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16人 4年 塩澤隼人

今回部員ブログを担当します。
4年の塩澤隼人です。
宜しくお願いします。


最後のブログを書くにあたって、日程が決まってから何を書こうかずっと悩んでた。けど全くと言っていいほど思いつかなかった。正直このブログを書いたからと言って何かが変わるわけでもない。誰かの心に響いても、残ることはない。前回のブログなんて誰も覚えてない。今まで2回ブログを書いたが、発信されたからといって何も変わらないことはもうわかってる。それと同時にみんなのブログを読んで、自分の4年間はそれほどちっぽけなものだったのかと考えさせられる。何か選抜に選ばれたこともなければ、キャプテンや副キャプテンもやっていない。ましてや公式戦なんて数えるられるほどしか出ていない。チームに貢献できたと感じたことが少ない。今4年のこの時期になってこれは成長したって心から言えるものがあるのか自分に疑問を持ってしまう現状に相当ショックを受けているくらいだ。

そんな自分に残っているものはなんなのかものすごく悩み考えた。何かと考えたとき、残念なことに1つしか無かった。でも答えは、ものすごくシンプルで、これしかなかったけどこれだけで十分だと思った。






それは「15人の同期・仲間」だった。





先ほども言ったけど、この自分のブログを読んだからと言って、何かが変わるわけでもない。だったら自分の中では、そんなブログを少なくとも、自分の大好きな同期のこの15人にだけでも何か感じるものがあってそれぞれの心に届いてくれたらこのメッセージが意味あるものになると思ってる。

一言にも書いた「早く行きたければ1人で進め。遠くに行きたければ、みんなで進め」これは、キングコングの西野さんが映画公開日の挨拶で言っていた言葉だ。アフリカかどこかのことわざらしい。この言葉を聞いた時に同期の15人が頭に浮かんだ。なぜならこの4年間がまさしくそうだったからだ。
思えば4年前、やらかして怒られてばかりのどうしようもない代だった。チームの仕事もろくにできず、周りに迷惑をかけてばかりで、毎日のようにたつきくんに怒られていた。怒られてもヘラヘラして当時の4年生のキャプテンを本気で怒らせてしまったり、気をつけようとミーティングした3日後には同じミスを繰り返したり、なかなか勝てない状況でチームとしても難しい時なのに、練習前ボール回しで大はしゃぎして怒られたりした。あとにも先にも学年全員で坊主にした代は他にないと思う。もし1人だったらこのような障害もなく、進めていたとも思う。でもこの16人でやってきたからこそ、多くの失敗や苦悩を乗り越えてこんなにも成長できたのだと思う。

どんな時でも常に120%で練習に取り組むアオキ。
なんだかんだ皆んなから愛されてるモリ。
すぐ熱い話をしたがるけど多くの言葉をくれたユウタ。
こんなどうしようもない代を引っ張ってきてくれたキョロ。
素晴らしい行動と言葉で勇気を与えてくれたイキ。
幼いところもあるけど誰よりも仲間思いなルイ。
普段はふざけてるけど誰よりも意識が高いケイジ。
意識低いぶってるけど誰よりも負けず嫌いなヤマ。
考えてなさそうで話すとしっかり考えを持ってるリョウガク。
隠してるけど実は誰よりもサッカーが大好きなタケト。
良くも悪くも何に対してもまっすぐなイイザワ。
ピッチに入ると目の色を変えて練習に取り組むテツ。
だるそうにしてるけどチームのために声をだせるダイチ。
多くの時間を共有して多くのことを話してきたタカラ。
常に全力でこのどうしようもない学年の為に戦ってくれたマユカちゃん。
自分1人だったら前に行ける限界、上に行ける限度があった。でも厳しい練習、きつい走りでも、怪我をして苦しい時でも、コロナで自粛が迫られみんなとサッカーができないときでも先輩やコーチに怒られてもこの仲間がいたから頑張ってこれた。この代ではなかったら腐ってたりサッカーやめてたり練習にこなくなってたかもしれないと思う時もあった。それでもサッカーを続けたいって本気で思ってて、サッカーが大好きなやつが多かったから自分も頑張ってこれた。苦しい落ち込む時があっても横を見たら、怪我で苦しんでも頑張ってる奴がいて、試合に出れなくても100%で練習に取り組む奴がいたから頑張ってこれた。練習にきたらサッカーの話しをする奴が多いこの代でよかった。たわいもない話で盛りあがれるあの日々が最高だった。

長い人生のたった4年間に過ぎなかったかもしれない。あっという間の4年間だったかもしれない。でもこうやって書いてみると自分の言語力では語れないくらいの物語があった。社会人になる前のこの4年間がこれからの自分の人生にどれほど大きな影響を与えるかは経験した人にしかわからない。そんな自分にとって大きな4年間をこの15人と過ごせたことは、誇りであり財産である。
来年からは、それぞれが見たことも経験したこともない、目まぐるしい世界を自分達の足で生きていくことになる。
これまで以上の苦悩や挫折があるかもしれない。悔しい思いばかりするかもしれない。どん底を見るかもしれない。上司や先輩に監督に怒られる日々かもしれない。どデカい壁にぶち当たるかもしれない。
それでも大丈夫だと思ってる。自分には、そういう時に寄り添ってくれる、助けてくれる、叱ってくれる同期ができたから。何かあった時はこれからも同様に助けるし助けられたいと思ってる。今まで以上に頻繁に会うことは無くなるけど、この4年間と同じように。戻れる場所がある。

何年後かには、日本代表なってる奴もいるかもしれないし、どこかの社長になってる奴がいるかもしれないし、起業してる奴がいるかもしれないし、パパやママになってるかもしれない。どうなってるかわからないけど、また集まって、思い出話でもしながら爆笑しよう。

サッカーという人気なスポーツで何人ものプレーヤーがいる中、少数精鋭の東洋大学で出会えたことはキセキだと思う。この学年で本当によかった。みんなと出会えてよかった。みんなと大好きなサッカーを本気でできてよかった。心の底から本当にありがとう。


そして、最後にこの東洋大学サッカー部で大きなことを成し遂げて次のステージに進もう。


次回は梅津凌岳です。
最近は夜練になって存在がわかりません。
考えてなさそうで実は色々考えてくれる彼が綴ってくれるブログ。
ぜひお楽しみに!!



東洋大学体育会サッカー部 4年 塩澤隼人

塩澤隼人(しおざわ・はやと) 1999年4月18日生まれ
バディSC世田谷→FC東京U-15むさし→前橋育英高校


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