夢を日記にすると気が狂うらしいので日記にする:四夜目【モンスターハンターワイルズ先行体験】
※起きてすぐ仕事行って、帰って来てから書いているので変なことになっているかもしれません。許して。
電動自転車に乗って市中を爆走する私、中野は水族館を目指していた。
なぜ水族館に行くのか、なぜ電車ではなく電動自転車なのかは謎である。
大きな交差点で信号待ちをしていると、私は突然車に乗っていた。
物凄く長い信号待ちだ。体感で10分は経っている。
車窓から外を見まわしてみると、つんく♂が大声で歌っているのが見える。
「ウォウオウ悲しみの♪強烈なスコォ～ル♪」
つんく♂は歌いながら信号を無視して歩いて行き、トラックに撥ねられた。
吹っ飛ばされたつんく♂はそのまま4階建ての建造物の屋上に着地すると、また歌い始めた。
「男はァ♪missing you♪寂しい♪」
私の背後でクラクションが鳴った。信号が青になったようだ。
アクセルを踏み込むと、私は電動自転車に乗って道路脇を走っていた。
真っ直ぐ進むと、分かれ道が現れた。
左は赤土色のアスファルトが続く上り坂。
右は大量の竹槍が地面に生えている農道。
私は左を選んだ。
しばらく上り坂を進んでいると、サバゲーをしている集団が現れた。
巻き込まれてはひとたまりもないので、さっさと駆け抜けることにする。
が、すぐに行き止まりに突き当たった。右が正解だったようだ。
道を戻ろうとすると、二人の若者がこちらにエアガンを向けていた。
「サバゲーに自転車を持ち込むな！」
「馬に乗ったつもりか。何だお前、鬼庭形部雅孝か」
二人はそう言って発砲してきた。私は、エアガン程度なら当たっても痛くないだろう、と一気にペダルを踏み込んで二人を跳ね飛ばしつつ強行突破した。
「グワーッ！」
「グワーッ！」
二人が吹き飛び、地面に落下する。それと同時に、私の視界の端にモンスターハンター3Gの装備UIが出て来た。
自転車も消えており、ログハウスらしき建物の中にワープしていた。
Bボタンを押すとUIが消えた。そのまま外に出るといかにもモンハンっぽい村が広がっていたので、猫飯を食べて狩りに行くことにする。
私が注文する猫飯はシリーズを一貫して肉+野菜だ。たまに酒+乳製品だが。
武器は相手に合わせて全武器種を切り替えるが良く使うのは大剣、笛、弓だろうか。今回は大剣にしておいた。
クエストはいろいろあったが、リオレウス狩猟の依頼を受けた。
パ～ポ～♪と角笛が鳴り、狩りが始まる！！
と、思ったら私は教室に突っ立っていた。
困惑していると、教室のドアが開いてリオレウス先生が入ってきた。
見た目はスーツを着ている男性だが、顔だけがレウスなのだ。
「ギャース！！」
先生は咆哮をあげて朝の挨拶をする。私以外に生徒は居なかったので、
「ど、どうも…」
と挨拶を返すとレウス先生はいつものドラゴンの姿に変化し、突然ブチギレて突進してきた！フィールドはいつの間にかトライの孤島になっている。
何故かBGMは『海と陸の共振』ではなく、『雅翁演舞』が流れ始めた！！
突進を横に回避した私は尻尾目掛けて抜刀溜め3を浴びせようとした。
が、武器が無い！！教室にワープしたのと同時に無くなっていたようだ。
ともかく、武器が無くては戦いにすらならない！私は逃げ出した！！
「ギョエース！！」
レウスが雄たけびを上げながら追いかけて来る。
フィールドは何故か孤島から雪山の洞窟にワープしていた。
目の前は行き止まり。だが、壁の隙間から光が漏れ出ている。
私は光目掛けて飛び込み、雪の壁を突き破って外へ脱出した。
雪の上に着地すると、雪山からレウスの咆哮が木霊する。
私を追っているのだ。すぐに追いついてくるだろう。
武器も仲間もいない、絶望的な状況だった。
「おい！大丈夫か！」
振り返ると、昔モンハンフロンティアで仲が良かったおっさんがこちらに走って来るのが見えた。背にスラッシュアックスを背負い、手には大剣を持っている。
「これを」
おっさんは私に剛断剣タルタロスを手渡した。
「お前の得物だろ。渡しに来たのさ」
「タルタロス…！ラギア希少種だってナルガ希少種だって、グラン・ミラオスだって全部初見はこの武器で倒したんだ。俺に倒せないモンスターは居ない！」
レウスが雪山から飛び出し、おっさんにワイヤーアクションで飛び掛かる。
おっさんは素早くガードを決めた。スラッシュアックスFだ！
「いくぞ相棒！」
「ああ！」
「「うおおおおおぉぉぉおぉ！！」」
二人でレウス目掛けて突撃すると、突然周囲が真っ暗な空間になった。
漆黒の中に白い文字が浮かび上がる。
"モンスターハンターワイルズ体験版のプレイ時間が終了しました。続きは製品版でお楽しみください"
「ちくしょおおおおおおぉぉぉぉ……！！」
私は自室で咆哮をあげた。
5年振りにWiiUを起動し、3GHDをプレイしようとしたが、オンラインサービスが終了していてタンジアの港には一人としてプレイヤーは居なかった。
目が覚めた。
危ない！寝坊しかけた！
簡単に朝食を済ませて身支度をしてすぐ出勤することにする。
夢日記はとりあえず軽くメモしておいて、帰って来てから書けばいい。
それにしても、俺ってけっこう単純な人間なのかなあ。
寝る前にモンハンのPV見ただけでこれだもんなあ。
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