夢の解釈(2018/11/11)

何か1つを極めた方が良かったのかな?と思うことが時たまある。
でも、その度に「スパイになりたい」という原点を思い出す。

これはバレエの先生の次、スチュワーデスの前に少しだけ抱いた夢だった。夢というにはあれだけど、憧れ、みたいなものは確実にあり、今もなお心のどこかで形を変えて存在している。言葉にするとスパイだが、なんらかの組織に潜入する仕事というよりも色んな仕事をしたかった。たくさんなりたいものがあり、その時に知識として得たのがスパイという言葉だっただけ。


私は滅多に長所としてあげることはないが、さほど人見知りしないことと環境適応力が高いことを自覚していて、武器だと思っている。
それ故に様々なことに挑戦してきた。挑戦してこれた。何か1つの分野で成功してる人を見るたびに、冒頭に書いたように、何かを極めればよかったのかしらと何者にもなれていない自分を鑑みることがある。

しかし様々な教養を携え、沢山の人に会い、たくさんの人生ドラマに遭遇したい。私のいうスパイとはそういう人物像だった。

皮肉にもその夢を永遠に叶え続けているのだ。
それに気づく夜がある。

友達に人生はカードゲームみたいなものだ、という話をしたことがある。

私は逆転オセロニアというアプリゲームにハマっているのだけど、とても人間性の出るゲームだと思っている。オセロニアは簡単に言うと、オセロとして盤面で勝つ方法の他に、相手のHPをゼロにしても勝てる。そのために様々な効果を持ったカード(駒)をデッキとして組み、それを盤上に効果的に打つことで勝ちを目指していく。3種類の属性があり、攻撃に偏った属性のデッキの人もいれば、オセロ力で勝つためにHP回復に特化したデッキを組んでる人もいる。私は、"盤面でひっくり返されると相手にカウンターを与える駒"や"返されるまで効果を発揮しじわじわと相手のHPを減らす駒"をメインに、時を見て攻撃力のバカ高い駒を打つのを狙う、属性的にはマルチ寄りなデッキだ。私のここまでの人生は、ステータスを絵に全振りする事は出来なかったが、特攻として絵があり、支えるようにダンスと音楽を装備し、飛び道具として特技・一輪車を私というデッキに組み込んでいる。何かを極めるというのは、その特技をS+(あなたのプレイしてるソシャゲの一番レア度が高いカードに置き換えて読んでね)にすることなのだと思う。私の年齢(ユーザーランク)はまだ30以下。やっとこゲームにも慣れてきたとこ。ここからが面白くなっていく前。まだS+まで育てられたカードはない。でも、わからないなりに満遍なくここまでカードの面倒を見てきたつもりだ。

ここからどういうデッキで人生と戦っていくのかは私次第なのだなと思う。


スパイになりたいという深層意識を叶え続け、未だ何者にもなれず、しかし人以上に何者かになりたかった私の奮闘は続く。

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