7節を終えて

全く勝てない我が軍。
7試合を終えて得た勝ち点は3(0勝3分け4敗)。
総得点5、総失点15、得失点ー10という見事なコケっぷりである。
降格が無いので別に良いのだが(良くない)、平時であれば全サポーターが発狂しているだろう。

勝てない理由はいくつか思い浮かぶ。
選手層の薄い琉球にとってこの過密日程は地獄だし、
特別レギュレーションの「交代枠5枚」は、そもそもベンチに流れを変えれる様な選手が5名もいない。まぁ似たような事情を抱えたチームはたくさんあると思うが。

話は逸れるが、東京ヴェルディの試合が面白い。
開幕前に琉球と試合をした時は、目指すサッカーの理想は高そうだが内容に乏しく、新シーズンの展望を敵ながら心配をしていたが、中断期間を挟みチームコンセプトが浸透しているように見える。マンチェスターシティばっかり観ている僕には、選手の配置はシティを模倣しているように見える。

さて、我が軍。
中断期間を経ても、良い意味でも悪い意味でも変わらない。
3バックのオプションも有って良さそう&仕込める時間も有ったはずだがプランBは仕込まない。基本は俺たちの4-2-3-1。

攻撃の配置

上図は攻撃時の配置。愛媛戦のスタメンを抜粋しているが、人が変わってもこの配置は変わらない。

上里を頂点にCBとトライアングルを形成。
大外レーン左には沼田と茂木、右の大外は風間矢と田中。
攻撃の始まりは必ず上里を経由。左利きだから左サイドへ散らす機会が超多い。風間希もあらかじめ左ハーフスペースに位置取りサポート。この「左で作って右で仕留める」は昨季までの形だが、今季も引き続きやりたいのかもしれない。まだあまり形にはなっていないが。

ポゼッションで詰まるシーンが多く見える原因は両サイドハーフの位置にあると思う。昨季まではハーフスペースにポジショニングし中間ポジションでボールの受け手になったり、大外にいるサイドバックをサポートしていた。「同一レーンに選手は並ばない」のルールに則った機能的な配置だったと思う。

下図①~昨季の配置~

昨季の形

下図②~今季の配置~

攻撃の配置2

一方、今季の大外レーンに2枚いる形だが、個人的にはNG。
左サイドには風間希がいるが、右サイドには中央にサポートがいない。鳥養や田中がボールを受けても、出しどころが無い!が頻発している理由。
大外に枚数を割いているため、ピッチ全体でトライアングルの形成が出来ず、ボールロスト時には中央が薄すぎてカウンターを食らいやすい。まずいまずい、非常にまずい。

8節はホームに磐田を迎えるが、残念な事に勝てる気がしない。0%だ。
樋口体制2年目でこの内容は乏しすぎる。「気持ちが見えない」「ファイナルサードでアイディアを出せ」と選手に言うまえに、やる事はたくさんあるぞ監督!という気持ち。
クラブは来年のためにも何か手を打ったほうが良い。

そういえば北九州戦の前半途中で見せた、「最前線の小泉を中盤に降ろす」守備の配置変更は、樋口体制になって初めてみせた「試合途中での戦術的修正」だった。分析担当が加わった効果だろうか。

個人的には全く希望が無い試合が続いたが、唯一小泉と池田の輝きが救いであるが、あまり活躍しすぎると引き抜かれてしまうのがJ2の常である。。


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