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ビジネスパーソンは数学をやるべきである。


数学ときいて、
何を感じるでしょうか。

高校のときに、
絶縁したわ…

挫折して以来、
全くやってないわ…

あれは地獄だった…

意味不明…

サイコ…

いろいろとあるでしょうが、
そこにあるのはマイナスな印象
が多いのではないでしょうか。


そうですよね、
とても分かります。


小難しいですし、
一般人を寄せ付けないような
雰囲気を醸し出していますよね。


しかし、数学というのは、
本質をたどっていくと、
極めて面白い科目です。


簡単に言うと、数学とは、

抽象化の科目


であると言えます。


いろいろな個別事象を見て、
そこに共通する性質を探る、
という意味です。


例えば、

直角(90°)を含む三角形に
共通する数字的性質はないか?

という発想からは、
ピュタゴラスの定理を生みました。

三平方

誰でも見たことがある
有名な定理ですよね。


実際に言われていることは、
諸説ありという感じですが、
この定理は、

全ての直角三角形に
共通する方程式

であるという点において
歴史上もっとも美しい定理の1つだ
という風に今も言われています。

(他にも理由はある、その辺は数学史に譲ります)


このように、一つの直角三角形をみて、
わー、直角だ」だけではなく、
ピュタゴラスの定理のような性質を
見出すことができるのが数学力です。


さて、前置きが長くなりましたが、
これは「仕事」でもよくつかわれる思考法です。


少なくないビジネス書で、
具体と抽象の往復」が大切だ、
みたいなことが叫ばれていますが、

これもまさに、
数学力だと思います。


具体的事象に隠された、
不変的性質を探ることで、
情報を「カテゴライズ」できるのです。


SNSマーケティングを
例にとってみましょう。


ある投稿を作って、
ある条件で投稿したところ、
ある結果が出ました。


これを操作Aと置きます。


同様に操作Bも行います。

Aとは違う投稿で、条件で、結果です。


この2つの操作を見て、
次にどうすればいいか、
を考えるときに抽象化が
とても大切になります。


どういう観点でも構いませんが、
ある特定の側面」から
具体的事象を抽象化する
という試みをする必要があります。


例えば、SNSにおける
操作」には無限の変数があります。


Instagramの文字
投稿であれば、

・文字数
・内容
・投稿時間
・フォロワー数
・インプレッション数
・いいね数
・保存数
・プロフィールクリック数
・一枚目のコピー
・リーチ数
・ハッシュタグ
・投稿頻度
・離脱率

などでしょうか。

もっと細分化していけば、
とどまることがないわけですが、
どの側面で切り取って抽象化するか、
というのは数学力です。


もっとイメージできるように、
YouTubeの動画視聴継続時間
を例にとりましょう。


例えば、ある動画では、
継続率が10%でした。
(10分の動画で平均1分で離脱)


次にサムネイルを凝ってみたら、
継続率が7%でした。


サムネイルをテキトーにやると、
継続率が13%になりました。


この対照実験から、
何を抽象化できますか?


どの要素に注目するかで変わりますが、
ここでは「満足度」で切り取ります。


サムネイルが凝っていると、
面白そうだな、と思い、
再生数が増えます。


その分「ハードルが上がる
ということでもあります。


逆にサムネイルを雑にやると、
なぜか継続率は上がったのですから、
何かしら起きているわけです。


おそらく、視聴数は減るでしょうが、
継続率はなぜだか高い。


この具体的事象から、
僕は満足度という観点に沿って、
一つの抽象化した仮説を
生み出しました。


動画を見続けるかどうかは、
 内容の質よりも、期待値ー内容の質
 なのではないか


という仮説です。


こういった抽象化ができれば、
次にやるべきことは、
内容の質を変えるというケースだったり、
タイトルを変えたり、いろいろできます。


①タイトルで内容をできる限り
 わかりやすく伝えたらどうなるか

②サムネイルの質を上げて、
 内容の質は同じ、前半に見続けてもらう
 工夫を施したらどうなるか?

③サムネイルの質を下げまくり、
 内容の質を爆上げしたらどうなるか?

④見るべき人間を
 タイトルとサムネで指定したら
 視聴率は長くなるのか?

⑤サムネイルも内容の質も上げたら
 継続率はどうなるのか?


などいろいろと次の実験が
思い浮かぶことになります。


これにプラスアルファで、
好評価率って変わるかな、
視聴回数増えるかな、など
様々な側面で検証もできます。


こういったビジネスの
仮説検証の力のおおもとは、
数学だと思います。


仕事ができる人は、
数学ができることが多い。


これも一理あるのかもしれませんね。


あ、まぁ、この世に、
一理もないことなんて
一つもないんですけどね。



最後まで読んでくださり
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