一人暮らしでも飼いやすいペット

ペットの定番としては犬や猫があげられますが、鳴き声がするのでマンションなどの集合住宅では飼い難いという悩みもあります。特に犬の場合は散歩をさせることも多くなっていますので、一人暮らしで多忙にしている人はそうした時間が取りづらいという問題もあります。犬や猫以外にも可愛らしく飼いやすい動物はいますので、他の動物にも目を向けてみることがおすすめです。哺乳類で見た目も可愛らしく、一人暮らしでも飼いやすいペットといえば、フェレットもあげられます。フェレットはイタチ科の動物で細長い胴をしており、愛らしい顔立ちも特徴的です。鳴き声が全くないというわけではありませんが、犬や猫と比べると小さく、しつけをきちんとしておけばムダに鳴くこともありませんのでマンションなど集合住宅でも飼いやすい動物です。ペットを飼う場合に注意しなくてはいけないのは臭いの問題です。臭いのことで近隣とトラブルを起こさないためにも対策はしっかりと行っておきましょう。動物には少なからず体臭はありますが、フェレットはイタチ科の動物なので強烈な臭いを出す臭腺を持っています。臭いの問題を解消するためには手術で臭腺を取り除くという方法があります。とはいえ、完全に臭いが取れるわけではなくある程度は残りますので定期的にシャンプーをするなどで臭いの発生を防いでいきましょう。そして、トイレ掃除をこまめにすることも臭いを抑えるポイントとなります。フェレットは隅で排せつする習性がありますので、ケージの中でも、隅のほうにトイレを置いてあげると良いでしょう。フェレットをペットで飼うには、毎日の食事の管理も大切になります。フェレットはもともと肉食動物なので、食事の用意が大変なのではと感じている人もあるのではないでしょうか。最近はフェレット用のドライフードも販売されていますので、それを利用すると食事の管理もとても楽になります。栄養バランスも整っていますし、長期保存にも便利です。もともと肉食で消化器官が短い動物です。消化の悪い食物繊維がたっぷり含まれたフードを与えてしまうと下痢などの不調を起こすことがあるので注意が必要です。フェレットは部屋で自由に飼いたいと考える人もあるかもしれませんが、狭いところが好きで、ちょっとした隙間にも入り込んでしまいます。それゆえ、飼い主さんが不在のときはケージで過ごさせて、外に出してあげるときは飼い主さんがいるときを選びましょう。
寿命についても知っておきたいところですが、犬や猫に比べると短く、6~8年程度とされています。それゆえ、3,4歳からはシニアと考えて健康管理もしっかりと行い、体調の変化には気をつけてあげましょう。異変を感じたら早く動物病院で診てもらうことも長生きさせるポイントです。多くの動物病院は犬や猫に対応していますが、それ以外のペットには対応していないところもあります。急な体調の変化に備えてフェレットに対応した病院を見つけておきましょう。