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優秀な人材はどこにいるのか?【社長インタビュー(前編)】

みなさま、こんにちは!
株式会社FavoriteDriven 広報担当の大野です。

いつもnoteを読んでいただきありがとうございます!

今回は、弊社の西村社長にインタビューを行いました。

ご存じの方も多いと思いますが、現在、日本では人手不足が深刻な問題となっています。
特にデジタル人材不足は顕著であり、多くの企業がこの課題に直面しています。
弊社はこの課題に対応するためのサービスを提供し、人材に関する幅広い課題に対して効果的な解決策を提案しています。


今回のインタビューでは前編として、西村社長にデジタル人材育成サービスを始めた背景や、既存サービスの課題について詳しくお話を伺いました。
後編では当社サービスの強みや、今後の展望について紹介します。

ぜひ最後までお読みください!



本記事を読んでいただきたい方

・優秀な人材どこにいるか知りたい方
・なぜ優秀な人材が育たないのかお悩みの方
・弊社のサービスについて詳しく知りたい方(後編)

本記事を通じて得られること

・あなたの会社で優秀な人材が育たない理由
・優秀な人材を育てるための解決策





西村亮馬 / Ryoma Nishimura
株式会社FavoriteDriven 代表取締役 CEO

早稲田大学大学院卒業後、
2008年にNTTデータグループ、
2018年にPwCコンサルティングを経て
2022年、FavoriteDrivenを起業。

経営、事業部門、IT部門やシステム利用者、システム開発者に至るまで、
全ての領域をリードした知見から組織やチームを跨ぐトータルマネジメントを得意とする。


仕事ができる人材がいない、だから育てる



――まずは、デジタル人材育成の事業を始めようと思ったきっかけを教えてください。

西村:きっかけは大きく分けて2つあります。

1つ目は、お客様に実際に求められたことがきっかけでした。
「人手不足なので、仕事ができる人を紹介してほしい」とお客様から依頼を受けましたが、仕事ができる人材が全然いなかったので、人の紹介をしつつ、せっかくなので教育もセットで提供することにしたのがスタートです。

2つ目は、会社が拡大したときに結局弊社内の人材育成しなきゃいけないので、育成のスキームを作りたいなと思ったことです
会社を大きくするための準備という意味でも、強い人材育成の仕組みを整えておいた方がいいなと思ったのが、この事業を始めたきっかけでした。


OJTやOFF-JTでは優秀な人材は育たない


――現在の人材育成にはどんな課題があるとお考えですか?

西村:まず、今の人材育成は大きく二つに分けられます。
一つはOJT、仕事をしながら学ぶ方法です。
もう一つはOFF-JT、外部研修やeラーニングを活用する方法です。
これらにはそれぞれ課題がありますので、順に説明します。


OJTについてですが、教える側が必ずしも教育のプロではないという課題があります。
仕事自体は優秀であっても、教えるスキルが優れているとは限らないため、効果的な指導が難しいのです。
「学習の5段階レベル」によれば、人に教えることは学習の最終段階であり、最も高いレベルを示します。
自分が理解できても他人が同じように理解できるときは限らず、相手に効果的に指導するためには、それまでとは異なる高度なスキルと柔軟なアプローチが求められるのです。

また、OJTでは既存の方法に基づいて指導することはできても、新しい技術や最新のテクノロジーに対応する指導が難しいです
例えば、生成AIのような新しい技術が登場し、それを使わなければならない状況になった際に、何を教えるべきかが分からず適切に指導できる人がいないんですよね。

OFF-JTは、正しい知識を学ぶことができますが、具体性に欠けるから、それを実務に活かすのは難しい、という課題があります。
結局のところ、実際の仕事を通じて学ばなければ、スキルは身につきにくいのです。
例えば、座学でビジネスフレームワークの基本的な概念を学んで理解していても、現場での状況に合わせて効果的に使いこなせるかは別問題です。

以上3つの課題があるため、優秀な人材がなかなか育たないと考えています。


――確かに、私も同じようなことを感じたことがあります。
以前の職場で、非常に優秀な先輩がいたんですが、その方が何かを教えるときにかなり苦労している様子を見たことがあります。
仕事自体は素晴らしいのに、教えるには別のスキルが必要なんだなと実感しました。

西村:そうなんです。教えることと仕事ができることは別物なんですよね。
繰り返しになりますが、OJTやOFF-JTには限界があります。


優秀な人材が育つには


――では、それぞれの課題をどのように解決できるのでしょうか?

