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【荒野行動】 荒野界隈に革新、FFLエコシステム

FFLは2019年9月に選手兼ストリーマーの仏の個人配信で始まり、2020年1月に大型アップデートを遂げた配信がFennel公式チャンネルでスタート。

5月には有名リーグKWLとの合同企画“ドラフト杯”を実施するなど進化をし続け、FFLは9月で1周年を迎えることとなる。

Fennelは、これからもFFLが中心となって荒野行動全体を盛り上げていけるようなコミュニティシステムを展開していく。

我々はこのシステムを『FFLエコシステム』と名付け8月度よりFFLに導入し、新たなシステムとして稼働している。

FFLを中心に、荒野行動の未来、荒野コミュニティの今後、e-sportsの展望について考えていこう。


【荒野行動,そしてe-sportsの現状】


これまでe-sportsとして進化を遂げてきたゲームタイトルでは、上位数%のプレイヤーがプロ・セミプロ選手として大規模な競技大会に参加し、その姿がSNS上や動画プラットフォーム上で公開される事により、一般ユーザーはトップ選手の活躍する姿に憧れを抱きつつゲームへの熱量を維持してきた。

しかしこの過程で、プロ・セミプロ選手と一般プレイヤーとの間にゲームに対する熱量と実力の大きな乖離が生まれ、e-sportsの発展にマイナスの影響を及ぼしてきたのだ。

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(図:多くのゲームタイトルにおいて競技プレイヤーの実力と一般プレイヤーの実力は大きく乖離しており、競技シーンを目指す層が少ない)

この現象は未だに改善されておらず、e-sportsはこの大きな壁に悩まされている。

そんな中、荒野行動はライトユーザーから競技TOPシーンまで幅広い層の人々がゲームに熱中しているのはなぜか、なぜこのような環境が生まれたのか、そこから解明していこう。

荒野行動シーンの進化は他のゲームタイトルとは全く別のルートを辿り、今もなおその異質とも言える姿を保ち続けている。

特筆すべきは『小規模賞金大会の数』と『発達したコミュニティ』の2点だろう。

荒野行動コミュニティの成熟度は非常に高く、それを可能にしているのは一般ユーザーが賞金を設定し主催する小規模賞金大会の存在。

ゲリラ大会・賞金ルームと呼ばれるこうした大会の一日の賞金総額は100万円を超えており、数多くのアマチュアチームが参加し日常的に大会を楽しめる環境が確立されている。

荒野行動シーンのコミュニティ大会の特徴の詳細についてはこちらの記事をご覧ください。
・Fennel所属Justive7選手が執筆した荒野行動コミュニティの解説記事▼


さて、このようにコミュニティ内で活発な動きが多く見られる荒野行動だが、徐々に小規模賞金大会の中にも中規模な賞金を用意した中堅リーグ戦が顔を出し始めた。

リーグ戦需要に対して供給が増えるのは当たり前の流れと言えるが、この流行をもう1ステップ上に推し進めることで荒野行動コミュニティ内を更に活性化出来るのではないか。


【界隈最高峰FFLが立ち向かうリーグ戦の課題とは】


界隈のトップ18チームが月に4回/毎週金曜日に集い、全12試合の合計ポイントによって月毎の優勝が争われているFFL。

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FFLは毎週の同接が1万を超え、2020年8月には過去最高となる同接16000も達成した、誰もが認める荒野行動界隈の最高峰のリーグ戦
常にアップデートされつづける配信環境と企画により、視聴者は最新鋭の競技シーンを楽しんでいる。

そして今回、FennelはFFLをさらなる高みへとステップアップさせるべく、本戦参加資格を賭けたFFL予選の開催を決定。

FFL予選の開催日時は毎週火曜23:00~。形式はFFL本戦と同様に全12試合の合計ポイントで競う形となっており、予選を勝ち抜いた上位3チームはその月に本戦から降格する下位3チームと交代し、翌月のFFL本戦への出場が可能となる。

界隈に存在する有名リーグ戦の多くでも “予選システム“が採用され、高い競技レベルのリーグ戦構築を狙っている。

そこで取り入れられている予選参加チームの選定は、“いいね投票”と呼ばれるTwitterを利用した人気投票で、熾烈ないいね投票選考を勝ち上がり予選に参加するには技術よりも知名度が必要となっている。

純度の高い実力と人気投票のためのインフルエンス力の両方を有することは非常に難しく、現行のシステムに不満を抱いているプレイヤーも多々存在する。

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(図:努力し成長し始めたプレイヤーに立ちはだかるのが”知名度の壁”である。)

