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中山さんと電卓と梨の話

連載小説『中山さん』についてのお話です。

『中山さん』シリーズは約3年前のnoteデビュー当時に書き始めた小説なんですが、ちゃんと今も続いていて、まさかこんなに続くとはね。もう切っても切り離せない存在になっています。ときどき『中山さん』に関する雑談を書くので今日はそんなお話。これまでの総まとめ的なことをつらつらと書きたいと思います。

まずこちら、全体像です。現在46話まで公開されています。

1 私たちのはじまり 1167文字
2 中山さん 1433文字
3 それでもいいから 720文字
4 1年にたった一度だけ 2589文字
5 中山さんとクリスマス 1119文字
6 いちご味のクッキー 1232文字
7 踏み出した一歩 941文字
8 つないだ手 1093文字
9 恋心 1617文字
10 何色が好きですか? 1312文字 
11 初めてのデート 1575文字
12 心にまた一つ 1208文字
13 不倫 1472文字
14 あふれ出た言葉 1371文字
15 気づかないふり 940文字
16 透明の壁 1846文字
17 送信ボタン 1447文字
18 終われない恋 1615文字
19 背中を押す手 1760文字
20 中山は浮気をしています。(妻編)1872文字
21 誕生日だから 1197文字
22 私の時間 1448文字
23 声にならない声 1047文字
24 聞こえた音(妻編)1053文字
25 前夜 1125文字
26 奪われた愛(妻編)1313文字
27 飛び込む勇気 1023文字
28 私だけの中山さん 1653文字
29 ありがとう 1528文字
30 聞きたくない言葉 1298文字
31 青信号 1261文字
32 強い気持ち 1553文字
33 深く、深く 1106文字
34 瞳の奥を 992文字
35 裏切り(妻編)1074文字
36 動揺 1319文字
37 月曜日 1952文字
38 震える声 1419文字
39 電話の向こう側 2099文字
40 心の声 1280文字
41 つけない嘘 1793文字
42 友達 1714文字
43 霞む愛 1276文字
44 そこにいるだけで 1481文字
45 窓に映る姿 1343文字
46 誘い 878文字

合計文字数 63554文字

原稿用紙に換算すると、およそ158枚分になりました。

最近はね、何か計算をするときはスマホの電卓を立ち上げるんだけど、たくさん計算する必要があるときはやっぱり電卓本体の登場ですよね。家計簿の横に並べてある電卓を持ってきました。

うちの電卓はちょっと大きめです。会社の経理の人とかが使ってそうな電卓ね。母からもらったものでもう30年とか40年とか使えているんじゃないかな。電卓の裏には母の字で苗字が書かれていて、つまりは私の旧姓。その横にはうちの子が貼ったシールが数個くっついています。「ママ」とか「だいすき」とかのメッセージ付きのうさぎのシール、ピンク色ね。

この電卓を使って文字数合計を出したんだけど、電卓のブラインドタッチってできますか。私は練習しようとしたことがあるんです。経理の人がものすごいスピードでカチカチするでしょ。あれを見てかっこいいって思ってて私もあんなふうに電卓を使ってみたいと憧れていました。それでちょっと練習したんだけど、まぁ特にものにならずスピードは普通にポチポチです。

電卓ってレトロでいいですよね。ボタンを押すと引っ込むっていうのがなんかもうかわいいというか。

さて小説に話を戻しますが、『中山さん』は上司で既婚者の「中山さん」を愛してしまった「さやか」目線での恋愛小説です。どの回も短めの1000文字程度で書いてきたんですが、あまりにも更新スピードが遅くてね、楽しみに待ってくれている読者さんに申し訳なくていつの間にか少し長めに書くようになりました。1500文字前後かな。2000文字を超えている回もあるね。

上で並べたなかで気になるタイトルは『それでもいいから』『心にまた一つ』『声にならない声』『霞む愛』あたりかな。ちょっと切ない感じのタイトルに個人的には惹かれます。一番ビューが高いのは40話の『心の声』で、スキも最多です。

スキの数はエッセイよりも平均して少なめだけど、実はビューはエッセイともだいたい一緒なんですよ。意外と読み続けてくれている人が多いのかもしれないですね。どうもありがとうございます。

最新話『誘い』は久しぶりに短めでした。そしてその前の回から新しい登場人物が出てきています。

いつまで経ってもじりじりとしか進まない中山さんとさやかの関係をよくここまで長々と書き続けられたねというなんともまどろっこしい小説なんですが、ようやくちょっとだけ新しい風が吹きました。

高梨さんっていうお名前の男性が登場したんですが、「梨」がいいでしょ。なんか明るいんですよね。フルーツの名前って。ほら、「中山」と比べると「高梨」のほうが断然華やかな雰囲気があります。私の勝手なイメージだけどね。梨、好きだし。

この明るくて爽やかな彼がさやかとどう関わっていくのか、どうでしょうね。どうしようかな。そういう感じの現状です。

こうやって書き続けていて思うんですが、noteってなんかすごいプラットフォームですよね。ただの素人の私の小説を読み続けてくれる人がいて、続きを楽しみにしてくれる人がいてね、実力は大したことなくても小説は小説だしね、こういう場を借りて、自由に自己表現ができる時代になったんですよね。素晴らしい。

ともかくも、続けられる限り続けていきます。完結がいつになるのか全然分かりませんが、よかったら読み続けてくださいね。読んでくれる人がいるから書き続けられるので。

なんかね、更新頻度がスローだから前後のつながりがちょっとバランス悪かったり、なかには矛盾してるような箇所もあるかもしれない。だから1話から一気読みしてくれる人はそういうのに気づく可能性がありますが、その辺はお愛嬌ということでお願いします。

続き、またがんばって書きますね。


1年前に書いていたまとめ記事です↓



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