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米国ETF銘柄10選!

こんにちは!本noteは、米国ETF10銘柄をまとめています。
ETFとはExchange Traded Funds の頭文字をとったもので通常の投資信託と違い市場で取引がされ、取引時間内に値動きがある中で売買される投資信託のことを言います。
通常の投資信託とは異なり、価格を指定する指値での注文ができたり、経費率に当たる信託報酬が低かったりという特徴を持ちます。
つまり、株式のように取引ができる投資信託といえます。

ただ一つ注意が必要な点として、今回紹介する米国ETFは米国市場に上場しているETFであるため、米ドルでの取引となり、為替リスクがあります。
市況によるファンド価格の変動とは別で円高になれば、円ベースでの価値は減り、現在のように円安になれば、円ベースでの価値が上昇するということです。

ではここから代表的な10銘柄を紹介していきます!

1 VT(バンガードトータルワールドストックETF)

これは、FTSEオール・ワールド・インデックスという指標をベンチマークとしたインデックスファンドで、全世界主要47ヵ国、約2900銘柄に間接的に投資できるETFです。
通称オルカン(オールカントリー)と呼ばれるもので、全世界に分散して投資ができることから人気があります。
経費率も0.07%と低く、これも魅力的です。

2 VTI(バンガードトータルストックマーケットETF)

これは、CRSP米国総合指数をベンチマークとするインデックスファンドであり、米国市場全体に投資するETFです。
1つ目に紹介したVTが全世界を対象とするのに対して、VTIは米国全体を対象とするという違いがあります。
こちらも経費率は0.03%ととても低いです。

3 IVV(iシェアーズコアS&P500ETF)

これは、有名なS&P500指数をベンチマークとしたインデックスファンドであり、米国の大型株500銘柄に投資するETFです。
S&P500指数はこれまでのパフォーマンスがとても高いことからとても人気な指数であります。
こちらの経費率も0.03%となっています。

4 QQQ(インベスコQQQトラスト・シリーズ1)

これは、NASDAQ100指数をベンチマークとしたインデックスファンドです。NASDAQとは米国市場の一つであり、もう一つのダウ市場に比べてテクノロジーやIT分野などの時代の先駆けとなるようなグロース企業が多く上場する市場です。その市場の中での時価総額トップ100銘柄を集めたのがNASDAQ100指数です。
同じ米国市場を対象としたS&P指数やダウ指数に比べて、変動が大きい指数であるので比較的リスクをとって高いリターンを狙うETFといえます。
こちらの経費率は0.20%です。

5 VYM(バンガードハイディビデンドイールドETF)

これは、FTSEハイデ ィビデンド・イールド指数をベンチマークとしたインデックスファンドであり、米国市場の高配当銘柄に投資するETFとなっています。
高配当株に個別投資する場合に比べて多くの銘柄に投資を行うために、リスクを分散して安定した配当を受け取ることができるファンドと言えます。
直近の配当利回りは3.28%
経費率は0.06%となっています。

6 TLT(iシェアーズ米国債20年超ETF)

TLTは米国の長期国債を投資対象とするETFです。一般に債券と株式とは負の相関関係にあると言われています。そのため株式だけではなく債券も保有することでリスクの分散が可能です。ただ債券の売買は株の売買に比べて一般的ではないので、ETFという形で債券を間接的に購入できるのは非常に便利です。
またTLTは分配金利回りが3.27%ほどあり、月々で分配されるのでインカムゲインを狙った投資も可能です。
経費率は0.15%です。

7 SOXX(iシェアーズセミコンダクターETF)

SOXXはフィラデルフィア半導体株指数をベンチマークとしたファンドであり、近年トレンドとなっている米国半導体銘柄に投資を行うETFとなっています。
ETFには市場指数に準じたものだけではなくこのような分野別指数に準じたファンドもあります。市場指数に比べてリスクは高くなりますが、個別銘柄への投資に比べるとリスクを抑えられるため、業界全体の将来性に投資を行いたい場合の選択肢として優れています。
経費率は0.35%です。

8 FM(iシェアーズフロンティアセレクトEM ETF)

FMはMSCI フロンティアエマージングマーケットセレクト指数をベンチマークにしてそのパフォーマンスを上回ることを目指したアクティブファンドです。フロンティアマーケットとは、発展途上国の中でも発展段階の低い国々の市場のことを言います。そのため将来的な成長が近年特に期待されている市場です。
ですが新興国市場ということで市場環境が十分に整っていなかったり、情報を集めることが難しかったり、為替レートが不安定だったりと直接的に個別銘柄に投資するにはリスクがとても高いです。
そのためFMへの投資には米ドルで複数銘柄に分散して投資を行うことができるETFが重宝されます。
このETFの経費率は0.79%です。

9 GLDM(SPDRゴールドミニシェアーズトラストETF)

GLDMはLBMA(ロンドン貴金属市場協会:London Bullion Market Association)の金価格をベンチマークとする、金に投資することができるETFです。
金は世界情勢が悪化した時にその価格が上昇する傾向にある資産です。これは株や債券などとは異なる特徴であり、リスク分散の手段として金への投資は有効です。
その一方で金は先物取引や現物取引など通常の株式投資に比べて難易度が高かったり、手間がかかったりします。ETFでの金投資はそれらに比べて比較的少額から、容易に、少ない経費で投資できる点で魅力的です。
このETFの経費率は0.10%です。

10 IYR(iシェアーズ米国不動産ETF)

IYRはダウ・ジョーンズ米国不動産キャップド指数をベンチマークとしたインデックスファンドです。この指数は米国ダウ市場の不動産セクター株式銘柄で構成されるものです。不動産銘柄は不動産価格に大きく影響される銘柄ですので、間接的に不動産に投資を行うようなETFといえます。
不動産も金と同様に伝統的な資産である株式や債券などとは異なる値動きをすることからオルタナティブ資産として注目されています。ですが実際に物件を購入するとなると初期投資額が最低でも1,000万円〜と初心者には手が出しづらい投資対象です。そのためこのETFは少額から不動産全体に対して分散投資を行うことができる点で魅力的なETFです。
直近の配当利回りは1.91%
経費率は0.39%です。

不動産クラウドファンディングとの比較

先ほど紹介したIYRは少額から不動産に投資を行うことができる点で魅力的だとお伝えしました。しかし1つだけデメリットもあります。それは特定の物件に対しての投資ができないという点です。一般的に不動産投資とは自らが物件の立地や状態を把握した上で行うものですが、IYRは不動産マーケット全体への投資ですのでその一つ一つ物件の見極めができません

このようなデメリットを解消したものとして不動産クラウドファンディングというサービスがあります。これは不動産投資を1口1万円〜に小口化した商品で一つ一つのプロジェクトに対して投資を行うことができます。また期間と期待リターンがあらかじめ決められていたり、価格変動がなかったりと初心者の方でもわかりやすい投資商品といえます。

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まとめ

ここまで代表的な米国ETF10選を紹介していきました。

全体を通して簡単にリスクの分散を行うことができたり、通常では投資が難しいような商品に投資ができたりとETFのメリットがわかりました。ぜひ皆様の資産形成の一助となればと思います。

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