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バテン・カイトス ~終わらない翼と失われた海~


人生で一番やりこんだゲームは「ジルオール」確かエンディングで「40人以上いるパーティメンバーからひとりが選ばれ主人公とともに旅立つ」はずが、孤独に終わる超絶レアルートを何度も経験しているのでもはや書くことはありません。ネモよ、お前くらい味方になってくれてもよかったんじゃないのか…?


というわけで、10年前にはまっていたゲーム、「バテン・カイトス 終わらない翼と失われた海」について覚え書き。2003年発売、ナムコ(現在のバンダイ)+Nintendo Game Cube +モノリスソフトというなかなかマニアックな組み合わせ。

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どんなゲーム?って知りたい方はこの記事読んで。もう言いたいこと全部書いてある(笑)

ゲームキューブの隠れた超名作「バテン・カイトス」の魅力を徹底的に紹介します


【ストーリー】
長きに渡った邪神との戦に人々は辛くも勝利し、邪神は「エンド・マグナス」と呼ばれるカードに封印されたが、大地は邪神の血により荒れ果てた。そして人々は、生きる希望を果てしない大空に求めた。人々の背中には、広大な空での永い生活のためか大きな羽が生まれ、それは「こころの翼」と呼ばれている。

育ての親と弟の仇を追っている主人公カラスは、辺境の地サダルスウドの月騙しの森でモンスターに襲われ、倒れているところを助けられる。近くの村ケバルライで目覚めると、カラスに憑いている精霊(プレイヤー)は記憶を失っていた。

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絵柄もキャラも濃ゆいバテン・カイトスの世界。漁師のギバリ兄貴、34歳って無理がある。サヴィナが25歳、カラスとシェラ、リュードが19歳。ミズチは年齢不詳。


ゲーム自体の知名度は案外低いが、めちゃくちゃ好きでやりこんでた思い出。Disc 2枚組のRPGで、クリアまで結局1年くらいかけたかなぁ。空に浮かぶ島、氷の王国、地底の洞窟など、ファンタジーベースの舞台設定がたまらない。プレーヤーが「精霊」で、第3者視点で物語を進めることができるのも、重要なポイント。


この世界には物質が「マグナ・エッセンス」に集約されていて、人々はこれを封じ込めた「マグナス・カード」を持ち歩いている。(iPhoneにアプリがはいってるような感じ。使うときに実体化する)戦闘シーンでは、マグナスカードを組み合わせて戦うのだけど、コンボがとにかく面白く、収集癖のあるひとにはツボだったんじゃないかしら。

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マグナスには大きく2種類あって、魔法、ソード、ナックル、ラッパ銃など単体攻撃できるタイプと、コンボ活用のタイプがある。後者はぶどう・イカ・おにぎり・白紙のノート・離婚届(?)・醤油・エビ等々。組み合わせによっては いか+うちわ+ファイア=焼きイカ醤油+プリン=ウニなど、予期せぬマグナスが生まれてしまう…。ちなみにウニもイカも回復アイテム!


戦闘シーンで手持ちのカードがランダム配置されるもんだから、下手したらターン連続で回復系(食べ物マグナス)とかあり得るわけですよ。右上にある数字、これを揃えて出すとダメージ増!だったりするから、このあたりがとっさの判断力を試される鬼ゲー。


経過によってマグナスも変化し、バナナがくさったり、ぶどうが貴腐ワインになったりする。そこではじめて使えるコンボも出てくるという、飽きがこないシステム。手持ちのカード集めたり、相手にぶつけて大ダメージ!とかやってるあたり、メンコと変わんないよな…




オープニングがめちゃくちゃよかった。いまみたらROBOT+白組(シン・ゴジラ)…まじか。スレイヤーズのゼロスにしかみえないへなちょこ軍人とか、ちょうちんブルマのお嬢様、アマゾネスな姉貴、土偶巫女など、とにかくキャラが素敵!

ふれるものみな傷つける~なカラスには、「いい意味で」裏切られました。展開についていけなくてさ…妹にも「Disc1はクリアして。そこから一気に引き込まれるから」と言われていたが、まさにそのとおり。後半戦は自分もこの世界の住人になるので、思い入れが半端ない。パーティの仲間と「愛をとりもどせ!」(古い)みたいなノリで突き進んでいくのが超楽しい。


当時、残業MAXで帰宅するとスーツもぬがずにソファにころがってこのゲームやってました。そのまま寝落ちして明け方妹にたたき起こされるという日々。ある日会社でPCペチペチ打っていたら、ふっと意識が遠のき…気づくとメール画面に「バテンやりたい」の文字が。以下参考画像。妹に写メ送ったらさすがに心配された25歳の夏(イメージ画像です)

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やるまえに、ゲームパッケージみてたら、ジャンルに「君とはじめて出会うRPG」ってポエム調で書いてあって、これはやべぇよ・・・やべぇよ・・・と思ったのですが。

この意味がね!!物語が進むにつれわかってくるんですよ!!!


光なき地に光を 救いなき者に救いを

ひとり夜の底を行く我らを 海よ、誘いたまえ…


素晴らしい作品です。中古で買ってもういっかいプレイしようかな。

以上です!


参考URL

ゲームキューブ バテン・カイトス紹介

バテン・カイトス クリア後感想ネタバレだらけ+クリア時パーティ

ゲームキューブの隠れた超名作「バテン・カイトス」の魅力を徹底的に紹介します


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