自分に得意なことだけを粛々と

昨日の記事はたくさんの方に読んで頂き、かなりの反響をいただきました。それほど注目度が高かったと言うことであり、これを契機に時代の転換が来ればナーと思っています。そしてみなさまのおかげか、ご本人にも届き、コメントをいただけるまでになりました。もっとちゃんとした講義の内容などを載せておけば良かったです。

すいません。ただのミーハーなので、実は内容はよく分かっていません。
これからもっと勉強します。

だれか本当に教えてください。


さて、今日は『時間は有限なので、限られた時間を有効に使うには役割分担をはっきりさせる』というテーマでお送りします。

昨日のツイートにも書きました。

昨日の講師2人は日本の運動学習、ニューロリハビリテーションの分野でご活躍の先生方です。浅野先生は臨床家であり、森岡先生は大学教授、研究職です。直接の面識はありませんが、リハビリ界隈ではものすごく著明な方です。最近はそっちの情報が多いです。

もちろん、常に最新の情報を追い求めているPT方はご存じでしょうが、一般病院で習ったことを繰り返し行っているだけの人には届いていないでしょう。病院だけではなく、個人の事業所でPTが1人なんてところもあるので、そういったところではさらに機会は少なくなるかもしれません。

ここに対して、「その人たちが勉強しないのが悪い」と言うつもりはありません。それでも目の前の患者さんに対して一生懸命に対応しているはずなのです。最近はそういった考え。

おそらく学会が出てきて、この人たちの治療アイデアは凄いですーと言ったところで実体験を伴わないことはそう簡単に取り入れないでしょう。

なので結果で返します。

得意なことで突き抜けます

研究も臨床も教育も。本来なら全て行えば良いのですが、なにぶん時間は有限です。それぞれの得意不得意もあります。一昔前であれば、強力なカリスマ性を持った指導者が全てを仕切っていた時代もありますが、令和においてはアウトソーシングで分業が当たり前になっています。

論文に載る情報を集めるのに一手間であり、手技や手術などは直接現地に行かなければならなかった時代もありますが、令和においてはネットで検索、ダウンロード、YouTubeが当たり前です。

世界を見渡せば素晴らしい研究がすすみ、圧倒的な結果を出している人がいます。同じことをやろうとしていてもかないませんし、時間がもったいないのです。

自分にしかできないこと。それを圧倒的なクオリティで実現する。

ここで言う【自分にしかできないこと】はもちろんクリニックの開設です。いまのところ医師にしかできません。自分の思い通りの、システムで予算で、裁量で。最先端の知識と、治療法と人材が集まる様に作っていける。

そこで結果を残すことで、多くの外野にいる人たちの目を覚ますこともできる。

こんなことを言って、結果が伴わないとかっこ悪いので、ここだけの話にしておいてください。

では、また明日〜

中川将吾
小児整形外科専門ドクター

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?