子宮頸がんと診断される前

私が子宮頸がんと診断されるまでは
とってもきれいな「流れ」がある。

陽性だと知らされた

ある時期仕事を辞めた。
転職した。
その転職先の入社前の健康診断で、
ついでに子宮頸がんの検査もした。

入社して数週間後に
検査機関？（以下保健センター）から連絡があり、
「検査が引っかかったので検査を聞きに来てください」
そう伝えられた。

そして、指定の日時に
健康センターに行くと
子宮頸がんの陽性結果が出た。
紹介状をかくので大きな病院に行くように。
そういうことを言われた気がする。

どういうわけだったか覚えてないが、
次の週にもう一度行った。
その時に、病院を指定した。
保健センターで紹介もできたそうだが、
私は家族に相談し、いくつか候補が上がり、
とある一つの病院に決めた。

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正しい診断は大学病院に行ってから
そういった旨を伝えられたので、
まだ、この時点での診断は
確定ではないらしい。
ただ、かなり確定に近い
というニュアンスだった。

私はこの保健センターを訪れた次の日
彼氏に振られた。
癌かもしれないと伝えた次の日に
振られた…

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気持ちのへこみ

やっぱり感情としては
ショックが大きく、
転職したばかりでこれから
頑張ろうと思っていたのに、
出鼻をくじかれた。

関係ないとはわかっていても
今まで悪いことしたのかな、
とか考えたりもした。

まだ正確な診断ではないとわかりつつ
やっぱり気持ちは沈んで
転職したばかりの仕事を頑張れないことが
一番つらかった。

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今思えば

辛いというかパニック。
心をどこに持っていけばいいか
わからなかった。

仕事が新しくなったばっかりなのに
心配事が増えて、
職場に迷惑かけてしまうことの負担が大きかった。

それがしんどさの８割くらい

健康は取り返せないとわかっていても、
転職した仕事がどうなるかの方に
心が持っていかれてた。

健康に集中するべき時期で
人や社会に甘えてもいいよ～
って過去の自分に伝えてあげたい。

とはいえ、
もう一度、新しい病気になったら
もう一度、不安に押しつぶされて
病むと思う。

病気の時に心も病むのは
仕方のないこと。

でも、健康と天秤にかけて
勝てるものはないから、
今の状況は、感情は
自然なものって言い聞かせて、
できるだけ休息を

ありきたりだけど
自分を大事に