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私がヴィパッサナーをする理由

最近、ヴィパッサナー瞑想を行う理由が変わり初めている。
そのきっかけは、瞑想を行うことが億劫に感じることが増えたことだった。
これは、ヴィパッサナー瞑想をする目的を変える頃合いのサインだったのかもしれない。

現在、私がヴィパッサナーをしているのは、慈悲の心から生きるためだ。
ただ、最初からそうだったわけではない。

そもそも、ヴィパッサナーを学んだのは、自分の心に生じる「苦しみ」から開放されるためだった。

千葉のヴィパッサナー瞑想センターで10日間の合宿の後、家でも朝晩、瞑想の時間を設けていた。
それもまた、少しでも自分が穏やかな気持ちで過ごすためだった。

しかし、そのために瞑想を続けることにモチベーションを感じずらくなってきた。

瞑想はたしかに自分のためになる。
だが、自分のためだけに行う瞑想だと、なんだか続かない。

家で行っている瞑想は、合宿で教わった通りの順番で行っている。
まず1時間ヴィパッサナー瞑想を行ってから、5分ほど慈悲の瞑想を行っている。

この順番には、ちゃんと意味があった。
ヴィパッサナーで整えた心から慈悲の瞑想を行う効果を理解し始めた。
慈悲の心を育てるために、ヴィパッサナーを行っているのだ。

これからは、日々の1時間のヴィパッサナーは自分のためだけでなく、「生きとし生けるものすべて」に慈悲の心を向けて、少しでも他の人がヴィパッサナーの心で過ごせますように、という願いを持って、自分も朝晩瞑想しよう。

そう思うようになった。
だから、今日も1時間のヴィパッサナーを続けていく。

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