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日本らしさということ

”単に日本製が欲しいのではなくって、日本らしさが欲しい”

いきなりどアタマから結論ですが、僕たちのような小さいブランドが海外とビジネスしていく中で、海外の彼らが日本に対して思っていること。というお話です。

前回の”香港のこと”でも少し触れましたが、2020年に市場調査も兼ねて香港に行き、アポなしで飛び込んだ現地の代理店とのファーストコンタクトで、

「もし、他の代理店にアプローチしてたら、全て断ってくれ。ウチがやるから」

もちろん、僕らも現地に遊びに行ってるわけではないので、他の代理店には色々アプローチはしていたのですが、何が驚いたかというと、その時点では、カタログを渡していただけで、その代理店は全く現物を見てなかったんですよね。

僕らはもちろんFEELCAPには自信はあったし、良いものができたと思ってたのですが、立ち上げでまだ半年も経っていないブランドを即決して見極める目と、その決断力にとても驚きました。

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代理店が青田買いした”X-HIGH PERFORMANCE CAP 720"

彼らが、モノを見ずに即決した理由はなんだったのでしょうか。

それは”単に日本製ではなく、日本らしさがあったから”だと思っています。ではその”日本らしさ”とは何か?

彼ら曰く、「アジアが成長しつつあるとは言っても日本人のセンスや作り出すモノ、考え方はアジアの中でもやっぱり1番だ」なのだそうです。

つまり、細やかなサービス、丁寧さ、アイデアなどが、他の国とはやはり違うようです。
(実際、帽子にここまでこだわって作り込み、それぞれの機能に”意味”があるモノを見たことがない。とその代理店は言っていました。)

日本がレベル10だとすると、中国をはじめとするアジア諸国は8ぐらいのレベルには達しているそうですが、あとの”2”がなかなか追いつかない、そうです。

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通称 ”Ninja Tuna"

以前よりも増して、日本製品に対しての海外からの評価は高まってきているように思います。(”SUBARU"や”SEIKO"等の評価は日本国内よりもむしろ海外の方が高いですね。)

数年前から”SEIKO"の時計を好んで使用していますが、このクオリティーでこの価格はなかなか出せないと思います。
実際 ”Ninja Tuna"のインスタを見てみても、ほとんど海外の方の投稿ですね。
彼らはやはりいろんな意味で本質を見ているのかもわかりません。

日本人は、謙虚さが美徳とされていますが、それが行き過ぎると自分を卑下してしまったり、海外の方が優れていると思ってしまいがちですが、僕たちはまだまだ、日本人にしかできないポテンシャルがあると思っていますし、それを形にしていきたいと思っています。

2021年もどんどん新作出しますよー。

では。

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