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■川尻潤巨匠の個展に行ってきました。10数年ぶりの再会嬉しかった^_^


昨日は、京都を拠点に活動する
陶芸作家・川尻潤巨匠の東京での個展に行ってきました。
川尻巨匠と会うのはもう10数年ぶりかな。
芸術界の東大である
東京芸大の博士課程で研究されていたその昔は
東京にいたので、よく一緒に飲み歩いたので、
地用久しぶりの再会、めちゃくちゃ懐かしかった。
当時は、仕事の話は全くしたことが無かったので、
あらためて個展で作品を観させてもらい、
そこに込められたメッセージにえらい感動してしまいました。
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江戸時代中期から代々陶業に携わる家柄で育ち、
ご実家は4代続く京都・清水焼の窯元です。
ご自身も工房を清水焼の窯元が集まる陶業地に
構え作品制作を続けています。そんな川尻氏は、
学生時代に日本庭園や茶室の構造から
「不均衡の美」を知ったことをきっかけに、
歪み・割れ・欠けを愛でる日本特有の美意識の虜となりました。
その後研究を続け東京芸術大学大学院博士課程を修了し、
2002年には著書『歪みを愛でる』(ポーラ文化研究所)を出版します。

本展では、彼の「不均衡の美」に対する強い憧れから、
故意に歪みや割れ、欠けをつけ制作された作品を発表いたします。
人為的に生み出された「割れ」や「歪み」は自然にできた
それらに比べると、時にグロテスクで、あざとく、
美ではないのかもしれません。
ですがご来廊者の皆様にはそのことも含めて
観賞していただきたいと川尻氏は願っています。

―〔中略〕割れて欠けて歪んではいるけれど、
いっしょうけんめい綺麗な色を纏って、金色や銀色にも光っている、
私はそういう焼き物を生み出したいのです。
人間だって、ハンディキャップがあったり、規格外だったり、
他の人と何かが違ったり、欠点やダメなところが
いろいろあっても、それはきっと愛でられるべきものなのです。
私が作品に込めているメッセージはそういうことだと思います。

本展に向けてのメッセージより抜粋

PROFILE
川尻 潤 Jun Kawajiri | 陶芸家
1964年京都に生まれ、1992年東京藝術大学大学院博士課程を修了(デザイン専攻)。茶道に用いる茶碗の歪み、茶室の内部における窓や柱の一見アンバランスな造形、余白を極端に残す屏風絵など、「西欧における均整のとれた造形美」とは全く異なる「日本独自の美意識」・「不均衡な美」を追求する陶芸家。立体や平面のオブジェ、茶器を主に制作。
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素敵ですね。
僕たちFeelWorksの人材育成思想ともシンクロします。
ギャラリーオーナーの和田卓也さんによると、
コロナ禍でもアート界は堅調。
近年は日本の企業もアートに対して関心と造詣が高まっているのだとか。
やはり、一般のビジネスパーソンも
教養として芸術も学ばないと、ですね。
陶芸作家と聞くと、敷居が高いと感じるかもしれませんが、
川尻巨匠は僕と意気投合する友達だけあって(!?)、
とてもフランクで親しみやすい人柄です。
もっといえば、話がめちゃくちゃ面白いので
噺家さんと間違われるほど(笑)。
昨日も10数年ぶりの再会でしたが、
作品の説明を受けつつ、ちょいちょい笑いを入れるので
爆笑しきりでした。
そんな川尻巨匠は今日も神保町にいらっしゃいます。
個展そのものは、4月いっぱい開かれているので
ぜひ立ち寄ってみてください。
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川尻潤・作陶展
歪んで 割れて 光ってる。
それが日本の陶芸!
https://www.uchigoshizimi.com/382832065220013.html#/

すべては、日本の上司を元気にするために。


「前川孝雄のはたらく論」
https://ameblo.jp/feelworks-maekawa/entry-12668497587.html


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