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日本語教育能力検定試験に4ヶ月で挑戦した話 ① スケジュールとか

前回の記事で、ちょっと触れたのですが、このメンタルヘルスマネジメント検定をユーキャンで学んだものの、あっという間に終わってしまい、これはちょっと、時間を持て余すぞ、と。

かねてより、読みたかった本は山ほどあって、それを読むというのも一つありだと思ったのですが、基本的には「読む」という行為は「消費」に近いものがあり、金銭的にはそんなに余裕もないことから、何かもう一つ学びたいものを探そう、という結論に到達しました。

そもそもの動機

そもそもがそういう流れですから、少なくともそう簡単に勉強が終わってしまい、達成感を得られないようなものでは、満足できない。そう思いながら、ユーキャンの教材に付いてきた「講座一覧」を眺めていた時に、目に入ったのがこの日本語教育能力検定試験でした。

今、探したけどどうも紛失したようなので、記憶を頼りにしたアバウトな感じなのですが、講座の説明の所に「こんな人におすすめ!」みたいなリストがあり、私はその項目に全部当てはまっていたんですよね。

日本語教師

この検定は、日本語教師の能力を測る……ということで、日本語教師って何、っていう話なのですが、「日本語を、日本語ネイティブではない人に教える」という教育を担当するのが「日本語教師」です。

日本語で、日本語を教えます。
これ、経験がない人にはぴんと来ないかも知れないのですが、英語を学んだ経験があると思うのですが、その時、英語で学びましたか? 日本語で学びましたか?

今の義務教育でどうなっているのか分からないのですが、ある一定以上の方は「学校教育は日本語だった」「日本語の参考書で英語を勉強した」という方が多いのではないかと思います。

でも、語学学校とか、あと学校教育でも、外国人教師の授業なんかでは、いきなり英語で教えられませんでしたか? そういう「ある言語をその言語で教える」というのを「直接法」というのですが、日本語を直接法で教えるのが、この「日本語教師」なんですね。

私はオーストラリアに行っていたことがあり、その時の語学学校の同級生が日本語教師の学校とダブルスクールだったので、たまたまそういう勉強があることを知っていたのですが、まだまだ外国の方と直接話す環境にない方にはなじみの薄い職業なのかなと思います。

前提として

さて、この一つ目の記事では、スケジュールとやったことをざくっとまとめようと思っているのですが、その前に私がどういう状況だったかということだけ。

一つは、教員免許を持っています。国語じゃなく、社会。中高社会、というやつです。

それからもう一つは、上で少し触れましたが、オーストラリアに3ヶ月語学留学をしており、英語の直接法の授業で、英語を学んだことがあります。

この二つは、今回の勉強のバックボーンとして、とても役に立った知識と経験でした。

ユーキャン前に

さてここからは、勉強の話です。ユーキャンのパンフレットでこの検定のことを知ったのですが、コースは標準が8ヶ月となっており、しかも結構高額でした。ので、まずはいきなり申し込むのではなく、自力というか独学でやってみよう、ということで、参考書を買って、ちょっと自分なりに勉強してみることにしました。

この、最初に買ったのが「赤本」(ヒューマン・アカデミー)と言われる参考書です。これはこれで結構高価ですが、なんせ厚いし、内容は濃い。
のですが、これを端から読んで理解して覚えて……というほどの能力は私にはありませんでした。8ヶ月……として1ヶ月1万……ユーキャンで受けるか。ということで、ユーキャンを申し込んで教材が来たのが7月の初め。

スケジュールは前倒し

で、教材と一緒に「勉強のプラン」みたいなのが付いてきました。え? 試験10月? ……じゃ、今回無理? いやいや、やる前に諦めたらあかん。

ということで、8ヶ月の標準学習期間を4ヶ月で終わらせたら間に合うんじゃない? 私今、勉強しかすること、出来ること、ないし。ということで、とりあえずはまず、以下のスケジュールをご参照ください。

日本語教育ユーキャンスケジュール

ユーキャンは、このような内容になっていますが、これとは別の紙に、8ヶ月でやろうと思ったらこの位ですよ~ というのが付いており、それをちょうど半分にして、目標を作ってみました(右端の「目標」と書いてあるのがそれです。

試験が、10月の後半らしい、というので、10/11にすべてが終われば、なんとか間に合う!? ということですね。

で、実際に終わった日付を書いて行ってますが(「実」と書いてある欄)、総仕上げこそ少し後ろにずらしたものの、その手前、記述問題までは8月で終わりました。

とにかく範囲が広いのが特徴の検定です

上の画像の「分野」を見ていただければわかるのですが、なんせ、とにかく範囲が広いです。しかも「ここをしっかり押さえれば後は楽勝」みたいなところもない(あえて言うならばテキスト4の言語一般ですが、スケジュールを見てもらえばお分かりいただけるように、ここに一番時間がかかる/内容は文法です。内容量が多い=配分も多い、というそれだけのことだと思います)

以下に日本国際教育支援協会のサイトのリンクを貼ります(この「分野」の内容がもう少し詳しく書かれています)

また、問題も、試験Ⅰが100問で100分、試験Ⅱが聴解で、試験Ⅲが80問プラス記述(400字)で120分というかなりハードな試験内容になっています。

ただ、聴解と記述以外は、大抵の資格/検定がそうであるように「しっかり理解し」「覚えるべきことは覚え」「本番では焦らず、丁寧に拾う」という基本的な試験なので、そこはあまり深く書くことはしません。
なんていうか、やってみて「地道に理解しながら覚えていくしかないんだな」と思ってので。

とはいえ、先に書いたように「教員免許の際に履修した教育学」「オーストラリアの語学学校の体験」は覚えたり理解したりするのに大変役にたちました。

日々、ノートにまとめを作りながら、ユーキャンの添削課題5までは、もくもくと勉強していきました。

次は聴解の話です。②につづく。
っていうか、まだ結果出てませんけど、一応覚えてるうちにまとめようと思ったので、この記事を書いてます。結果出たら、もう少し加筆等するかも)

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ここまで読んでいただき、ありがとうございました。お役に立ちましたら幸いです。 *家飲みを、もっと美味しく簡単に*