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ファスティング(断食)してリバウンドしても大丈夫!その理由は?(ファステング後3ヶ月の経過)

ファスティング(断食)について、悪いイメージがあります。
そのひとつに「一時的に体重が減っても、絶対リバウンドする」という事があります。
食べるのを我慢して体重減っても、ファスティングした後にドカ食いして、結果、体重が増えてしまったら意味がない。

今回自分は、ゴールデンウィークに胃腸を休ませるため、7日間、食べないことを止めました。
それから早3ケ月近く経ちますが、リバウンドしてしまったのか?その結果報告も含めてご説明します。

6~7日目はこちらから。

リバウンドはあります。いや、ありました。

確かに、リバンドはあります。
ただし、これはファスティングを始めたころの体重の変動です。

ファスティング後の強烈な食欲!!!!

…その結果、日本経済もかくありたいと思えるような、素晴らしいV字回復を達成しました!
まさしく、3歩すすんで、2歩下がる感じですね。

【ファスティングの結果
-4㎏減り、+3㎏増える。

リバウンドしやすい人とは?

リバウンドは、太っている人や、普段から暴飲暴食している人ほど起こる傾向があります。
つまり、痩せたいと切実に思っている人ほど、リバウンドする可能性が高いということです。
なんて皮肉なことでしょう。

でも、ちょっと待ってください。
それでは、今回ファスティングして、3ヶ月経った結果を発表しましょう。
果たして、今回はリバウンドは起こったのか?

ファスティングして三ヶ月後の体重変化

これが、GWにファスティングしてから三ヶ月間の体重変化です。
(普段は体重測っていないので、途中経過の記録ありませんが。)

体重の移行
ファスティング前:62kg
ファスティング後:59kg
3か月後:58.5kg

どうでしょうか?
リバウンドしていませんよね?

なぜ、リバウンドしなくなったのか?

それは、リバンドしてもファスティングを続けたから。
つまり、リバンドしても無駄ではないんです。

ファスティングをやり続ければ、こんな体になっていくんです。

  • まず「太ってもすぐに痩せられる

  • さらに「食べても太らない

  • それ以前に「食べる量が減る

コツコツ努力すれば報われる、というような根性論ではありません。
ちゃんと理由があります。それを説明していきましょう。

ファスティングすると、太らないカラダになる理由

理由1 頑固な脂肪が減るから

なかなか体重が落ちないのは、余分な体重が脂肪でできてるからです。
脂肪は、簡単には落ちません。分解しづらいからです。
もし普通の生活続けていたら、永遠に減らないと思います。
なぜなら、脂肪を使う必要がないから。

あなたが普通に糖質を含んだ食事を、毎日3食食べてると、脂肪の出番はありません。

例えば、家に疲れて家に帰ってきたとき、
・炊いてないお米
・すぐに食べられるハンバーガー
が用意してあったら、間違いなくハンバーガーを食べるでしょう?
お米を食べてもらうためには、ハンバーガーを用意するのを止める必要があります。それをファスティングでやるんです。

頑固な脂肪が減れば、太っても、体重を減らしやすい体になるでしょう。
ただ、脂肪が燃焼するには、ファスティング3日目くらいからという説があるので、ファステングを少し長い間やる必要があるかもしれませんね。

理由2 エネルギー燃焼型の身体になるから

体のエネルギー燃焼率が上がる、つまり代謝が高くなれば「食べても太りづらい」体になりますよね。
代謝を増やすには、筋肉つけるとか色々ありますが、運動ギライな自分的にオススメなのが、「代謝酵素」を増やすことです。

酵素」とは?
タンパク質の一種で、生物が生きていくために欠かせない体の化学反応を起こさせます。

その役割は、以下の2種類になります。

■消化する(消化酵素)
食べたものを吸収しやすいように分解します。
油っぽいものなど消化に悪い物を食べていると、消化酵素が多く必要となります。

■代謝する(代謝酵素)
体内の細胞に栄養を届けます。つまり、汗をかく、呼吸をする、運動をする、考える、治癒する、老廃物の排除など、生きること全てに関わります。

■酵素の無駄使いをやめる
実は、酵素の数には限りがあります。
よって、その限られたリソースを消化」と「代謝」のどちらに多く振り分けるのか?というのが問題となります。

酵素数を「100」と仮定すると「代謝:80、消化20」が理想的です。
でも、食べ過ぎの人で不健康な人は、「代謝:20、消化:80」になっています。

食べ過ぎや、消化に悪い食べ物(レトルトやインスタント、白砂糖、添加物油もの)ばかり食べていると、「消化酵素」が増え、その結果「代謝酵素」が減り、身体に様々な悪影響が出やすい状態となってしまいます。これはまさしく、酵素の無駄遣い!ついでに食費も無駄使い!

