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Livin' on a prayer

海外にいくとありがちなのですが「あなたの宗教は?=What's your religion?」と聞かれて「無宗教です」「無神論者です」と答えるのはよくない、とおそわりました。他人の信仰を否定したようにとられるので、日本人なら「仏教徒です」というのが無難なところ。私は「あまり信心深くはありません=I'm not a religious person」と言ってます。映画「天使と悪魔」にでてくる、ラングドン博士の回答が一番近いかもしれない。バチカンのカメルレンゴことユアン・マクレガーの正装が素晴らしい作品なので見ごたえあり。

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Camerlengo Patrick McKenna:
I did not ask you if you believe what man says about God. I asked you if you believe in God.
Robert Langdon:
I'm an academic. My mind tells me I will never understand God.
Camerlengo Patrick McKenna:
And your heart?
Robert Langdon:
Tells me I'm not meant to. Faith is a gift that I have yet to receive.
Camerlengo Patrick McKenna:
Be delicate with our treasures.

カメルレンゴ:人が神について語ったことではなく、神を信じますか?
ラングドン博士:私は学者です。頭で神を理解することは決してないでしょう。
カメルレンゴ:それでは、あなたの心では?
ラングドン博士:”理解を超えた存在”で、私が未だ授かっていない贈り物です。


そんなこんなで神を信じきれなくてでも近づきたくて、会いに行けないアイドル状態なもんで、英語の信仰スピーチやゴスペルを通勤のおともに聴きまくっている。最近のお気に入りはこちら。

Put God First by Denzel Washington
 
*日本語字幕あり

Put God First - 何をするときも神を一番に

Fail Big - 大失敗してみよう

Dream without Goal is just Dream  - ゴールなき夢は夢で終わる

 You never see a U-haul behind a hearse - あの世へもっていけるのは魂だけ 

*U-Haulはアメリカのセルフ引っ越しトレーラー、hearse は棺

デンゼル・ワシントンは何度か大学で卒業式スピーチをしているけれど、かれのメッセージはシンプルで心にひびく。目の前にあるすべてに感謝すること。世の中に変化をもたらすこと、それを切望していくことをやめないで。社会に一歩踏み出す若者には力強い言葉だと思う。


The Wisdom of a Third Grade Dropout Will Change Your Life by Rick Rigsby *英語字幕

いままで聞いた中でベストofベストのスピーチ。英語がわかるひとはそのまま聞いてほしい。音楽と最後の演出がめちゃくちゃ良いので、こちらのオリジナルバージョンがおすすめ!

ちょっとカットされてますが日本語字幕はこちらでみられます。

I have four degrees. My brother is a judge. We are not the smartest ones in our family. it's a third grade dropout daddy. A third grade dropouot daddy who was quoting Michelangelo, saying to us boys, "I won't have a problem if you aim hign and miss, but I'm going to have a real issue if you aim low and hit."
私は4つの学位、兄弟は判事になった。それでも私たちは家族の一番の賢者ではない。賢者は小学3年生で中退した父である。かれはミケランジェロを引用した。「息子たちよ、おまえが目標を高く掲げて失敗するのは気にしない。だが目標を低く設定して達成したら、問題だ」
"Son, you'd rather be an hour early than a minute late" 
We never knew what time it was at my house because the clocks were already ahead.
「息子よ、1分遅れるより1時間はやく行くほうがいい」
自宅の時計はいつも早められていたから、私達は正確な時間を知ることが決してなかった。


You're Doing It All Again - Todd Dulaney

トッドさん、大好きです。ゴスペルシンガーってもうアイドルだからね(ほめてる)アメリカの教会によってはロックバンドいれてるところもあって、日曜朝からこのレベルの大合唱が聞けたりします。ザ・白人と黒人(アフリカン系)と南米で全然ノリがちがう。キング牧師の教会は80歳オーバーのじいさんがぶち上げるスピーチがやばかったし、シカゴの教会はアカペラグループが本格的で天使にラブソングを状態だったし、ジャマイカ人のルームメイトが連れて行ってくれた教会は木造りのボロいやつで、くっそ狭い空間に謎のお香をを焚いてレゲエみたいなリズムでトリップしていた。トンガタプ島の教会は住民みんな、びっっっっくりするくらい歌がうまい。声が透き通ってる。プロのコーラス?と思ったら一般ピープルですよ。あと正装がちょう可愛い。


海外では教会やモスクにいく(スタバ行こうぜ!みたいなノリで連れていかれる)ことが多かったし、親は小さいころ洗礼受けてたり、私が通っていた大学はプロテスタント系だった。友人にはモルモン教やヒンズー教、ユダヤ教にイスラム教もいる。みんな厳格に生きているわけではなく、現代のライフスタイルにあわせて自分なりの宗教の形をつくっているから面白い。日本では神社仏閣巡りに行きがちだけれど、いつかふらっと信仰の力をかりて色んな神にふれてみたいと思います。



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