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オーストラリアへワーホリ留学の準備

オーストラリアへのワーキングホリデー(ワーホリ)留学に向けて、準備すべきポイントを詳しく紹介します。

1.ワーホリビザの取得
- 申請方法 -
オーストラリアのワーキングホリデービザ(サブクラス417)はオンラインで申請できます。申請費用や健康診断の要否を確認し、パスポートの有効期限も事前にチェックしましょう。ビザが発行されるまで通常数週間かかるため、余裕を持って申請することをお勧めします。
 
- ビザの条件 -
ビザ取得後、オーストラリア国内で最長12か月間滞在でき、就労や就学も可能です。指定された地域でのファームジョブなどを行うことで、ビザを最大2回延長できます。


2. 予算と費用計画

オーストラリアでの生活は比較的高額なため、渡航前に予算をしっかり立てておくことが大切です。

- 必要な資金 -
渡航時に最低限の生活費として約5,000オーストラリアドルがあれば安心かと思います。
この金額は、最初の生活費や仕事が見つかるまでの資金として使用する目的で持っていきます。仕事が見つからないリスクを考えて日本に強制帰国しなくてもいいように余裕を持って資金を持っていきましょう。

- 生活費の目安 -
シドニーやメルボルンなど大都市では、シェアハウスの家賃が週200〜300オーストラリアドル程度です。これに食費、交通費、通信費が加わり、月々の生活費はおよそ1,500〜2,500オーストラリアドルとなります。
お酒やタバコも高額です。特にたばこは高額で20本入りのタバコは1番安いものでも40〜50ドルします。

- 現地での銀行口座開設 -
現地での銀行口座を開設すると、給与の受け取りや現金の引き出しが便利です。オーストラリアの主要銀行(Commonwealth Bank, ANZ, NABなど)は、ワーホリ滞在者向けの口座を提供しています。

3. 住居の確保
住まいの選択肢には短期滞在と長期滞在があります。

- 初期滞在の手配 -
渡航後すぐに住む場所として、ホステルやAirbnb、短期のシェアハウスを利用するのがおすすめです。最初の1〜2週間は短期滞在先を確保し、その後長期のシェアハウスを探すのが一般的です。シェアハウスの場合短期入居は受け入れてない所もありますのでホステルがおすすめです。

- シェアハウスの探し方 -
オーストラリアではシェアハウスが一般的です。Flatmates.com.auやGumtree、Facebookグループを活用して物件を探しましょう。見学時には、家賃や保証金、光熱費の分担方法、共同生活のルールなどをしっかり確認します。
シェアハウスの探し方については別の記事に詳しく説明してありますのでこちらをご覧ください。



4. 仕事探しの準備

オーストラリアでの就労はワーホリの大きなメリットです。

- 履歴書の作成 -
英語での履歴書とカバーレターを事前に用意しましょう。簡潔で、職歴やスキルを強調する形式が好まれます。また、雇用主が求めるスキルに合わせて内容を調整することも重要です。
 
- 仕事の探し方 -
Seek、Indeed、Joraなどの求人サイトを活用するほか、カフェやレストランなどでは直接履歴書を持参することも一般的です。ネットワーキングを通じて仕事を見つけるのも有効です。友人や現地のコミュニティに参加して、人脈を広げることも考慮しましょう。
オーストラリアでの仕事の探し方についても詳しく記事を書いておりますのでこちらをご覧下さい。



- 英語が得意でない場合の仕事 -
ファームジョブ、工場、クリーニング、ケータリングなど、英語が苦手でもできる仕事も多数あります。これらの仕事は主に地方や郊外で見つかることが多いです。

5. 英語力の向上
語学力の強化は、オーストラリア生活を充実させるための大切な準備です。
オーストラリアで出会った留学生はみんな口を揃えていいます。もっと勉強してからこればよかったと。英語がわからなくてもノリでいけるから大丈夫という人がたまにいますが、仕事の指示や説明が理解できなければ、不便ですし相手も苛立ちます。勉強はしておいた方がいいです。

- オンライン学習の活用 -
DuolingoやMemrise、YouTubeの英語学習チャンネルを使って、基本的な日常会話を事前に学びましょう。また、TOEICやIELTSのリスニングやスピーキングに重点を置いた練習も効果的です。

 
- 語学学校の選択 -
オーストラリアには多くの語学学校があり、フルタイムやパートタイムのコースが提供されています。ワーホリビザでは最大4ヶ月間通うことができるため、語学力を高めたい場合は現地での学校通学を検討しても良いでしょう。

6. 医療保険と健康管理
海外での健康保険は個人的に必要性は感じません。1年目は現地の留学生向けの保険に加入していましたが、一度も使うことはありませんでした。2年目は加入しておりませんでした。
これは、僕個人の感想なので入った方が安心なので心配な方は入った方がいいでしょう。
 
- 海外旅行保険の加入 -
万が一の事故や病気に備えて、英語が得意でない方は、日本で海外旅行保険に加入しておきましょう。加入する保険は、治療費や救援者費用、盗難に対する補償を含むプランがあります。
英語が得意な方は、現地についてから現地の留学生に向けた保険がありますのでそちらに加入した方が安いです。おすすめはBupaという保険会社です。保険適用の範囲の説明や手続きも全て英語です。保険適用されると思ったらされなかったとならないように理解するまで繰り返し聞いた方がいいです。

- オーストラリアの医療事情 -
オーストラリアには公共医療制度「Medicare」がありますが、ワーホリビザでは基本的に適用されません。滞在中の医療費をカバーするため、オーストラリアの「Overseas Visitors Health Cover (OVHC)」などの保険を検討することが推奨されます。

