長文を使い倒せ!

今日はようやく生徒さん達の「英語の勉強方法がわからない」に答えられそうなので、書いてみたいと思います。

いろいろな生徒から、「英語の勉強の仕方がわからない」と何度も聞いていたのですが、平行線の回答をずっとしていたようです。(自分では一生懸命答えているのですが…)そもそも、自分が授業時間でできるだけ生徒さん達に知ってることを教えれば何とかなると思っていました。そうではなかったんですよ。気がつかなかった。高慢でした。(第一、自分自身が洋楽好きで家でやたらと英語の物語の音声をテキスト見ながら毎日聴いていたのに!)

で、ようやく共通テスト対策をしたい大学受験生向けに提案できるかと思い、書いてみます。

まずはどうしても知っておくべきこと

どうしても知っておかなくてはいけないこと、それは日本語と英語の仕組みの違いを理解することです。この辺よくわかってらっしゃる生徒さんは、とばして次へ行ってください。

日本語は助詞(て、に、を、は)が単語の役割を決めます。"私「は」" なら主語ですし、"私「を」"ならば目的語、という具合です。ですが、英語には助詞が存在しません。英語では順番が言葉の意味を決めます。最初に来る単語は通常、主語になります。その順番のルールが5文型です。最低限の文法をとてもわかりやすく解説してくださっているのが、NHKラジオのラジオ英会話でお馴染みの大西先生です。

分厚いですが分かりやすいですし、最初の1章だけでも図書館で借りてしっかり読んでほしい。あとは辞書的にわからないことがあった時に参考にしてほしい。

ちなみに私が初めて大西先生のご著書「ハートで感じる英語塾」に出会ったのは10年以上前、英語を教え始めた頃で、その文法の新解釈に衝撃を受けました。高校生の皆さんには、上記のFactBookが一番学校で習う英文法に近いと思うので、おすすめです。

あとはひたすら練習あるのみ

日本語と英語の違いがわかったら、長文(長くなくてよし)をやってみましょう。長文をやるってどういうこと? そうですよね。そこがわかんないんですよね。

リスニングも、リーディングも、文法も、単語も、一度にクリアしよう

CDや音源のついた長文問題集を用意しましょう。おすすめはこれ。

① まず普通に問題を解く→ ② 日本語訳を読む → ③ 英文を読んで意味のわからないところがないか確認 → ④ わからなかったら構造分析を参照して納得するまで考える → ⑤ 音声に合わせて意味を考えながら音読 → ⑥ 意味が思い浮かばなかったら④に戻る → ⑦ 全部意味がわかったら、単語リストを見て全部わかるか確認 → ⑧ 単語リストを全部覚えるまで⑤に戻る → ⑨ 全部言えたら合格次の英文へ

ポイントは、必ず音声を使うこと、⑨まで行ってもまだ英語の勉強前にマスターした英文の音読を音声に合わせて行うことです。毎日でなくてもいいので、英語の勉強をする日には音読から始めるといいです。面白くない英文はやらなくても大丈夫。レベル4の英文が難しいと感じたらレベル3、簡単過ぎると感じたらレベル5、と自分の英語レベルに合わせて無理なく続けることが大切です。無理なく、です。

慣れるまで最初は時間がかかりますが、すぐに1時間もかからなくなります。1冊仕上げてたとえ12個の英文を全部音読しても30分かかりません。

騙されたと思ってぜひ英語の受験勉強に取り入れてください。効果は絶大です。東進のCMじゃないけど、英語は、「言葉」ですから。

最後まで読んでくださってありがとうございました。

追伸 わからない部分があったら遠慮なくメッセージをください。本文についてでも、やり方についてでも。(もちろん無料です!お金をかけなくても勉強ができるようになる、が私の夢の社会です。)


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