やはりお盆はヤバい事が起きるのだ
今年の夏は本当に暑くてエアコンを使わないのは無理だった。
去年はこのお盆休みにエアコンが壊れて修理にも時間がかかるといわれ 一人で途方に暮れていた。
今年はまた私が一人でいるお盆休みにWi-Fiの機械が故障らしく、zoomイベントは出来ないし、スマホでの操作がほとんど出来なくて途方に暮れた。
料金プランを安いのに変えたからか?
なにが起こっているんだ?
ぐるぐると回り続けるスマホの画面をみながらどんより。
仕方なくまたサポートセンターに電話する。
二時間の格闘の末 Wi-Fiルーターが故障らしいとのこと。
夫が契約してるので夫からの連絡がないと対応できないと言われ、電話してもらう。
夫も45分格闘したらしい。一週間後にやっと代替え機が来るらしい。
ネット社会に振り回されてヘトヘト。
それでもなんとかボチボチやっていたけど、お盆休みがやっと終わった週明けに思いっきり落ちた。
次の日が胸の細胞診の結果を聞きにいく日で、なんだか 小さなことをなんだけど私にとってはしんどいと思う事が降り積もって 私は頭の中の勝手な妄想癖に取り込まれていた。
何もかもがしんどい。
あの人が怖い。この人も変。
あの事が出来ない。この事がうまくいかない。
そんな小さなことが積み重なって私を引き摺り込む。
雨の中壊れかけた荒屋で沼のようなヌカルんだ地面に座り込んで濡れそぼって恐ろしさに震えてる可哀想で惨めな子どもの私がいる。
誰も助けてくれないの!
誰も構ってくれないの!
こんなに酷いところから一歩も出られないの!
夫は私をふりまわす恐ろしい怪獣だし
ヘトヘトな私にまだ司令を出すのだ。
そして俺の出来ないことをフォローしろと言うのだ。
あまりの恐ろしさに夫に夜、話してみた。
今の私の恐ろしさを。
けどやっぱり何もわからないのだった。
趣味を見つけろ。旅行に行こう。外に出かけろ。同じことを言うだけ。
翌日 病院に行く予定の私のことなど知らないで仕事をやすんだからどこかに行こうと朝からいきなり言い出す。
そんな夫といると益々深い沼の中に引き摺り込まれていく気分。
結局お昼も食べずにウトウトと寝てから病院に行く。
夫はそんな私をみて何も言わずにラーメン作って食べてた。
結果は異常無しだった。
ほっとして帰る。
夜は食べに行く。
少しずつ少しずつ落ち着く。
この久しぶりのどんよりモードは三日ほど続いた。
そして、やっと昨日抜けた。
本当にお盆休みは侮れない。
一人でいることにやっと慣れたけど、お盆休みは家族連れ、墓参り、親戚の集まりなど私には恐ろしいイベントがあちこちで繰り広げられる。
気にせずにやり過ごそうとするのだけどつい、見えてしまう。
そのことに知らず知らずに自分を責めてヘトヘトにさせるモードが発動するのだろう。
あーしんどかった。
けど夫にギャーギャー文句言ったらマシになった。
一人でどんよりしてるより吐き出す方がマシ。
そしてそれを言ってもそのまま否定せずに静かに聞く夫にちょっと感動した。
前なら自分の正義を振り翳すばかりだったのに、しおらしく聞いてる夫をみて、ちょっとびっくりした。
夫もずいぶん変わったのだろう。
わからなくても、そのまま否定せず聞けるだけでも大したことだと思った。
私は疲れてる。
つい、周りが安全か、安心かを見てしまうから。
脅威がないか、大丈夫かとビクビクしながら日々暮らしてる。
夫の怒りセンサーが発動しないか。
周りの人達の悪意のセンサーに引っかからないか。
ビクビクしている。
そのことに勝手に疲れてる。
小さくなって視野も小さくなって凝り固まって悲しい気持ちしかなかった。
ゆっくり深呼吸して、周り見て、仕方ない。
そう開き直れば違う視点も出てくる。
どうにかなるよと声が聞こえてくる。
そんなに悪いことばかり起こらないよと。
そうだよね。
私一人が不幸なわけない。
バカ見たいと思うけど、久しぶりに出てきた沼。
私の中の思考の枠組みはなかなか立派な柱のある家にはならない。
ガタガタの柱の折れた雨漏りし放題の荒屋だ。
慣れ親しんだ不幸の塊のような沼のような最悪しか起こらない恐ろしい暗い荒屋。
こんなところにずっと住んでたのかと
ほとほと嫌になるけれど仕方ない。
またボチボチやっていく。
ちょっとマシになって、ちょっとは立派な柱のある家に守られてるつもりだったのに、気がついたら沼の中の荒屋に住んでた。
でも、やっぱり前よりはマシになってるはず。
薄紙を剥がしていくように少しずつ少しずつ変わっていくしかないだろう。
先をみてしまった。
どうなるのだろうと言う不安が暴走する。
また足元をみる。
仕方ない。誰かのことなんて考えられない。
子どものことも、家のことも、夫のことも、妹たちのことも何もかも、他の人のことなんか考えられない。
今の自分を支えることだけでさえ精一杯。
落ち着いたから、また慣れていく。
目の前のことをやるだけ。
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