西村:まず、OJTの一つ目の課題である「教育者が教育の専門家ではないため、効果的な指導が難しい」という点についてですが、育成実績のある専門家がコーチとして指導を行うことで解決します。
例えば、コンサルティングファームでマネージャー以上の経験を持つ人材をイメージしていただけると分かりやすいでしょう。
コンサルティングファームでは、コンサルタントはアナリストからコンサルタント、シニアコンサルタントへと昇進していきますが、マネージャー以上に昇進するためには、案件の獲得やデリバリーだけでなく、他のコンサルタントを育成できるスキルが求められます。
つまりコンサルティングファームでは、人材育成の専門家でなければマネージャー以上への昇進ができないのです。

――コンサルティングファームで昇進するためには、単に成果を上げるだけでは不十分なんですね。なぜ教えるスキルが求められるのでしょうか?

西村:コンサルティングファームでは「人」が商品であり、マネージャーが増えることで企業の成長が促進され、売上が上がります。
そのため、マネージャーの数をいかに増やすかがビジネスの重要な要素であり経営課題となります。
このような背景から、マネージャー以上の役職を持つコンサルタントには「教えること」「昇進させること」が必要不可欠なスキルとして求められているのです。

――一般的な職種では、教えるスキルが無くても昇進できてしまうことが多いですよね。

西村:その通りです。
繰り返しにはなりますが、コンサルティングファームでは教える力が昇進の条件として非常に重視されるため、コンサルタントは教育に長けているのです。
また、コンサルタントの育成方法に類似したアプローチを用いて、エンジニアやデータサイエンティスト、ビジネス領域の人材の育成も行うことも可能です。

――育成のプロフェッショナル人材に任せれば解決、というわけですね。では、OJTの2つ目の課題である「新しい技術の指導が困難で、適切に教えられる人が少ない」点については、どうでしょうか?

西村:こちらはコンサルティングファームで働いた実績がある人や、データサイエンティストとして活躍している人、フルスタックエンジニアなどが適していると考えています。
なぜならば、彼らはクライアントからの要求に迅速かつ的確に答える必要があり、そのために日々の勉強を欠かさないからです。
日中、夜間、週末を問わず勉強を続け、自分が知らないことを常に積極的に学び続けています。
その結果、新しい知識や技術に基づいた助言が可能となっています。

――みなさん勉強熱心なんですね。たしかに自分の知り合いのコンサルタントも、物知りで色んな分野の知識を持っています。では最後に、OFF-JTの課題「実務に応用するのが難しく、学んだ知識を活かしづらい」については、どうでしょうか?

西村:eラーニングは、言ってみれば教科書のようなもので、学んだ知識を実務に生かすのが難しいです。
例えば、教科書で微分積分のやり方を学んだとしても、それだけでは仕事や人生においてすぐに役立てることは難しいですよね。
しかし、育成スキルを持った人は『微分積分を使ってデータを分析する』とか、『未来予測を行う』といった、実際に使いこなしてる方法を実務を通して教えてくれます。
教科書的な知識をどう実務に活かすかについてベストプラクティスを有し、その活用方法を具体的に指導してくれるのが教育のプロフェッショナル人材の強みなのです。





最後までお読みいただき、ありがとうございました。

今回は、人材育成における既存サービスの課題と、その解決方法についてご紹介しました。
次回の後編では、弊社サービスの強みや、今後の展望について詳しくお話しします。

サービスについて詳しい情報をご希望の方は、下記のお問い合わせ先までお気軽にご連絡ください。

それではまた次回お会いしましょう!


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