フルライフを読んで

充実な人生を送ることが重要という本で、AorBの選択の後悔、AandBの双方中途半端の後悔。どちらもなくしていくことが大切。また常に信頼を得ている環境にいることも大事で仕事・人生・家族の3つを常に確認すべしと書いてある。

また、人生は3つの期に分かれ、ハードワーク期、ブランディング期、アチーブメント期となっており、それぞれで信頼を得ていく先が変わってくる。

ハードワーク期(20~35)では、「可愛げ」「大物感」が信頼を得るうえで重要で、特に「大物感」は時代を語ることが大切だと書いてある。語りながら、スキルをとにかく深めていく。

ブランディング期(36~50)では、「人間としての魅力」が信頼を得るうえで重要で、そのためには「他分野」「他部署」「他業界」と会話し、存在を広め、知見をとにかく広めていく。特に広める先は同世代だ。

アチーブメント期(51~)では、これまでで見つけた志を仲間と達成していく期となり、「ビジョンを語る」ことが重要で、仲間の先を若い世代まで広げていくことが大事です。

次に時間軸ごとに芯を持つことで、よりフルライフにも近づくと書いてあります。1日スパンは、「始まり=人と話し、タスクを整理する」「終わり=印象に残ったことを振り返る」を大切にすること。1週間スパンは「土曜日をスタート」にすること。3年スパンは「準備=仲間集め」、「型作り=実仮説と検証」「拡大=実行」を基本にすること、10年スパンは、「事業変革」「企業変革」「産業変革」を基本にすること。特に10年スパンは、企業変革と産業変革の境目にある、レバーを見つけることが重要。たとえば、イーロンマスクにとってのレバーは宇宙航空のコストを下げることだったりもする。

最後に、頭の3つのモード(直感、論理、大局観)を切り替えることがフルライフに繋がるとも書いてあります。特に、ブランディング期終了までに大局観を得ることが大切です。大局観を得るうえで大事なのは、「一人で深く考える」「いろんな人と遊んだり飲んだりする」を繰り返すことです。

これが実現できたとき、フルライフの状態が生み出されます。そうなると、自分の捉え方が、自身→家族や友人→会社や事業→地域や国→世界と広がっていきます。自身から離れることができればできるほど、よい人生だと言える。これがフルライフです。

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