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■『「働く×生き生き」を科学する』 働きやすさより働きがいを!ワークス研究所の提言に納得!


リクルートワークス研究所さんから
興味深い研究レポート冊子を頂きました。
WEBでも公開されています。


プロジェクトリーダーは旧知のTさん。

「働く×生き生き」を科学する
放置されてきた
「やりがいの低下」
「達成感や充実感の低さ」
という問題

・「仕事のやりがい」について尋ねた
 内閣府「国民生活選好度調査」(2008)をみると、
 「仕事のやりがい」について、「十分満たされている」
 「かなり満たされている」を合計した割合は、
 1981年をピークに1999年まで下がり続けており、
 2008年はやや持ち直したが18.5%と
 ピークの状態(31.9%)からは程遠い。


・「働きやすい・働きがいのある職場づくりに関する調査」
 (厚生労働省,2015)によると、働きやすい会社群と
 働きやすくない会社群では、従業員の「意欲の高さ」に
 おいても「勤務継続意向」についても
 「会社業績の高さ」においても、圧倒的に前者が高い


・リクルートワークス研究所で調査したところ
 (「働き方改革に関する調査」2017)、
 会社で実施している働き方改革に対して
 56.3%が不満もしくはやや不満

 その理由は「早く帰れと言われるため、
 仕事が終わらない」「残業代が減ってしまった」など


・「生き生き働く」という言葉からイメージされる言葉は?

 1位 468人 やりがい

 2位 380人 元気

 3位 267人 いきがい

 4位 263人 健康

 5位 228人 楽しい

 6位 214人 はつらつ

 7位 182人 充実

 8位 128人 笑顔

 9位 122人 活力

 10位 やる気


・「生き生き働く」8つの要素

 1 活力実感

 2 強みの認知

 3 職務満足

 4 有意味感

 5 オーナーシップ

 6 居場所感

 7 持ち味発揮

 8 多忙感


・個人属性

 × 性格・ものの見方

 × 職場環境

 × 生き生き働く8つの要素


・企業施策の影響

  自由闊達・開放的な組織風土 +7

  長期的・大局的志向な組織風土 +6

  柔軟性・創造性・独自性のある組織風土 +8

  慎重性・緻密性のある組織風土 +2 -1

  成果主義・競争的な組織風土 +1 -3

  個の尊重 +7

  勤務日を選ぶことができる +2

  勤務時間を選ぶことができる +3

  働く場所を選ぶことができる +2

  予期せぬ異動 -2

  社会・地域の一員として活動できる +8


・提言1. ステレオタイプの「生き生き働く」を捨て、
      今の自分を肯定する


 提言2. 自分をとりまく環境を、自ら選択・行動できる社会に


 提言3. モチベーションマネジメントから
      オーナーシップ醸成へ

とても興味深く読みました。

僕たちFeelWorksは、10年ほど前からずっと
「働きやすさ」より「働きがい」と訴え続けていますが、
それを裏付けるエビデンスが沢山まとめられています。


あらためて、
1981年からずっと下がり低迷し続けている
「仕事のやりがい」、つまり
働きがいの再興に向けて、個人も企業も本腰入れなければ、
ウィズコロナもアフターコロナもなく、
この国の閉塞感は払しょくされないと思います。


すべては、日本の上司を元気にするために。


「前川孝雄のはたらく論」

https://ameblo.jp/feelworks-maekawa/entry-12618450070.html
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