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出木杉くんがスーパーマンになったら、つまらぬ

皆さんいきなりですが、

出木杉くん(ドラえもんのね)がスーパーマンになる映画があったとして、

それって観たいですか?

面白そうですか?



・・・否!!(さわこ、心の叫び!w)


つまんないっすよね。

つまんないっす。

それこそ出来過ぎですよね。(←え)


よくお話するのですが、

夏のドラえもんの映画がヒットするのは

のび太が主人公だからです。

ヘタレだからです。

ダメダメだからです。

未熟者だからです。


そんな奴が泣きながらも頑張るから

勇気付けられるんです。

ですよね?


出木杉くんがスーパーマンになったら

予定調和ですよ。

なるわよ。

彼だもの。

完璧だもの。

そりゃねぇ、なるわよね。

そーよそーよ。

ってな具合で、

そんな話は面白くないわけです。


どんな話もそうです。

心が動くような話は

人間臭くて、自分にも似ていて、

ダメなところがあって、

挫けそうで、泣き言言って、

でもそれでも頑張るから、

だから、感動する!!!!!


というわけで、

私たちは完璧である必要はありません。

完璧だから愛されるわけではありません。

むしろ完璧だと誰かを勇気付けられないです。

だって自分とは違うって思っちゃうからね。

あの人だから出来るんでしょって。

未熟者だから感動を与えられるのです。

未熟者が頑張るから勇気付けられて、

周りを動かし、世界を変えられるんです。


隣のおばちゃんがマザーテレサになったらすっげー!!ってなるわけです。


だから、未熟なままでいいのです。

カッコつけなくていいわけです。

完璧にならなくていいわけです。

そのまんまチャレンジしていったら良いわけです。


で、ここで話を終わらせたら、

”ああ、良いお話”となって終わるのかもしれませんが、

そうは問屋が卸しません。(←なんのこっちゃ)


皆さん。

身近にいるすごい人のこと、

「自分とは違うから」

「あの人は特別だから」

とか思っちゃってませんか??


『どうせ自分には無理だし〜』

『だってそんな能力ないから出来ないし〜』

とか、思ってませんか!?!?

それはですね。

自分のことをあなどりすぎです。


才能とかね、向き不向きってあるからね。

だから、絶対的に人にお任せした方がいいことってありますよ。

例えば、私はすごくよく物を忘れるし、失くします。

それは頑張ってもダメなんです。

そういうところは誰だってあります。

だから、誰かの出番ができて、それが仕事になったりする。

私のような人がいるから、リマインダーってものがあるわけです。

(私はそれすら、使いこなせてないですけどね!ほんとすいません!!!)


けれど、それと同時に秀でたところも絶対にある。

その分野で比べたら、そのすごい!って思ってる人よりすごいかもしれません。

私たちは人の良いところと、自分のダメなところを比べて

”ああ、なんて己はダメなんだ”と思ったりします。

茶番ですよー!

比べるところ、そもそも間違ってますよー!!


私たちは自分の価値を低く見積もりがちです。


ダメで未熟なところがあっても良いのです。

その代わりに、

そして、人より優れていて、素晴らしいところがあっても、良いのです。


ダメで未熟を責める全く必要はありません。

そして、

自分が優れている、素晴らしい部分を堂々と認めちゃって良いわけです。


一人ひとりの中にダメなところもありつつ、すごいところもある。

そんな人間くさい人たちが集まっているからこそ、

自分の長所が誰かの役にたてるんです。

それを受け入れあっているからこそ、

誰かに何かしてもらったら、感謝の心が芽生えるのです。

”ありがとう”がベースの社会が出来上がるのです。


弱さやダメさを否定して、

失敗や欠点を攻撃して、

足りないところを指摘して、ダメ出ししあう。

出木杉くんにならないと排除される社会。

そんな社会は生きづらい。

”すみません”の社会。


どっちの方が生きやすくて、

どっちの方が可能性があり、

どっちの方が人が輝くか、良いものが生まれるか。

そして、どっちの方が幸せなのか。

私は前者だと思います。


一番面白いお話というのは

のび太ほどダメなところがありつつも、

出木杉くんほど優秀なところもある

それぞれに個性的な登場人物たちが

喧嘩しながらも、協力しあって

何かを成し遂げていくストーリーかもしれません。


そんなお話、知っていたりしませんか^^?










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