7. 携帯電話とインターネット環境の準備
現地での通信手段の準備も重要です。

- SIMカードの購入 -
オーストラリアに到着後、プリペイドSIMカードを購入しましょう。Telstra、Optus、Vodafoneなどの通信会社があり、スーパーや空港、通信ショップで手軽に購入できます。
僕が使用していたのはALDI(アルディ)のSIMカードです。ALDIというスーパーに5ドルで売っています。購入後、自分の携帯にSIMカードを入れて設定すればすぐ使えます。

8. 公共交通機関の利用方法
- 交通カードの取得 -
シドニーではOpalカード、メルボルンではMykiカードを使用します。これらのカードはバス、電車、フェリー、トラムで利用でき、チャージ式のプリペイドカードです。空港やコンビニエンスストアで購入・チャージ可能です。

- 移動手段の選択 -
大都市では公共交通機関が発達しており、車を持たなくても快適に移動できます。地方に滞在する場合は、車を購入するかレンタルするのが便利です。

9. 文化や生活習慣の理解
- オーストラリアの労働文化 -
オーストラリアでは、労働者の権利がしっかり守られており、最低賃金や休憩時間が法律で定められています。初めて働く場合は、自分の権利についても事前に理解しておきましょう。
2024年7月1日から時給24.10豪ドル
(約2,514円)、週給915.90豪ドル
(約9万5,530円)に引き上げられています。

- 多文化社会の理解 -
オーストラリアは多文化社会であり、様々なバックグラウンドを持つ人々と交流することになります。文化の違いを尊重し、オープンな姿勢で異なる価値観を受け入れることが大切です。僕はワーホリ中に3ヶ月地元の小さな介護の学校に行っていました。インターンシップで日本のデイサービスのような施設に行きましたが、ヨーロッパからの移民の方が非常に多い印象でした。ドイツ人のおじいちゃんから『最初に移住してきた時は英語は全く話せなかったよ、君も頑張ってね。』と応援してくれたのを思い出します。

10. 現地の銀行口座と税務番号(TFN)
オーストラリアで働く場合、銀行口座と税務番号の取得が必須です。
- 銀行口座の開設 -
オーストラリアの主要銀行(Commonwealth Bank、ANZ、NAB、Westpacなど)はワーホリビザの滞在者向けに口座開設を提供しています。滞在中に必要な書類(パスポート、現地の住所など)を持参し、銀行にて手続きを行います。
- 税務番号(TFN)の取得 -
TFN(Tax File Number)は、オーストラリアで合法的に働くために必要な番号です。オーストラリア国内での所得に対する課税を受けるために、申請が必要です。申請は無料で、オーストラリア税務局(ATO)の公式サイトからオンラインで行えます。TFNを取得しないまま働くと、所得に対する高い税率が適用されるため、早めの申請をおすすめします。
また、番号を忘れてしまうと税務局に電話してまた聞かないといけないのでしっかりメモしておきましょう。

11.現地でのネットワーキングとサポート体制
オーストラリアでの生活に早く馴染むためには、現地のコミュニティやサポート体制を活用することが重要です。

- ネットワーキングの活用 -
仕事探しだけでなく、友人作りや情報交換にもネットワーキングが有効です。現地のイベントや語学交流会、SNSを活用して積極的にコミュニティに参加しましょう。FacebookグループやMeetupなどのプラットフォームでは、ワーホリ滞在者向けの集まりやイベントが定期的に開催されています。

- サポート体制の利用 -
留学生支援団体や日本人コミュニティは、ワーホリ生活を支援してくれる重要な存在です。困った時やトラブルが発生した場合には、遠慮せずに相談することをおすすめします。

12. 文化的な適応と心構え
オーストラリアは多文化社会であり、異なる文化に触れる機会が多くあります。文化的な適応は、成功したワーホリ生活を送るための鍵です。
- オープンマインドで生活する -
異なる文化や価値観に触れることは、最初は戸惑うかもしれませんが、オープンな心で接することで新しい経験を楽しめます。オーストラリア人のフレンドリーでリラックスしたライフスタイルに慣れることで、現地の生活にすぐに馴染むでしょう。

- 積極的な姿勢を持つ -
新しいことに挑戦し、積極的に人と交流することが大切です。オーストラリアでは「No worries(気にしないで)」の精神が広く浸透しており、失敗を恐れずにトライすることが歓迎されます。

13.観光とリラックスする時間を確保する
ワーホリは仕事だけでなく、観光やリラックスする時間も楽しむためのビザです。オーストラリアには、美しい自然や観光地が多くあります。
 
- 観光地のチェック -

シドニーのオペラハウス、グレートバリアリーフ、ウルル(エアーズロック)、ゴールドコーストのビーチなど、オーストラリアは観光名所がたくさんあります。仕事と遊びのバランスをとりながら、積極的に旅行を楽しむことも大切です。
 
- 休暇の過ごし方 -
仕事の合間にリラックスしたり、友人と自然の中で過ごしたりすることで、オーストラリア生活をより充実させることができます。

まとめ
オーストラリアのワーキングホリデー留学を成功させるためには、ビザの取得、生活費の計画、住居の確保、仕事探し、英語力の向上、健康保険の準備など、さまざまな要素をしっかりと準備する必要があります。また、現地での生活にスムーズに馴染むためには、積極的に人とのつながりを持ち、文化に適応する心構えも大切です。僕は個人的にワーホリで人生が変わりました。自分に自信がついてなんでも挑戦できるようになり、行動力がつきました。時間は有限です。一度きりの人生ですから、周りへの感謝を忘れず楽しんで来てください👍



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