気銃の弾に影響はありそうな強さ。風速4メートル前後か?鳥達はそれなり活動してしまうきがする。もっと強風であれば風を嫌がって行動がわかりやすくなるのだけど。仕方がない。それでも猟にでる。今夜用のなにかチキンが取れればいい。

あちこち回る。畑にキジバトやカラスがでている。キジバトなんかは風が弱くなる木の下の方などに固まったりするのだが、やはり今日の風ぐらいでは気にしないらしい。

ここのところ、池の周りの下草が刈られたためなのかカモたちの姿が見えず。

途中、畑にカラスの集団がついている。騒ぎ出しやすいから狙いにくのだけど、獲物も他に見当たらないので狙いに行く。距離50メートル。ソワソワと落ち着かなげな様子のカラス。仲間の動きにつられてどんどん移動していく。その中で移動に遅れているものに狙いをつける。畑なので風がぬける。風が左から来ているので少し流されたりするのかもとカラスの左寄りを狙ってみる。風が落ち着いたところで一発。手前に着弾。みんな飛んでいってしまった。左右のズレはなかったのであとは距離感だけだな。

走り続けてもカモやキジバトの姿が見つけられない。今日はこのまま終わるのかと思っていると畑のカラスが目に入る。一羽だけで畑をつついている。今日は獲物が他に望めそうにないし、狙ってみるかと車を走らせる。

田んぼ脇に車を停める。カラスはこちらを気にしながらも地面を突き続けている。第一段階クリア。気にするカラスは車を近づけただけで飛んでしまう。これはもう忍びだ何だとかでなくカラスの気分だと思う。車の中で銃を準備、横目でチラチラカラスを確認しながら周りを見渡し人が来ていないか確認。カラスとは反対の畑の方を向きながらそっと車のドアを開ける。第2段階クリア。車のドアを開けても飛ばない。こうなればあとは時間の問題だ。カラスを極力見ずに、体もそちらに向けずに出てきて畑の隅に座った。座ってすぐに急な動きにならないよう、でもゆっくりとはせずに自然な動きになるよう振り向きスコープにカラスを捉える。ハシボソガラスと認識、弾を装填、距離40メートル程、一発。胴体の羽が散り、カラスが前方に倒れた、と思ったら飛び上がる。半矢にしてしまうのか?飛んでる鳥が撃てる銃じゃない。しかし、カラスは飛び上がりきれずに畑に落ちた。まだ油断はできない。もう一度銃を構え一発。頭の羽が散る。今度はヘッドショット。

そんなこんなでハシボソガラスをゲット。一羽だけでいるのかと思ったら近くの林からカラスたちが出てきた。騒ぎながら畑の周りを飛び回ること5-6羽。噂のカラスのお葬式だ。このままにしておくと、仲間の近くに降りてくるのでそれを撃てるとの話を聞いたこともあるが、街中流し猟は撃ったら即撤収が基本。ハシボソガラスを回収してその場を離れた。

クリスマスディナーはハシボソガラス。

ハシボソガラスは蒸し焼きにしてみた。臭みはコガモやキジバトよりないのだが、胸肉をまるまる蒸し焼きにしたら硬い。薄くスライスしての料理が良さそうだ。鹿のローストが固くなっちゃったと言われて出されたら、くさみないねぇと信じて食べると思う。ネギ醤油かけたら美味しかった。和風のほうがあうのかな?次はまた唐揚げ風のものにチャレンジしていこう。

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