晴れの日に

友人の訃報を聞いた。

晴れた日に見送ってもらったんだな、よかったね。
エヴァの公開には間に合わなかったのか、くやしいね。
落ち着いて墓参りいくのは少し先になりそうだから、そのときはシン・エヴァのパンフでも持っていくわ。

そんなことを考えながら30分程黙とうにあてた。

ここ数年は会えてなかったけれど、一緒に働いていた期間は長く、顧客先のトラブル案件にひーひーいったり、ベンダーから届いた長ったらしい英文を解読したり、魚に目がなくていく先々でお刺身盛り合わせを頼んだり、いっつも仏みたいに優しいのに不機嫌なときに見せた顔がえらいブサイクで爆笑したり、山が好きでいつか軽めの登山行きましょうといいつつ実現しなかったり、意外と楽しい時間を過ごせていた。

今考えても笑ってる顔しか思い出せないのでそれはそれでよかったのだと思う。

年齢もさほど変わらず、働き盛りの「なんでもないひと」がこうも簡単に逝ってしまうのはさみしい。

医療現場のひとや親族、身近にいた友人たちは精一杯応援してかれを見送ってくれたはずなので、私の代わりにお礼を言いたい。ありがとうございます。

ヘッダー写真はunsplushから
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