見出し画像

Happy Valley~イギリスの風景

ひさしぶりにワクワクするテレビドラマに出会った。

我が家はいつもAmazon Prime Videoで映画やドラマを観ている。何を見るかは主に夫が選ぶ。
たまに日本もドラマも観るものの、海外のものが圧倒的に多い。そして字幕で観る。ひさしぶりに日本のドラマをみると字幕が出てこないので、必死でセリフを聴きとろうとして疲れる。日本語は口をあまり動かさずにもぞもぞしゃべられたりすると、聴きとれなかったり理解できなくて困る。まぁ、でも100%完璧に聞こえなくても良いかと思ってテキトウに流しているのだが。
そんなに真剣に観ようと思っていないから、ときどきイマイチだなぁと思いながらも見続けることもある。

夫が観たいっていうならいいじゃない、みたいな軽い感じ。
夫が選ぶドラマのキーワードは、「アメリカ」の「警察」かそれに準ずる?もの(FBIとかCIAとか)、「病院・医療」、それから車ときどきSF。「ずっきゅんばっきゅん」するのも好きだ。わたしはそうでもないが…。

そんな夫が選んだのは、イギリスの警察モノのドラマだった。今回は、わたしにとっては「あたり」だった。

イギリス北部の田舎の風景

Happy Valley。
舞台はイギリス北部だという。
まさにわたしが留学していたときに見た景色がそのまんま、映しだされていた。

これは10年前にイギリスを訪れたときに撮った写真。厳密にはわたしがステイしていた場所ではないけれど、こんな感じの風景が広がっていました。

あとでネットで調べていたら、イングランド北部の「ウェストヨークシャー」で撮影したものらしい。
わたしが滞在していたのは、イングランド北東部なので、それよりさらに北なのだが雰囲気はかなり似ている。イギリスといえばロンドンが有名すぎて、映画やドラマでみるイギリスはロンドンが多い。でもわたしが知っているイギリスはそんな都会ではない。

いま手元に写真はないのだが、なだらかな緑の丘と一角に住宅が整列しているさまは、まさにわたしの記憶にあるイギリス。懐かしい。

イギリス英語

景色の次に気になったのは俳優さんたちの話す英語。
ああ、これぞイギリスの英語。という感じ。かな?
アメリカのつるりとした滑るような英語ではなくて、カツカツした感じの英語。そしてこれは北部だからなのか、単語のひとつひとつで斜め上に上がっていく感じ。抑揚が単調なのは、日本語でも東北地方はそんなイメージなのだけれど、、違うかな?

最近はハワイが舞台のドラマを観ていたので、その英語の感じで耳が慣れてしまったから、ちょっと聞き取りづらい。でも字幕があるからね。意味は分かる。

イギリス=紅茶

なにかと「カパ・ティ―」=”a cup of tea”
が出てくるのがいかにも!イギリスじゃん、と嬉しくなる。そーだよね、そーだよね、アメリカのドラマだとみんなコーヒーばっかり飲んでるけど(しかもあんまり熱くなさそう)、イギリスはでお茶一択だった。カップ&ソーサ―とか上品に飲むんじゃなくてマグカップでがぶ飲み。

留学中、ホームステイの初日にホストマザーが言われたこと。
お茶はいつでも好きな時に飲んで。そして自分が飲むときには、一緒にいる人に尋ねること(が大事。自分だけ飲むんじゃなくて、とりあえず訊くこと。)ただし、わたしには聞かなくていいから黙って一杯もってきてね、と。そういうわけで、紅茶は一日に何杯も飲んでいた。

イギリス=FISH & CHIPS

街の風景のなかに、FISH & CHIPSのスタンドが映っていた。
あれも、懐かしい。よくホストマザーと一緒に車で出かけたとき夜遅くなったりしたら、車を止めて「ちょっと待ってて」。
紙袋に入った大量のCHIPSと分厚い衣につつまれた白身魚を買ってくれた。
Mamは魚が嫌いだったから、CHIPSだけか、FISHの代わりにチキンとか食べてたんじゃないかなぁ。
食べ終わって油でギトギトになった指を、CHIPSがくるまれたわら半紙みたいな紙できゅきゅっと拭って。(でもまだgreasyだったわね、、、どうしたのかな?)

イギリス人の喫煙率、高し。

それから、みんな
タバコ吸いすぎ!

わたしが30年前にホームステイでお世話になっていた家族も、両親ともかなりのヘビースモーカーだったことを思いだす。
留学前、ホストファミリーに望むことを事前に書いたものを提出するときに「タバコを吸う人がいる/いない」は、タバコを吸う人が【いない】を希望していたはずなのに、思い切りヘビースモーカーでびっくりした。

日本を出る前までは、タバコを吸う人はまわりにいない環境だったので、それが普通だと思っていたけど、「イギリスじゃタバコを吸う人がいない家庭を探すほうが難しいわよ」くらいの勢いで、だからしょうがないよね、みたいな感じで押し切られた感じはあった。まぁなんとかsurviveできたから、大丈夫だったのでしょう。

アメリカのドラマならここで…

話をドラマに戻すと。
このHappy Valley、まだ2話しかみていないけれど
「あぁ、イギリスってこうなんだよなぁ」
と感じたのは、警察官も一般人も銃を出してこないところ。
警棒のようなものを使って犯罪者を追い詰める場面はあったけど、アメリカのドラマだったらこれ絶対に銃が出てきて「バーン」だよなぁ、と思った。ま、その前に犯罪者が銃をぶっ放す、かな。画面の中だからもう慣れてしまったけど、普通に銃がある社会ってのはわたしは経験がないから恐ろしい。

イギリスではそういう心配ってなかったなぁ。少なくとも30年前の北東部では。

懐かしい風景。
わたしにとって「イギリス」ってこういう景色だったりする。


30年前の記憶がいっきによみがえってきました。
なんだけど…
夫は昨日これを見ながら舟をこいでいたので、今日からはまた別のドラマを観ることになる「かも」しれません。

というわけで、また続きを観たいなぁ~と思ったときにタイトルを思いだせなくなると嫌なので、今日はこれを記事にして保存しておくことにします。


よろしければサポートお願いします!いただいたサポートはクリエイターとしての活動費に使わせていただきます!