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ストレスコントロールの話

たまたま放映していた映画「インサイド・ヘッド」を鑑賞したとき、いっときの感情に振り回されるのっていやだな、とあらためて思ってしまった(ひねくれている)理性と感情は切り離せないんだけどね。仕事で煮詰まって朝っぱらからPCぶっ壊しそうになったので、自戒をこめて覚書き。



福利厚生の一環で、田中ウルヴェ京(みやこ)さんの講習をうけたことがある。80年代後半にシンクロ選手として活躍した彼女は、米国で学んだストレスコントロールの一種「コーピング」を日本へ紹介。よいストレス、悪いストレスをみわけてメンタル底上げをしていこう、というテーマは非常に面白かった。いわく生きていくうえで適度なストレスは必要、ネガティブな感情ー怒りや悲しみも、人間関係の潤滑油になるので、無理におさえこむことはない、とのこと。

*日立ソリューションズのサイトでも入門編が見られます
ビジネスコラム:田中ウルヴェ京のメンタルトレーニング実践講座


講習でウルヴェ京さんが言っていたのは「ひとは現実と理想のギャップに腹をたてる」。あいさつはするべき、間違いはみとめるべき、ぶつかったら謝るべき、もっと自分は認められるべき、など、べき論が先行するとそれだけ自分の地雷もふえていく。相手に地雷原を差し出している状態では、「なぜ私は苛立っているのか」という理解が追いつかない。


プライベートで受けたアンガーマネージメント講習で、私は「怒りをまるめてゴミ箱になげちゃう」タイプと診断されたが、人畜無害ってわけではない。ゴミ箱にちゃんと入らない=うまくハンドリングできないと物にあたる。黙っているから周りはよけいに不安になる。外の空気をすってくるなり、風呂にはいるなり、気分転換をすれば機嫌はよくなるのだが、同居人達からすれば「イライラしているのがわかりやすい」らしい。


アンガーマネージメントについて参考になる記事はこちら:一般社団法人日本アンガーマネジメント協会 代表理事 安藤俊介さんのワークショップ

・怒りは伝達手段であり、防衛感情でもある
・怒りをおさえこまずに、リリースしていこう
・「キレる」「ヤバイ」以外の表現方法をふやそう。怒りのバリエーションを知ることでレベル分けができるようになる
・人は怒ったときに最初の6秒でアドレナリンが強く出る。最初の6秒をやりすごそう


原始的だけど効果あり


記事でも指摘されているように、怒りは身近な対象者ほど強くなり、高いところから低いところへ流れる伝染しやすいエネルギーである。身内意識が高いほど甘えがうまれ、「どうして理解できないのか?」と思うし、逆に現場レベルの怒りは経営層に響きにくい。


渋滞にはまってブチ切れても、車は前に進まない。同乗者と話すか、音楽を聴くか。できる選択肢を探すこと。仕組みを理解すれば、100%とはいかなくとも「感情のマネージメント」は可能になる。自分の許容範囲を知るのもひとつ。ひとは変わっていく生き物だから、味覚とおなじで昔はダメでも、今なら美味しく感じられることもあるよね。


というわけで、午後はゆっくりハーブティ飲みながら仕事します(´・ω・`).







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