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人それぞれ好きに生きればいい

こんにちは、カツオです。

最近、本屋さんへ行くと「頑張らなくていい」「休もう」「ゆっくり生きよう」みたいな本を見かけることが多いなと感じます。それだけ多くの人がガツガツ生きていくことに疲れているんだなという印象を受けました。

「あやうく一生懸命生きるところだった」 今この本を読んでいます。この本の著者ハ・ワンさんは「こんなに一生懸命に生きているのに、自分の人生はなんでこうも冴えないんだ」と、やり切れない気持ちが限界に達し、40歳を目前にノープランで会社を辞めています。フリーのイラストレーターとして活動していますが、絵を描くことがそれほど好きではないそうです。

なんか、すごいですよね。会社をノープランで辞めて、イラストレーターとしてフリーになるも絵を描くこと自体そこまで好きでないって。この表現がいいか悪いかわかりませんが、こんな適当でもいいんだ!と勇気をもらいました。

この本の中で、村上春樹さんの「風の歌を聴け」と言う小説の一場面を用いて、努力は必ずしも報われるわけじゃないと書いています。それはどう言うことか。

海で、遭難した男が浮き輪を掴んで漂流していた。すると、遠くから同じく浮き輪と掴んだ女が泳ぎながら近づいてきた。彼らは海にうかんだまま、おしゃべりをする。そしてしばらくすると女は島を目指して泳ぎ始めるが、男はその場で止まる。女は2日かけて島を見つけたどり着き、男は飛行機に救助される。

と言うわけなんですけど、要は島まで頑張って泳いだ女性が世間で言う努力する人、その場で止まっている男性が頑張らない人?になる。がんばって報われる人もいるし、頑張らんくても報われる人もいる。逆もまた然り。

この社会は、僕たちに「もっと頑張れ」「努力しろ!」「歯を食いしばれ!」といった呪文を投げかけ僕らを洗脳し、いいように搾取しようとしてくる。そして僕らは頑張らさせられる。これが頑張る教に陥った末路である。頑張って必ずしも報われるわけではないのに。

僕はこの「努力至上主義社会」から降りようと思う。努力するって聞こえはいいけど、そこには最初から苦痛が伴ってくるから。僕はただ楽しく生きていたいだけ。そう気分よく生きていたい。こういうと「そんな甘くはない!」とかいってくる人いそうだけど、僕からすれば「あなたが努力したいならしてください。僕はただのんびり生きていたいだけなんで」って感じだ。

生き方に正解なんてない、人それぞれ好きに生きればいいだけ。




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