wと（笑）について

「くさ」って何か知ってるかと下の子に聞かれた。

「くさ？」「草？」「くさっ？」「臭？」どれかは分からないけど「くさ」と聞こえる。

ああ、これ、前にも教えてもらったよね。なんだっけ。なんか「すごい」みたいな意味だっけ？　と答えたら、「すごい笑える」って感じやん、と言われた。

いまどきの言葉とかを教えてもらってもすぐ忘れる。下の子の大好きなバンド名くらいはさすがに覚えたけど歌とかメンバーの情報とかなぁんにも記憶には留まらない。

今度こそ覚えようと思って「くさ」について調べてみた。「草」らしい。

昔は文章の最後に「笑う」を表現するのに（笑）とカッコ書きで書いた。少し前からこれがwに変わった。たくさんのwwwwwになると、それは草や芝生のように見える。だから「草」なんだって。

上の子が口を挟んできた。

「もういまはwを書いてると、むしろ微妙な感じやで」

そうなの？

下の子は「そんなことない」と反論したけど、どうやら上の子界隈ではそうらしい。

上の子いわく、（笑）が復活してると。

え？（笑）が復活してるん？

実はnoteに書くときに（笑）とするか、カギカッコなしで書くかをいつも迷っていた。（笑）は古くてちょっと年齢が見えちゃうんじゃないかと思っていたから。

でも前に「キムタク」というニックネームが当たり前になったときにも私はなかなかそういう呼び方ができなくて、いつまでも「木村拓哉」と呼んでいたように、新しい流行りのような言葉にサッと乗れない性格なのだ。

だから迷いながらカギカッコをつけてみたり外してみたり、迷走しておりました。

それが（笑）が復権してるとはね〜まさかそんなことがあるなんてね。

これからは安心して（笑）と書こうかしら。

あ、でもまた気づかないうちにwがマジョリティになるのかもしれない。

まぁどっちでもいいんだけど、ちょっと気になりますよね（笑）

#エッセイ #ネットスラング #笑