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子どもの「?」はこうして生まれ、自然と「探究」へと繋がっていく

今回の記事は何としても残さなければならない!と謎の使命感を持って執筆している探究BASEのかつやです。
(後世のために!!)


友達家族とプールに遊びに行った時のことです。

息子(小3)が水中で口から漏れる空気の塊を見て
「何で水中では空気は丸っこい形なの?」

こんな激ムズの「?」に当然答えられるわけもなく
「何でだろうねぇ?帰ったら調べてみようか。」
と言うことしかできませんでした。

息子は何度も水中に潜りながら、またある「?」が浮かんだ模様。
「何でプールの壁に、小さな空気の塊がくっついてるの?」

どうした!?なんて日だ!!??
これまた激ムズの「?」に答えられませんでしたが、
「これってお風呂の浴槽にもくっついてるよね?」とか
「何でくっついてるんだろうね?逆にくっつけることできるんかな??」
と「?」を深める問いを投げてみました。


すると何と!ここから彼の探究が始まりました。


まず水中に潜って、プールの壁に向かって息を吹きかけてみました。
少し遠いと感じたのか、今度はかなり近づいて吹きかけてみます。
「全然くっつかないなぁ。空気の塊が大きすぎるのかなぁ?」

父は
「プールの壁にくっついてるものと比べて何が違うんやろ?」
と、さらに問いかけてみます。

「大きさがもっと小さいかも!!」
今度は手を使って、水面から水中に向かって素早く動かし、先ほどよりも細かい空気の塊を作って壁にくっつけてみようと試みます。

何度も何度も試しましたが
「全然くっつかないなぁ。」

ものすごく悩み考えている様子。

父は
「壁にくっつく場所って何が違うんやろ?」
と、さらにさらに問いかけてみます。

すると今度は「空気の塊がくっついている場所調査」が始まりました。
壁の「濃い青」の部分と「薄い青や白」の部分
コースロープ
プールフロア(プールの水深を調整する台)の下
人の身体


いろんな場所を見つけては、手で空気の塊を作り出し、くっつくかどうかの実験を繰り返す。
しかも何度も何度も。

そこで1つのある仮説が浮かぶ。
「もっと細かい空気の粒を作る必要があり、水中が静止している状態(穏やかな状態)である必要があるかも。」


この時点で息子の探究は終了。
また遊び始めました。

帰りの車の中で、
「夏休みの自由研究、これでも良かったなぁ!」と言うと、
「そうかも!めっちゃ面白かったもん!!」と返ってきました。


今度、水と空気の関係について書かれてある本でも買ってこようかと思います。


探究中の息子は、とんでもなくキラキラしていました。
探究するのに必要なことは、
好きかどうかじゃなくて、
夢中になれるかどうかであり、
「?」が生まれるかどうかなんじゃないかと思います。

あとは大人が
「問い」をかけられるかどうか。
何かを「教える」のではなくて
一緒に悩み、考え、問うこと。

それだけで子どもの目はキラキラと輝きだす。

そしてこの経験の積み重ねによって
「想像(創造)力」
「課題発見力」
「批判的思考力(クリティカルシンキング)」
などの力が身につくんじゃないでしょうか。
あとこれも忘れてはならない。

「おもしろがる」こと。
これも立派な能力です。


やっぱり子どもって面白い!
可能性がありすぎてニヤニヤしちゃう!!笑

これだから「探究」ってやめられませんわ!!
ガハハハッ!!



最後まで読んでくれてありがとうございました!!
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