『より実力が正当に評価され、努力をし続ける選手に挑戦機会が与えられるシステムを構築したい』

そこでFennelが考案・導入したのが『FFLエコシステム』である。


【FFLエコシステムとは】


FFLエコシステムは、他のリーグ戦が採用していた“全予選参加枠をいいね投票のみによって争われる構造”を一新。
『FFL予選の参加枠18枠のうち約10枠を提携外部リーグ戦の優勝賞品に設定し、3枠を先月度本戦降格チーム3つに配分、残りの枠をいいね投票を用いて争う』というシステムである。

参加枠18枠のうち約10枠を10リーグに配分することにより実質的に『FFL予選・予選』が複数存在することとなり、より多くのチームが参加出来る間口の広い状態の構築が可能となる。

これにより、参加選手はいいね数のためのインフルエンス力の確保に固執する割合が抑えられ、より競技的なレベルアップに労力をかけることが出来る。
そして、FFL本戦は『選手ファーストかつ圧倒的に競技性の高いリーグ戦』として確立される。

FFLエコシステムにより、従来の
“知名度の増加”→“有名リーグ参加”→“実力の増加”
という非合理的なプロセスを、
“実力の増加”→“有名リーグ参加”→“知名度の増加”
というe-sportsの本来あるべきプロセスへと転換することが可能となる。

“競技的な実力を持つプレイヤーが競技シーン最前線で活躍し、自身の技術を魅せる事により最終的に知名度が増加する“という本来あるべきプロセスが、現在も荒野行動シーンに存在する“知名度の壁”を払拭する。

このような革新的なリーグ戦システムの提供は、選手自身のモチベーションの増加に多大な影響を与えられるだろう。

それと同時に、FFLエコシステムはコアなプレイヤーに限らず、ミドルユーザーやライトユーザーに対しなめらかな成長ロードマップを提示することで、マルチタイプなユーザーに対してゲームシーンに熱中するモチベーションの増加を図れる。

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(図:知名度の壁を払拭することにより全レイヤーのユーザーが“成長したい”と努力する環境を構築する。)

また、提携リーグ主催者にFFL予選参加枠を配分することで各中堅リーグ戦のブランディングをサポートするだけでなく、提携リーグ戦の主催者・参加者全員により間接的にFFLを支えていただける状態を構築。

参加選手に限らず、主催者の方々のモチベーションの向上を促し、荒野行動に関わる全ての人の熱量が直接的にコミュニティの発展に繋がるという革新的なフローが生まれる。

その結果として、Fennelの限られたリソースの中でも荒野行動全体の発展に大きく貢献できると考えた。

FFLは、FFLエコシステムの導入を皮切りに、より選手にスポットライトが集まるような、選手/チームのブランディングのサポートが可能となるリーグ戦として整備される。

参加選手/参加チームはFFLで活躍する事により視聴者からの支持を集め、インフルエンス力を高めることが可能となる。
これにより、選手/チームは自らの多様な可能性へアプローチすることができるだろう。

FFLは選手/チームのブランディングのサポートに留まらず、FFLに出場することによって彼らの今後の活動の幅が広がるようなリーグ戦へと進化し続けていく


【荒野行動の発展のその先へ…】


Fennelは現場第一主義であり、

FFLエコシステムも『ゲームを愛する全プレイヤーがより明確な目標と活動する意義を持つこと』を目的として構築した。

競技プレイヤーが報われるコミュニティを構築することで、全ユーザー/全視聴者に対しても最終的に楽しみを還元できると考えている。

このように、我々は私的利益を顧みない“選手ファースト思考”の基、荒野行動コミュニティ全体の発展に貢献していく。


これは、荒野行動界隈全体の発展に伴いFennelの価値が創出される事により、その先にある他ゲームタイトルへの進出に繋がり、結果としてe-sport界全体の発展に貢献していけると考えているからである。

この構想を実現するべく、FFLエコシステムの導入による全ユーザーへの明確な目標の提示に加え、荒野行動コミュニティをより多角的に盛り上げるための企画コンテンツをこれからも展開していこうと考えている。


【最後に】


Fennelは、今後も荒野行動シーンの成長、

さらにはe-sports界の発展に貢献するべく活動して参ります。

選手・チームの成長を一番近くで見守り、

ゲームに関わる全ての人に寄り添って考え・行動している我々だからこその一挙手一投足にご注目下さい!



最後までご覧いただき、ありがとうございました。


★Fennel公式Twitter:https://twitter.com/Fennel_Official

★Fennel公式ホームページ:https://fennel-esports.com/

★Fennel公式YouTubeチャンネル:https://www.youtube.com/channel/UCrQOCBkjJ3_ozfjFDf_AgQw/videos


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