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アルゼンチノサウルス「歴代で1番大きい陸の生き物!?」を詳しく見てみる

恐竜は人と比べて大きい生き物。
それは何となく皆感じている感想だと思います。
じゃあ、一番大きな恐竜は何なの?

それはアルゼンチノサウルスです。


【アルゼンチノサウルスの情報】
・なまえ   :アルゼンチノサウルス
・身長    :30~36メートル (大人の男性 21.1人分)
・体重    :80~100トン (20才代男性 1538.4人分)
・生息時期  :約9,620万から約9,219万年前
・生息エリア :南アメリカ大陸

長い首と太い足が特長です。
ブラキオサウルスなどと体の特徴は一緒ですね。

非常に大型ではあるものの、そこまで多く繁殖していたわけではなさそうです。
化石もほとんど見つかっていません。

【どれくらい大きいの?】
アルゼンチノサウルスの体重は、20歳の男性の平均体重と比べると、1538.4人分にもなります。
1538人が一緒に体重計に乗るイメージはわきませんよね。
なら、現代の一番大きい陸の生き物と比べるとどうなんでしょうか?

現代の陸で生きる最大の生物は「アフリカゾウ」です。
このアフリカゾウの体重は5.5トンほど。
なんと、アルゼンチノサウルスはアフリカゾウ18頭分の体重を持っています。

ちなみに、アルゼンチノサウルス以上大きい生き物は地上では生きられないのではないかと言われています。

【足は速かったの?】
一番大きな生き物です。
一歩はものすごく大きかったはず。
足は速かったのでしょうか?

結果は「遅かった」らしいです。
推測ですが、時速7キロメートルでした。
これは大人が早歩きをしたくらいの速度です。
この巨体にして、この速度はかなり遅かったと言えます。

【骨も巨大!?】
実はアルゼンチノサウルスの全身の化石は見つかっていません。
一部の骨から大きさを推定しています。
この化石の大きさも最大級です。
1つの骨の大きさが155cmもありました。
これは13歳女性と同じ大きさです。

【何を食べていたの?】
アルゼンチノサウルスは草を食べていました。
長い首で高い木の葉っぱも食べられていたのではないでしょうか。

【天敵はいたの?】
人間は体が大きければケンカにも強い。
そんな傾向がありますが、恐竜ではどうだったのでしょうか?
そもそも、肉食恐竜に見つかりやすい大きな体。
そして、逃げ切れる事はない遅い足。

ただし、その巨体を活かしてそこまで襲われなかったのではないかという説があります。
力も強ければ、あまりの巨体ゆえに攻撃もしにくかったのでは!?
それでも、弱った個体や高齢・幼い個体などは狙われたのではないでしょうか。

【名前の由来は?】
アルゼンチノサウルスは「アルゼンチンのとかげ」という意味です。
とても大きなトカゲですね。
ちなみに、化石はアルゼンチンで見つかっています。

【歴代最高の心臓と筋肉を持っていた!?】
歴代でもっとも大きな体を有するアルゼンチノサウルス。
大きな体全体に血をめぐらせる為には非常に強力な心臓を持っていたと考えられています。
また、最大100トンの体を支える筋肉もかなり強力であったとされています。


歴代で一番大きな生き物「アルゼンチノサウルス」を紹介しました。
大きいなりに早く動けなかったり大変だったのでは!?
そんな思ってしまいます。

だったら、アルゼンチノサウルス同士のケンカはあったのかな?
もし、あったらスゴイ迫力だと思います。

こんな変な想像をしながら、今回は終わります。

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