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インスタントソサエティ・ハザード

人間と動物の違いは
何なのでしょう?

今日使わせていただいた
この写真を見て
ふとそう思いました。

ネコにはなくて
ヒトにはあるもの。


ジャンプ力?

確かに。

人間よりネコのほうが
ジャンプ力に優れる。

特に身体の大きさに対する
比率を考えるとなおさらです。


よくありますよね。

あらゆる生物の身体の大きさを
人間サイズにして身体能力を
その分増やすととんでもなく
超越的な能力を手にする、という話。

ゴキブリなんかはもう
凄いらしいですね。

とても速く、とても硬く、
とても「強い」。

ここに着目した漫画もありますよね。

(テラフォーマーズというやつ)


でもなんかしっくりこないんです。

釈然としない。


どうもこの問いの
表面をさらっているだけのような
この空虚な感じ。


人間と動物の違い…


この問いのより
核心に触れる答えでは
ないような気がするのです。


考えること?


パスカル「人間は考える葦である。


確かに。


パスカルさんが言うならば、
もう信じるしかないような…


ネコは考えていないのか?


いや、僕は
猫だって考えると思いますよ。


本能に忠実に、
それでも考えて生きる。


いや、もしかしたら
考えていないかもしれないです。


考えても考えていなくても
どちらでもいいですが。笑

また、パスカルさんが想定する
考える」とはそんなに浅い話では
全くないのでまたの機会に
じっくり書きます。



でもやっぱり
腑に落ちないような気がする。


とまぁ、ここまで
じらしてしまいましたが、
実は僕はこの問いへのいくつかの
納得解を自分なりに持っています。


というのも、実はこれ、今回お話ししたい
インスタントソサエティ化」という
現代の社会問題にかかわってきます。


いくつかの解があるのですが
そのなかでも僕が今回お招きするのは
人間だけが未来に思いはせる
という考えです。


なるほど。


ネコさんは未来に対して
思いはせないかもしれないな。


長期的視野の欠如とでも
表現しましょうか?


動物は、過去は見れます。


愛するご主人様が
見えたら大喜びで
駆け寄るのはまさに
過去を利用している表れです。


ここで議論したいのは
まさにその逆。


未来。


ヒトだけなんです。


短期的に見て非合理的でも
長期的なメリットに
賭ける」という奇行に
走ることができるのは。


もう一つの差異は
いずれお話ししますが、
今回は「想像力」についてですね。


未来を想像して、
しかも合理的に判断し、
現在の欲に打ち勝つ
という
選択をとれる。


実にクレイジー。

素晴らしいではありませんか?


よくよく考えたら
勉強自体がもう未来志向に
ほかなりませんよね。

それくらいあたりまえに
できてしまいます。


さて、ここまで想像を掻き立てる
魅力的なネコちゃんのお写真。

ありがとうございました。



さて、本題に入ります。


今回のテーマは
改めて「簡易社会化」です。
(インスタントソサエティ化)

うん、おそらく聞きなじみのない
お言葉でしょう。。。


僕自身も出会ったのが、
僕の在学大学、一橋大学の
著名教授・楠木 建さんの
好きなようにしてください」でした。

この本はとてもユーモラスで
なおかつQ&A形式なので、
読みやすいです。

また、著者の知識にも
圧倒されるので僕自身の
記事にもいくらか反映させたくらいです。

ぜひ、何か人生に悩んでいる
大学生や社会人の方は
読むことをお勧めします。

実に明快に、

好きなようにしてください

と言ってくれますよ。

リンク張っておきます。

アフィリでもないのに、
勝手にセールス的に
載せてすみません。

完全にあなたの素養の
為だけを思い載せました(笑)


話がそれましたが、
実はこの単語、調べてみたのですが
出てこなかったのです。

なので英語で調べたところ
しっかりヒットしました。

皆さんはおそらく英語なんて
読みたくないとお察しするので、
僕が簡潔にまとめます。

興味のある方は
かなり読みやすいサイトの
リンクを貼っておきます。


さて、みなさんはこの社会において
技術が発展し続けているのを
感じるでしょうか?

もしかしたら、
感じていないかもしれない。

その場合は情報を
取り入れ無過ぎなので
危機感を持ちましょう。

特に僕が今注目している
中国はテクノロジーの
発展を続けています。

それはさておき、
結局何がって、
便利になりましたよね。


遠くに行くときは
歩きではなく、車で。

連絡取りたいときは
手紙ではなく、スマホで。

海外に行くなら
船ではなく、飛行機で。

お腹がすいたら
自給自足ではなく、コンビニ、
ファストフード、スーパー。


とにかくありとあらゆるものに
かかる「時間」が短縮されています。

しかも目覚ましいほどに
急速に。


これがインスタントソサエティの
意味するところです。


問題は、これによって
今が良ければいい
という思考が蔓延し始めることです。


分かりやすく俗的に言えば、
あらゆることが「メンドー」になる。


身に覚えはあるでしょう。


もし、大阪から東京まで
1日かかるといわれたら
発狂しますよね?(おそらく)


そう思うのだとしたら、
しっかりインスタントソサエティ
の大きな流れに組み込まれています。


先日友達と遊んでいて
動画を取ったのを送ってもらう、
そんなシーンがありました。


クソっ!!!


友達がこう叫んだので、
何事かと思い、理由を聞くと、
送信するが遅い、と。

スマホはポンコツだ、と。


僕は素直に背筋が冷えました。


なぜなら、所詮
30秒ほどだったからです。


インスタントソサエティが
着実に僕たちを蝕んでいる。

そう実感したのです。


そう、これは
どんなウイルスよりも
悪質で、狂気的で、静かに
僕たちを蝕む。


まるでバイオハザードさながらに、
確実に「感染」していくのです。



つまりこの「感染」の症状的に
人々は「未来志向の行動」を
忌み嫌うようになる。


これは社会の生産性を
大きく妨げます。


家でぐうたら、やる気が出ない、
モチベーションが上がらない。


将来のこと?どうでもいいよ笑

今が良ければハッピーだから笑

そんな人がどんどん
増えていくわけです。


集団真理と同じですね。


自分だけなら


という心理も
感染の拡大に拍車をかけるでしょう。



そう。


冒頭でもお話ししたように、
このウイルスは人を人以下の何かに
陥れてしまうようです。



深刻な問題だと思います。

完治する治療法は
まだ見つかっていません。


しかし、この感染症と
どう向き合っていくのか。


より多くの人が意識を持つ。

そのために認知する。

それが大切だと思っています。


そのうえで、存分に
好きなようにしてください」。



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