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ほつれ直し

昨日の午後は家にこもってのんびり。
午前中に外出したときに着ていたセーターの、首の部分に穴が開いているのを見つけてしまった。
「ねぇ見てみて」
夫に見せたら
「またー、新しいの買って、っていうの?」
とちょっぴり不満げ。
いやいや、ちょっとまって。
わたしそんなことひとことも言ってない!

じつは前からひそかに狙っていたのだった。
こういう「ほつれ」を直す『ダーニング』というものが存在することを知ったのはこの1年ほど。

ダーニングとは?

ダーニングは、布の穴や摩耗した部分を修復したり、針と糸だけを使って編んだりするための縫製技術です。手作業で行うことが多いですが、ミシンで縫うことも可能です。

ウィキペディア(英語)より

これ、やってみたかったんだよねー!!!
でも、なかなか都合よく穴があいてはくれない。

以前調べていたときに見ていたこのサイト。
見ているだけで、「わたしも早くやりたい!!!」とワクワクしてしまった。

特別な道具は持っていないので、家にあった糸(細い毛糸)でちょこちょこっと。
針は、ニット用の太い針があったのでそれを使うことに。補修したいのがセーターだから太い針でも大丈夫でしょう、ということで。ニット用の針は糸を通す穴も大きいので、老眼のわたしにはありがたい。


穴あき発見!


小さなジャムの瓶を土台にして。
ぐさっと、いきます。
こんなもんで良いんだろうか、まぁ失敗してもいいし…とザクザク
あんがい、テキトウ
縦糸が完了(かなりざっくり)
横糸は黄色で。わりと、縫う範囲が小さくてすぐにおわりそう。
だが、目が細かすぎて、あんまり見えていなかった…(老眼)
裏返したところ。糸の始末をします。
完成!かなりざっくり。てきとうだったけど

こうして、だいぶくたびれて薄汚れてみえたセーターだったのが、急に愛着がわいてきてしまったから驚き。これぞ世界に一着しかないセーター。
よそ行きのオシャレ着にはならないけど、家の中で着る分にはまったく問題なし。まだしばらくはこのセーター、着たおそう。

もっと他に修理するものはないの?
と夫に訊いてみたが、夫の服には穴は開いていない。

仕方がないので、もう数年前から
「今年使ったらもう捨てよう」
と思って何年も捨てられずに使っている手袋の穴をふさいでみることに。
ここまで使ったんだし、捨ててもいいよね、と思いながらも
いかんせん、軍手なみにしっかりした素材で実用的なのでなかなか捨てられなかった。ほんらいはインナーグローブ、らしいのだが。。

左手の人差し指のところがすり切れている。
もう、ゴミ箱に入っていてもおかしくない毛玉だらけの手袋
奥の毛糸にピントが合っちゃってますが…
左手の人差し指には負担がかかっているらしい。
なんとなく、修理できてるかな?
今年はこのまましばらく使えそう。

新しいものを買うのもいいけど、やっぱりわたしは気に入ったものを長く使いたいんだなぁと改めて感じました。それと、こういうチクチク細かい作業をしているのが純粋に楽しいということも。これからも良いものを長く大事に使って、ゴミを減らしていきたいなと思う。

あー、はやく次の穴あきさん、でてこないかな~。

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