これを「代謝酵素」>「消化酵素」という割合にしていけば、代謝が増え、食べても太りずらくなります。
「代謝酵素」と「消化酵素」の割合は、食べる量が減っていくことで変わっていきます。

理由3 腸内環境の「グレートリセット」できるから

あなたの腸は、デブ腸?ヤセ腸?
実は、太りやすい腸、痩せやすい腸が存在します。
その違いは、腸内環境。つまり腸内細菌の違いです。
腸内細菌には、善玉菌、悪玉菌(+日和菌)が存在しますが、それをデブ菌ヤセ菌として考えることもできます。

■デブ腸には、デブ菌が沢山いる。
デブ菌の大好物は高脂肪、高脂質、高カロリーな食べ物です。
そして、デブ菌と呼ばれる所以は、食べ物から必要以上にエネルギーを取り込み、脂肪として蓄えてしまう働きがあるんです。

「なんて迷惑な・・」と思いますが、責めないでやってください。
わずかな食べ物カスからでも、栄養を吸収できるのは、飢餓を生き抜いた人類の力かもしれません。
もし、食料危機になったら役に立つ菌かもしれませんね。

■ヤセ腸には、ヤセ菌が沢山いる。
ヤセ菌の大好物は食物繊維、低糖質、低脂質な食べ物です。
ヤセ菌は、食べ物からあまりエネルギーを吸収しません。
また、「短鎖脂肪酸」という物質をつくり出します。
この「短鎖脂肪酸」は、脂肪の蓄積を抑え、体内の脂肪の燃焼を助けます
さらに、食欲を減らすというホルモン(インクレチン(GLP‐1))まで出てきます。

■ファスティングで、腸内細菌を再開発できる

おそらく、食欲が旺盛で、脂ぎっている食べ物が大好きで、太っている人は、デブ菌が沢山住んでいるデブ腸になっていると思われます。
そこでファスティングです。ファスティングすると、腸内細菌も飢餓状態になり、死んでしまいます。
すると、まっさらになった土地に、新しい街をつくるように、腸内環境を再開発できるんです。
そして、ヤセ菌を増やしていけば「食べても太らない」「食べる量が減る」という体に近づけます。

太らない理由はそれだけか?残る謎。

太らない理由、本当にそれだけでしょうか?
実は不思議に思ってたことがあります。
生活習慣が太っていた頃に戻っても、体重は増えなかったんです。

どういうことかというと。
毎月、ファスティングをやっていた時期は、自分の健康意識も研ぎ澄まされていきました。
加工品は食べない! パンは食べない! お菓子も一切口にしない!
ナイフのように尖っては、近づくもの皆傷つけました。

しかし、あれから1年。
すっかり堕落しました

https://booklive.jp/product/index/title_id/364984/vol_no/001

チョコレートや飴は毎日食べます!
菓子パン美味しいです。
カロリー高い?美味しければ良い!

この堕落の原因はストレスです。
身体に悪いと知りながらも、カロリー高めな食べ物を爆食いしちゃいます。また、毎月やっていたファスティングは、年に2回程度です。

でも、体重が増えないのです。
深夜にお菓子をばくばく食べてしまっても、チャーハン食べてしまっても、体重はそんなに変わりません。リバウンドしません。
それは何故でしょうか?

体重が増えないのも「リバウンド」の一種。

自分なりに考えた理由があります。
それは、体は「超保守派」であり、一旦定まった体重は、意地でも変えたくない。だから体重が増えない。ということです。

ダイエット後のリバウンドも同じ原因です。
太っているときの体重を維持したいから、体はリバウンドして抵抗しているです。
そんなことを感じていたのですが、こんな科学的な説が存在しました。

体重は遺伝子によって決められている?
(セットポイント説)

実は体重は遺伝子レベルで決まっており、その目標体重になるように、脳が代謝や食欲を調節しているという説(脂肪定常説:リポスターシス)があります。
その目標体重を「セットポイント」と呼びます。

この説では、食事制限や運動で一時的に体重が変化しても、遺伝子レベルで決まっている「セットポイント」の目標体重は変わらないため、元の体重に戻ると考えられています 。

これはは、ちょっと衝撃的ですよね。
体重が遺伝子レベルで決められているのなら、その体重をコントロールする食欲も遺伝子からの指令かもしれない。
「肥満は意志が弱いから」なんていう考えも、誤りになります。
つまり、個人の意思で、体重をコントロールすることは難しいということになります。

しかし、ちょっとおかしいと思いませんか?
遺伝子レベルで適正な体重が決まっているのであれば、なぜ肥満というものがあるのでしょうか?

それは、このセットポイントは変更されることがあるんです。
実際に、食欲に関する中枢(満腹中枢、摂取中枢)を破壊されたマウスは、セットポイントが変更され、新しい目標体重になるまで過食を続けました。

つまり、あなたがセットポイントが変更されるような行動を起こすと、セットポイントが変更されてしまうわけです。
セットポイントが変更されるような行動や原因とは、食べる量や時間、ストレス、酵素バランス、食べ物の質、運動不足など、様々です。

良くも悪くも、セットポイントに向かって、体重は向かっていく。

色々と太らない理由を推測してましたが、本当のことはわかりません。
ただ一つ言えることは、ファスティングをつづけた結果、体重は減り、それを維持できている、ということです。

つまり、変化できたということです。
体重はすぐには動かないが、働きかければ、変えていくとができる。

船と一緒です。
すぐに方向転換はできませんが、舵をしっかりきって、進む方向を決めれば、ゆっくりでも力強く進んでけるんです。

正しい方向にむければ、徐々に適正な体重になっていきます。
逆に、どうせ変わらないとそのまま体重が増えていくままにしていたら、どんどん悪い方向に確実にむかっていくことになります。

今からで良いのでもしっかり向きをきめて行動するべきかと思います。
氷山に向かっていった、タイタニックにならないように。


ファスティングに興味のある方は、過去記事もご覧ください
ファスティング中には、どんか感じがするか?

●半年の間、毎月ファステングした効果について

GWに書くつもりが、もう夏も終わりになってしまいました。
いやはや。

東のテツ
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